原稿書いてないんだが、ぶっつけ本番で反原発の連続ツイートを始めます。
RT @VegaltaHoppy: @Yamakawakenichi 結局、今最大のストレスってそれですよね?何かあっても伝わらない。伝わったときは既に遅し…だから山川さんを頼ることに なる。
ぼくは一作家であって、記者の方々のような取材もしてないので、皆さんと同じ分量の情報しか持ってません。間違ったことをツイートすることも多いです。 ただ「ものの見方」を提示しているだけです。「原発のない世界の編集の仕方」というか。
VegaltaHoppyさんがおっしゃるように、テレビも新聞も何も伝えませんが、多くの人々の間で東電福島第一の4号建屋のことが、深刻な不安の源になっている。昨夜のような暴風や小さな地震でも、あれが倒壊すれば日本は終わりです。
しかもその「終わり」のシナリオにも、かなりの幅がありそうで──良心的な専門家の間でも意見が分かれています。地球の北半球が終わりだとする説や、九州まで逃げれば大丈夫だという説までありますが、深刻な汚染に巻き込まれることだけは事実です。
家族や親しい友人、学生達には、ぼくは以下のことを言ってます。
1.情報はテレビや新聞からは得られないので、ネットをチェックすること。
2.4号機の原子炉建屋の倒壊が報じられたら家には戻らずに日本海側もしくは西に逃げろ。
3.クルマの燃料は常に満タンに。
「4号機の原子炉建屋の倒壊」という悪夢のような未来が近いかもしれない状況下を生きていくぼくらには、日々、あるいは瞬間瞬間、大きなストレスがかかっている。だからこそ、ヴィジョンが必要なのだと思います。
ところで、建屋の倒壊よりも危険なのが、使用済み燃料プールの下部コンクリートにヒビ割れが発生し穴が空く場合だそうです。燃料がプールの中に整列した状態のまま冷却水が減少し、空気中にさらされていくことになる。使用済み燃料プールが原子炉を同じような状況になってしまう。
「4号機建屋の倒壊より怖い現実」→http://bit.ly/HhwEDD
しかし、燃料プール下部に亀裂が入る可能性って、案外と高いのではないかと思う。こんな写真を見ると。→http://bit.ly/wSC2PV
夫婦のどちらがどの子供の責任を持つか決めておくべきだと思います。
RT @planetta321: 分かってはいるけど、妻と共働き、子供3人は保育園、小学校、中学校と、皆物理的に離れてしまってるのがほとんど…(´-ω-`)
それからある程度の現金を銀行ではなく手元に置いておくことだよね。
RT @natsu11nov: @Yamakawakenichi やはりパスポートは持ち歩いたほうがいいですか?ちょっと遠めな場所に行く時は持って行きますが、普段は貴重品と共に自宅待機なのです。
東電福島第一がそんな状況の今、意図的にがれきを拡散したり原発の再稼動の画策をするなど、言語道断の蛮行であり許されることではありません。
東芝は「原発は今後も不可欠」として、新設認可の米で次々受注。「15年度までに自社とWHをあわせて39基の原発を受注。年間売上高1兆円を達成する目標を掲げた」のだそうだ。太平洋が汚染され続けているのに、正気か?
http://bit.ly/HkXqfB
fancy_karate@Yamakawakenichi いつも有り難うございます。野田首相、今日閣僚会合で大飯原発再稼働にGOサインを出す模様→http://j.mp/Hm9Y5Q 6日(金)18時~大規模な首相官邸前抗議あります。良ければ拡散願います→http://j.mp/Hm9Y5N
ポリスに
「体制にはシンパシィなんかない」という歌詞の曲があった気がするけど、あれは何という曲だったかな。今の日本はまさにそんな感じ。
被爆国である日本が原発を持つ理由の大きな一つに、「核エネルギーの平和利用」というのがありました。これは当時、説得力があっただろうと思います。しかし政府はその裏で核兵器の所有を目論んでいたわけだ。そして今や日本は原発を輸出をしている。原発を輸出は金儲けという以上に、結果的に核抑止力を暗黙裡で担保している。
核の平和利用?
二度とそんなことは言わせない。
インド南部タミルナド州クダンクラムで今年の3月23日、民生用原発の運転開始に反対する住民ら約500人が地元警察に逮捕された。クダンクラム原発は2004年末のインド洋津波で被災したインド最南端の沿岸部にある。 州政府は当初運転開始に否定的だったが、インド中央政府の再三の要請を受け、19日に運転開始を認める方針に転換した。
反対運動をする人々が当局を批判する集会を開き、デモ行進しようとしたところを一斉に逮捕された。 逮捕者には地方政党の指導者も含まれているという。
http://bit.ly/GIQyWL
東電にも、東芝のセールスマンにも、倫理や良心なんてものはない。
「金が儲かるシステムを構築し金を儲けつづけろ」というコマンドだけが入力されたPCみたいなものだ。
なんで、こんなことになるのだろう?
この頃よく思うのだが、西欧で形作られた「民主主義」とその経済システムである「資本主義」は、人類にとって最終の形態なのかもしれない。細部の手直しならともかく、これ以上に社会システムが進化することはあり得ないのではないでしょうか。
だがいずれにしても、社会体制や経済システムを変革するなんて悠長な時間はぼくらに残されてはいない。明日地震が起きて、4号機建屋が倒壊するか燃料プール下部に亀裂が入ればそれでアウトなのだから。だから今のこのシステムの中で戦うしかない。
インドの話に戻る。インドと言えばイギリスを相手に植民地闘争をして、しかも勝った国だ。ガンディーの末裔達の国です。そのインドでは昨年8月から10月にかけて、学校での原発推進教育開始に抵抗し2500人の児童が不登校。役人の訪問に合わせて一斉に民家で黒旗掲揚した。
彼らは小切手受け取りを拒否し、7千人以上が数ヶ月リレー式ハンストを敢行した。こうした反原発の戦いがずっと維持され、今回の500人とも650人とも言われるデモ参加者の逮捕につながったのだろう。
http://bit.ly/HVq6wN
インドの反原発の戦いが実際にどのようなものであるのか、ぼくは知らない。だが
「2500人の児童が不登校」「一斉に民家で黒旗掲揚」「7千人でリレー式ハンスト」と聞くと、凄いなぁと思う。見習いたいものである。
「民主主義」とその経済システムである「資本主義」の枠の中でも、このインド方式なら十分いけるのではないだろうか? その根底にあるのはやはり、マハトマ・ガンディーの非暴力主義だろう。
マハトマ・ガンディーとは、ぼくが言うまでもなくインド独立の父であり、「マハトマ」とは「偉大なる魂」とい」う意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたガンディーの尊称です。
現在のインドの人々が、偶然あんな戦い方ができたのだとうは、ぼくには到底思えない。その時の流れの向こうに非暴力、不服従を生きたマハトマ・ガンディーの存在があるからこそ、あの粘り強い戦いを維持できているのではないだろうか。
ぼくらもインドに続きたいものだ。
ところでマハトマ・ガンディーの非暴力主義に強い影響を与えたのは、実はレフ・トルストイである。ドストエフスキーのライバルだった『戦争と平和』のあのトルストイね。若かったガンディーがこのロシアの文豪にファンレターを出して、2人は文通してたらしい。
「トルストイ(82)から、ガンディー(40)への手紙」↓
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19100907
『アンナ・カレーニナ』を書き終える頃からトルストイは人生や社会ってものに疑問を感じ始め、自殺まで考え、原始キリスト教的な世界に辿り着く。それからは作家の立場を捨てて、この教義を広める思想家・説教者として活動するようになった。
トルストイは政府を非難する文章を公表しつづけるのだが、たとえ反政府運動であっても暴力は認めなかった。ロシア正教会についても「国家権力と癒着してキリストの教えから離れている」と批判し、自分の小説も含めた従来の文学は上流階級のためのものだとして否定したのである。
そしてトルストイは遂に『復活』を書く。
「貴族とかつて恋人だった女の、贖罪と魂の救済を描き、それを通じて社会の偽善を告発する」(Wiki)物語だ。
同時に反政府反ロシア正教会の小説でもあり、その印税は政府に迫害されていたドゥホボル教徒の海外移住のために寄付された。
ドゥホボール派のことをぼくは詳しくは知らないが、ロシア・ウクライナに起源を持つキリスト教の教派で、神秘主義・絶対的平和主義・無政府主義の傾向が強く、共同農業生活を送っていたとのことです。18世紀またはそれ以前に農民の間から現れた。
多くの信徒が政府と協会からの弾圧を逃れて、19世紀末にカナダへ亡命した。穏健な非暴力主義者達で、ロシア正教会から「分離派(ラスコーリニキ)」と蔑称されていた。ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公、ラスコーリニコフはここからとられているわけだ。
ロシアのドゥホボール派からレフ・トルストイへ、『復活』を書いた文豪から南アフリカで民族解放運動をしていた若きマハトマ・ガンディー へ、そしてこの独立の父から現代の反原発のインドの人々へと、「非暴力」のバトンリレーが維持されてきたわけだ。
- 復活 (上巻) (新潮文庫)/トルストイ
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今夜ぼくが言いたいのは、そのバトンをぼくらが受け取らなければならないのではないかということだ。民主主義と資本主義経済の枠の中で、非暴力と不服従をつらぬく。それ以外に方法はないような気がします。
今夜も長くなり、すみませんでした。これで反原発の連続ツイートを終わります。直接ツイッターに打ち込んだので、タイプミスとかあるかと思います。読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。
(4月5日未明のツイートより)