東北芸術工科大学芸術学部「文芸学科」のサイト です。ブログ「文芸物語」 もお読みください。

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山川 健一著者ページ


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2016-06-16 00:38:05

作家デビュー40周年特別企画「山川健一デジタル全集」刊行!

テーマ:イージー・ゴーイング
今年、作家デビュー40周年になります。『群像』でデビューしたのが、23歳だったので。

作家デビュー40周年特別企画として、7月1日に「山川健一デジタル全集」を刊行します。85冊、同時発売です。共著やCDブック、翻訳などを除き、ぼくのすべての小説とエッセイを電子書籍化する、文字通り「山川健一デジタル全集」です。準備にほぼ1年かかり、今、最後の作業をしています。

版元や価格などの詳細情報については、7月1日に各社からプレスリリースが出ますので、その後、このブログでも報告します。

books


さてそれで、全集刊行記念と誕生日のパーティを、友達の彰二丸(元タイマーズ)が神田にオープンしたばかりのライヴハウスで行います。みんなが「やろうぜ!」と言ってくれたので。いや、持つべきものはロック仲間だと感謝しています。みんな、来てね!

□山川健一デジタル全集 刊行記念バースデーライヴ
出演/Rudie's Club Band

日時 
2016年7月8日(金)
19:00 OPEN / 19:30 START

19:30~19:50 
トーク 山川健一 VS 野上勇人(東北芸術工科大学文芸学科)
20:00~ 
Rudie's Club Band

会場
The SHOJIMARU 東京都千代田区神田須田町1-4-6 吉川ビルB1
TEL 03-6206-9596
HP http://fukumarurec.wix.com/shojimaru
Facebook https://www.facebook.com/THESHOJIMARU/

料金
¥3,000- プラスドリンクオーダー

PS デジタル全集のカッコいいポスター作るからさ、楽しみにしててね。
2016-06-15 02:50:54

石川忠司『吉田松陰 天皇の原像』を読んで思い出す何か大切なもの

テーマ:イージー・ゴーイング
 いま、東北芸術工科大学の教員宿舎である。今日は研究室に文芸学科の1、2年の学生達が20名ほどやって来て、椅子が足りないので何人かは床に座ったりして、彼らが出そうとしている同人誌の相談にのってあげた。1年生には2時から5時近くまで講義した後なので、ぼくらはいったい何時間いっしょにいたことになるのだろう?

 その後、教員仲間の石川忠司がやって来て、最後はいつものように2人でいろいろ話し、解散した。明日も明後日も一緒である。
 今日はそんな石川忠司の新刊『吉田松陰 天皇の原像』を紹介したい。この本は藝術学舎から吉田松陰についての本を出したいと思い、しかし自分では書けないので石川忠司に頼んで書き下ろしてもらった本だ。

 原稿をもらった時、実に面白いと思った。さすがだな、と。「人民や藩士が直接天皇に忠誠を尽くす行為は許されず」というあたりから説き起こし、かつて「仁」をひっくり返したのと同じ手さばきでこれまでに言われてきた松陰の天皇像をひっくり返し、明治の天皇像の二重性から一気に現代にまで論を通している。石川忠司の仕事の中でも、これはかなりいいものだと思う。ぼくはこの本のいわば担当編集者で、立場的に本を売ることばかり考えていたのだが、改めて松陰の思想の過激さ、危険さに触れ、身の引き締まる思いがした。それから個人的には、三島由紀夫は松陰から一直線だったのかなと思ったのであった。

 明治維新以降、長州すなわち山口県出身の政治家達は(安倍首相もその1人だ)、松陰をさんざん利用してきた。そういう輩から本来の松陰を取り戻したの本書である──と、ぼくは断言したい。
 ところでぼくは本書に「解説」を書いた。

<彼の批評は年齢を経るにつれてむしろ若々しいロジックの煌めきを獲得し、余計な肉を削ぎ落とし、芭蕉的な大きな世界に挑むようになってきている。そのことに、ぼくは密かに驚嘆する。
 本書にぼくは編集者として関わっているわけだが、公平に見て、この決して長くはない吉田松陰論は批評家・石川忠司の現在における到達点を示しているのではないかと思う。しかし、芭蕉的に余計なものを削ぎ落としたロジックの煌めきからは、たとえばNHKの大河ドラマでも扱われた吉田松陰という人の生涯のエピソードがほとんど省略されている。
 そもそも原稿をくれた時、タイトルが付けられていなかった。
「タイトルは?」と怪訝な顔でぼくが問うと、
「あんたに任せる」という返事であった。
 お前はタイトルまで省略するのかよ、とぼくは思ったのであった。
 仕方なくぼくがいくつものタイトル案を考え、石川忠司が選んでくれたのがこの『吉田松陰 天皇の原像』である。
 そういうわけで、吉田松陰に興味を持ち本書を手に取って下さった読者の方々に、松陰の生涯の紹介を「田山花袋」的に補うのがこの原稿におけるぼくの使命だろうと思う次第である。>

 石川忠司とぼくは志を同じくする同志みたいなもので、仲はいいと思うのだがしばしば喧嘩する。いっしょにやった講演会でも喧嘩になり、研究室での議論は日常茶飯事で、実は昨日も電話で怒鳴り合ったばかりだ。なぜそんなにぶつかるのか。それはきっと、二人ともお互いに、もっと遠くへまで行けるはずだと信じているからだろう。

 さて、ぼくが伝えたいことは以下の通りです。
 是非とも石川忠司の『吉田松陰 天皇の原像』をお読みください。あなたは、石川忠司と罵り合った後のぼくのように、きっと何か大切なものを思い出せるはずだ。


吉田松陰 天皇の原像/幻冬舎

¥1,188
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2016-05-08 03:15:14

幸福で溌剌としたmyeahns(マヤーンズ)を聴いている

テーマ:イージー・ゴーイング
熊本、大分で大きな震災があり、従姉妹や友人が命からがら脱出した。
デヴィッド・ボウイが逝き、プリンスが逝ってしまった。
友人の作家、松智洋さんの訃報に接し、茫然としたまま時が流れていく。松さんはまだ43歳で、お子さんも小さく、作家として新シリーズをスタートさせたばかりだった。自分としては、どうにも受け容れがたい。

受け容れがたいことばかりである。

そんな時間の流れのなかで時々、友人にもらったmyeahnsを聴いている。マヤーンズ、と読む。
http://myeahns.net/

myeahns/myeahns
¥2,000
Amazon.co.jp



3ピースの若いロックバンドのマージー・ビートから感じるのは、彼らの音楽がまぎれもなく「生」の側に属しているということだ。人生なんてどうせ一炊の夢だよなと思いながら、溌剌としたそのサウンドに身を任せる。いいバンドである。ハモニカが聴こえたりすると、にやりとしてしまう。

ミュージックはいいね
コンサートはいいね
"生"ならなお気持ちいいね
空間的なトリップ
熱狂しちゃう
あのバンドが登場するんだ
          "デッカバンド"myeahns


myeahnsのアルバムジャケットは写真ではなく絵なのだが、それを描いたのが「rock star」という小さな画集を出しているHiromiさんだ。このアルバムジャケットを描いたことがきっかけになったのかどうか、最近またロックミュージシャンの絵を描いている。
http://ameblo.jp/sweet-bluestar

myeahnsとHiromiさんのコラボレーションは、秀逸だと思う。音楽と絵画が互いに相手を尊重していることが感じられて、リスナーのぼくらも幸福な気持ちになれる。

興味のある方、是非ともお聴き下さい。


PS この頃ブログを更新してなくて、申し訳ありません。ぼくはなんとか元気です。7月頃、「山川健一デジタル全集」という、電子書籍の全集を刊行する予定です。同時にに85冊(だったかな?)の刊行で、その作業に忙殺されています。時期が来たら詳細をお知らせします。
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2016-04-23 04:12:03

プリンス、さようなら。

テーマ:イージー・ゴーイング
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プリンスが逝ってしまった。来日した時、打ち上げのパーティが新宿であり、こみあった会場で席が空いていたので座ったらワーナーの人が飛んで来て、「そこはプリンスの席だから詰めてくれ」と言われた。しばしたらプリンスがやって来て本当に僕の隣りに座り、挨拶ぐらいはしたのだが非常に緊張したのをよく覚えている。その後、横浜のクラブで小さなギグがあった。

プリンスは音楽と生命と性のエネルギーの塊のような人だと思っていたので、その死が信じられない。まだ57歳なのだ。残念でならない。エレベーターの中で倒れていたのだそうだ。山形の宿舎で、ずっとiPhoneでプリンスを聴いている。今日は早朝から学生と研修旅行なのだが眠れない。

ミック・ジャガーはプリンスの死について「本当に悲しい。プリンスは革新的なアーティストで、素晴らしいミュージシャンであり作曲家だった。独創的な作詞家で、類まれなギタリストだった。彼の才能は無限だった。この30年で最もユニークで刺激的なアーティストの1人だった」と言っている。

「彼は多くの音楽の様式をぶち壊し、数多くのスタイルを発明した。彼自身もついていけなかった。きわめて多作だったね。これはめずらしいんだ。たいていは3曲書いたら後はその繰り返しだ。プリンスは作曲家としても豊かな才能を持っていたし、プリンスの凄いパフォーマンスも見てきた。他の誰にも真似のできない演奏だった。僕は、彼は最高だと評価している。彼と肩を並べるような新しいアーティストは見当たらないと思うね」(ミック)

プリンスがサンフランシスコの公園で、女物の下着を身に着けて歌っているのを見て、ミックは彼をストーンズの前座に起用した。「プリンスは今に凄くなる。今その良さが分かっているのは俺だけだけどな」と言った。

だがそのフロントアクトはさんざんで、キャベツが投げつけられたりした。そのコンサートを、僕の友人が観ている。ストーズの楽屋を訪れたデビッド・ボウイが、トイレで泣いているプリンスを見かけたのだそうだ。そのボウイも、もういない。

淋しく、悲しく、ヤケクソの気分である。僕らはプリンスもボウイもいない世界でこらからも生きていかなければならないのだ…。ああ、もう夜が明ける。
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2016-03-11 16:06:42

花のような笑顔を

テーマ:イージー・ゴーイング
東日本大震災から5年。犠牲になられた皆さんに改めて哀悼の誠を捧げたいと思います。

傷は今なお深く、東北芸術工科大学には東北地方の学生が多いので、シリアスな話もたくさんあります。

でもぼくらは、前を向いて歩いて行かなければと思います。

結局のところ原発を廃止できなかったぼくら大人の世代に、「あきらめる」という選択肢は許されてはいないのですから。

希望はあります。

どんな時にも、周囲の人々に花のような笑顔を!
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2016-03-11 15:53:24

高校生の皆さんのための春休みストーリー創作講座

テーマ:イージー・ゴーイング
東北芸術工科大学の文芸学科では、3月26日(土)に高校生を対象にしたストーリー講座をやります。
10:00~16:00までなので、東京からも日帰りできます。というか、最初は一泊二日にしようという案もあったんだが、都内から来た人も日帰りできるようなスケジュールにしました。
仙台駅、山形駅から無料バスを運行、無料特別ランチ付き。
ま、ぼくらと一緒に昼飯を食べようよ、ということです。
物語やストーリーを作るにはコツというか、ある種のロジックがあって、そのサワリを伝授しようという試みです。
小説家志望の人だけではなく、漫画家志望の高校生も来てね。
じつは文芸学科の学生で、既にプロの漫画家としてデビューした人もいます。
小学館が発行している月刊サンデー『ゲッサン』で、吉川皓也君が 53回GET THE SUN新人賞に佳作入選し、デビューしたんだよね。「ふたりの日曜日」(2015年1月号ゲッサンmini+②)、「いい日」(2015年6月号ゲッサン6周年特製四齣漫画小冊子) 、「甘い生活」(2016年1月号ゲッサンmini-⑥)と、3作発表してます。

http://gekkansunday.net/shinjinsho/kekka53.html

http://blog.tuad.ac.jp/bungei/?p=74


今回の「春休みストーリー創作講座」のポスターを書いてくれたのは新3年生の相馬香織さんだし。




創作講座

他にも漫画志望の文芸学科生がいます。
あ、ぼくらは絵のほうは教えられないよ。教えられるのはストーリーのほうです。

話がそれたが、とううわけで「物語・ストーリーを考えたい高校生、集まれ!春休みストーリー創作講座」をやるので、是非いらして下さい!


物語・ストーリーを考えたい高校生、集まれ!春休みストーリー創作講座

開催日時 2016年3月26日(土)10:00~16:00
参加費  無料(特別ランチ付き)
応募条件 本や漫画を読むのが好き、自分で書いたり、物語を空想することが好きな高校生
会場 東北芸術工科大学 図書館(〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5)
持ち物 筆記用具、メモをとるノート


スケジュール

9:45  集合、受付
10:00  開会、オリエンテーション
10:30 『長編ドラマをつくる(ワーク)』
…長編ドラマの基本的なパターンについてご説明した後、パターンに添ってアイデアを出し合いながらドラマを完成させていきます。先生と大学生スタッフが丁寧にサポートします。

11:50 午前の部 終了、昼食 …昼食は特別ランチをプレゼント。
13:00 『ショートストーリーをつくる(講義)』
…2つの「異質なことば」を組み合わせてショートストーリーに発展させていきます。まずは先生がレクチャーを行います。

14:00 『ショートストーリー(ワーク)』
…レクチャーに沿って、午前中のワークショップと同様にアイデアを出し合いながら、ショートストーリーを完成させます。
16:00 閉会


創作講座の概要と目標

長編はパターンを覚えて、そこにさまざまな自分の経験を盛り込んでいけば、ある程度まとまったものができますが、短編(ショートストーリー)の場合、「作品」としての自立性が高いため、より論理性と構築力、発想力が求められます(長編のワークを午前中に行うのはそのためです)。

「長編ドラマをつくる」では『ストーリーの文法』を、『ショートストーリーをつくる』では「アイデアの発想の仕方、論理的な展開の仕方」を身に付けていきます。


仙台駅、山形駅から無料バスを運行!

仙台駅と山形駅から会場までの無料バスを運行します。仙台便は事前予約が必要です。講座と併せて予約してください。なお、乗車場所は右図を参照してください。

●行き
・山形駅→本学 8:55→9:10 | 9:35-9:50
・仙台駅→本学 8:30→9:40

●帰り
・本学→山形駅 16:15→16:30
・本学→仙台駅 16:15→17:25


お申込み・お問い合せ

【 氏名/学校名/学年/電話番号/メールアドレス 】を明記して、メール・申込みフォーム・電話のいずれかの方法でお申し込みください。

・メールでのお申し込み先
東北芸術工科大学 春休みストーリー創作講座担当
nyushi@aga.tuad.ac.jp

▼申込みフォーム:https://emob.jp/m/fi.php?d=1&i=6772&a=tuad


大学の紹介ページはコチラ です。
http://www.tuad.ac.jp/2016/03/56222/
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2016-01-27 18:57:34

「人生の約束」の書店の写真

テーマ:イージー・ゴーイング
各地の書店に並べられた「人生の約束」の写真です。送って下さった皆さん、ありがとうございます。

横浜日吉
横浜日吉


富山
富山

新宿
新宿


南新宿
南新宿

国分寺
国分寺


恵比寿
恵比寿

名古屋
名古屋


吉祥寺
吉祥寺

横浜みなとみらい
横浜みなとみらい

研究室
ついでに、東北芸術工科大学のぼくの研究室です。
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2016-01-27 18:26:53

映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」を観た。

テーマ:イージー・ゴーイング
新宿ピカデリー で、ドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」を観た。
満席だった。泣いている人もいた。
あらためて、素晴らしいミュージシャンだったと思う。


ボウイ


 かつて書いたぼくが書いた小説の中の、彼の新譜をかけるシーンです。

 ぼくは<グレース>へ来る前に買ったレコードをヒロシにかけてもらうことにした。レコードを買うとまずこの店でかけてもらうのが、ぼくの楽しみのひとつになっていた。
「ボウイーの新しいやつか。こいつもレゲエやってるんだってね。<ロジャー>って、邦題は<間借り人>っていうんだろう。どういう意味なんだい?」
「つまり、おれたちは皆、間借り人なんだってことだと思うよ。生きてるってことが、間借りしてるってことなんだってボウイーは言ってるのさ。いつか出て行かなきゃならない、おれたちはいつか出て行かなきゃならない、そういうことなんじゃないか」
「OK、じゃかけるよ。おい恵子、このレコードかけてくれ」
 ぼくらはビールを飲みながら、ボウイーの苦しそうな歌声を聴いた。
 広い窓ガラスの向こうの空気は、少しずつ淡い水色に染っていった。すぐに夜がやってくる。恵子が路上に出してある看板に明かりを灯す。
「さよならの挨拶を」(中央公論社 1981.11)より
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2016-01-18 07:11:56

渋谷道玄坂で「人生の約束」を観た

テーマ:イージー・ゴーイング
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渋谷道玄坂のTOHOシネマズで、「人生の約束」を観た。ラッシュや試写で観ているのだが、一度は映画館で観ないとなと、思って。ほぼ満席で、前から2列目の座席しか取れなかった。

後半の、祭りのシーンの映像美に改めて感動した。フェデリコ・フェリー二の「アマルコルド」を思い出した。やはり、石橋冠は素晴らしい。

映画が終わり、後ろを振り返ると、大勢の人達が泣いていた。皆で一緒にその世界を体験するところが読書とは違うなと、改めて思った。

もう一度ぐらい行こうかな。
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2016-01-14 12:45:17

「人生の約束」の広告と特集

テーマ:イージー・ゴーイング
「北日本新聞」に広告が掲載され、映画の特集が組まれました。
{754B8457-3DBD-4C6F-B621-E7416D7B8DDE:01}


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