東北芸術工科大学芸術学部「文芸学科」のサイト です。ブログ「文芸物語」 もお読みください。

$イージー・ゴーイング 山川健一-amazon
山川 健一著者ページ


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2012-05-12 21:14:37 posted by yamaken

大人の麦茶第十九杯目公演にRCBのヨージが出演しています。

テーマ:イージー・ゴーイング
ぼくといっしょにRudie's Club Bandをやっているギターの石澤瑤祠が、お芝居に出演しています。もう始まってます。5/15まで、紀伊國屋サザンシアターです。皆さん、是非とも観てやってください!

大人の麦茶第十九杯目公演
『B・B~bumpy buddy~』(ビービー バンピィ バディ)

紀伊國屋サザンシアター
5/9~5/15
全席指定:6,000円(税込) 当日:6,300円


イージー・ゴーイング 山川健一-芝居


公演スケジュール などは
http://gekipro.com/Gekipro/stage/?id=36

作/演出            
塩田泰造                  

出演:                      
池田稔
中神一保
並木秀介  
和泉宗兵 
宮原将護
岩田有弘(劇団秘密兵器)
石澤瑤祠

保田圭 
須藤茉麻(Berryz工房) 
夏焼雅(Berryz工房)
宮本佳林(ハロプロ研修生) 
肥後あかね


プロデューサー               
丹羽多聞アンドリウ(BS-TBS)/佐々木淳子          
主催
大人の麦茶/BS-TBS/アップフロントエージェンシー  
2012-04-28 00:39:07 posted by yamaken

未来へ羽ばたく天使達の翼を、これ以上傷つけたくない。

テーマ:イージー・ゴーイング
ぼくは武田邦彦氏のブログを定期的に読んでいるが「あと3年・・・日本に住めなくなる日」 は衝撃的だ。 http://takedanet.com/2012/04/32015331_272e.html


三重県の外部からの被曝が1年5ミリになるのは、2012年1月から3年4ヶ月後となります。つまり、2015年4月1日になると、三重県には住めなくなるという計算結果です。

1年5ミリというと成人男子でも白血病になったら「労災」が適応される線量です。つまり、日本国は「1年5ミリの被曝を受けたら、白血病になる」と認定してきたのです。もちろん、現在の日本政府は知らない顔をするでしょうが、これは厳然とした事実なのです。また電力会社の従業員も1990年ぐらいから1年1ミリに自主規制してきているのですから、1年5ミリの場所に子供も一緒に住むわけにはいきません。

また、三重県はほぼ日本の平均的な線量率ですから、ほぼ日本に住めなくなることを意味しています。このブログでも再三、書いてきましたし、国会の委員会でも参考人で述べましたが、「福島の除染、汚染された野菜、瓦礫の運搬」を続けていると、日本には住めなくなります。
(武田邦彦氏のブログより引用)

あと3年。
東日本だけではなく、日本全体が住めなくなる?
どうすればいいのだろうか。
もっとも、3年以内に地震がありそうだ。
危機が目前に迫っている……
いや、ぼくらは危機の真っ只中にいる。

汚染された野菜や瓦礫を移動していたら日本もっと早く住めなくなる。地震の活動期に再稼働など狂気の沙汰、民族的自殺行為だ。今でさえ、海外の人々には日本人は狂っていると思われているのだ。

武田邦彦氏の計算が正しいのかどうか、正直に言えば文系のぼくにはわからない。だが1つだけはっきりしているのは、ぼくら日本人が地球の民の一員として最善を尽くさなければならないということだ。

しかも、今すぐに!
北朝鮮のことを瀬戸際外交とか言うが、日本は瀬戸際そのものだ。

弱い放射能がまちがいなく有害であるということは、既に膨大な資料でうらづけられている。イギリスの女医アリス・スチュワート氏が、妊婦に対するX線診断が生まれた子供の小児ガンを5割も増加させていることを示したのである。アリスがこのことを発表したのは1956年だったのに、彼女の説がようやく定説となったのは1970年代半ばのことだった。

「アリス・スチュワートの信念」

http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2012/02/post-1ecd.html

「アリス・M・スチュアート(Alice Mary Stewart)について」
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/Alice_Mary_Stewart.html

マーガレット・ヘファーナンの『見て見ぬふりをする社会』でも、アリスのことが紹介されている。

見て見ぬふりをする社会/マーガレット ヘファーナン
¥2,100
Amazon.co.jp



低線量被曝の問題とは別に、震度7の首都直下型地震が来るという説も恐ろしい。4号機建屋が心配だ。小さな地震でもぞっとする。

日本にある54基(現50基)の原子力発電所のうち、稼働しているのは今は1つだけだ。そして5月5日に全ての原発が停止する。5月5日にほんとうに全ての原発が停止したら、今年からこの日は「子供を守る日」にしよう。そして鯉のぼりは、そのための旗にしよう!

福井新聞に、福島の子供達の声が紹介されているが、その中にこんな痛切な声があった。

「放射能でどうせ死んじゃうから、勉強しない」

昨年11月から今年1月に福島大の三浦浩喜教授(51)らのグループが福島県の教員に行った調査報告書の中の、ある小学生男児から出た衝撃的な言葉だ。

「将来がんになるかも」子どもに絶望感 進学、就職地元離れる(福井新聞)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/earthquakeafterayear/33416.html

@Yamakawakenichi  鯉のぼりを誓いの旗に 「子供を守る日」に 大賛成です 未来へ羽ばたく天使達の翼をこれ以上傷つけたくない
(空蝉@utsusemino)

@Yamakawakenichi こんなこと、絶対に子供達に言わせてはならないんですけどね。もう、悲しいやら、情けないやら、悔しいやら。同じ時代を生きる大人として本当に申し訳ない…。本当に本当に申し訳ない…。
(Erie@erina0217 )

ぼくもErieさん、空蝉さんとまったく同じ気持ちである。
未来へ羽ばたく天使達の翼を、これ以上傷つけたくない。


2012-04-17 08:20:54 posted by yamaken

危機に対するセンサー

テーマ:イージー・ゴーイング
原発の問題は、思想の問題である以上に、危機に対するセンサーの差異の問題なのかもしれない。例えば4号機建屋の倒壊、あるいは0・15という数字に対する危機意識のあり方が違うと、話はまったく噛み合わない。

相手がロックミュージシャンであろうが大学の教員仲間であろうが、学生であろうが、センサーの感動が違うと言葉はすれ違うばかりだ。

ぼくは個人的には、4基の原発が爆発してこの程度で済んでいるのは、むしろ奇蹟に近いと思っている。最悪の事態は回避され、だがそれはいつ起きても不思議ではない。

どれほど状況が切迫しているのかという情報を持っているのは、実はぼくらではなく政権担当者や電力会社だ。それでも彼らは再稼働を急いでいる。

今の日本で進行しているのは、歴史的に見てもきわめておぞましいことである。彼らには、少なくともそのことは自覚してもらわなければならない。今の支離滅裂ぶりを見ると、彼らに余裕などまったくないことがうかがえる。じつは彼らが、自らが犯している罪の重大さに怯えている証左ではないのか?



iPhoneからの投稿
2012-04-16 23:19:44 posted by yamaken

Rudie's Club Band、4月21日(土)に六本木でライヴ

テーマ:イージー・ゴーイング
Rudie's Club Bandの次のライヴは、4月21日(土)、六本木です。
考えてみれば、土曜日ってのも、六本木も珍しいかもね。
みなさん、是非ともいらしてください。


イージー・ゴーイング 山川健一-RCB
Rudie's Club Band

チープ祭りvol.2
音楽実験室 新世界 http://shinsekai9.jp/
東京都港区西麻布1-8-4 三保谷硝子B1
tel.03-5772-6767


イージー・ゴーイング 山川健一-新世界


4月21日(土)
OPEN 19:00/START 20:00
出演
CHEAP PURPLE
高速スパム
Rudie's Club Band

料金
2500 円+ドリンク代(予約) 3000 円+ドリンク代(当日)
 
Rudie's Club Bandはトップ、20:00からの出演です。

子供達を自由のままに
Oh My God Of Rock'n'roll
Please!!!
("God Of Rock'n'roll"より)



2012-04-15 05:30:18 posted by yamaken

ぼくらの祈り──再稼働阻止

テーマ:イージー・ゴーイング
 戦争をして2発の原爆を落とされ、東京も大空襲を浴びて国土は焦土と化した。
 戦後「核の平和利用」という仮面の下で、核兵器の所有が秘密裏に画策されたのは今や周知の事実である。
 原発のおかげでそれは事実上実現され、しかし今、福島で4基の原発が爆発した。
 それでも原子力ムラは大飯原発3、4号機の再稼働しようとしている。
 悲しいほどに愚かだ。

 4基の原発が爆発し、大地と大気と太平洋は汚染され続け、首都圏も危機にさらされている。地震や暴風がきっかけで4号建屋が倒壊すればさらにたいへんな惨事を引き起こす。そんな不安と戦う多くのごく普通の人々の、脱原発を求める悲鳴にも近い声を無視して、彼らは大飯原発を再稼働しようとしているのだ。

 京都府や滋賀県の知事も、やめてくれと言っている。
 去年の10月に出した「30キロ圏内の自治体を安全協定の対象に」との方針さえ無視して強引に大飯原発を再稼働するなど狂気の沙汰である。

 大飯原発の再稼働に関しては、民主党内も割れている。民主党原発事故収束対策プロジェクトチームは再稼働に慎重意見を出しており、谷岡郁子議員は「4閣僚会議の大飯再稼働方針は、歴史の汚点です。権力の暴走でもあり、また党内の民主的合意プロセスを封じるあり方は民主主義への挑戦です。最後まで戦います 」と言っている。

 ※民主党原発PTの状況(4/6~4/12朝)
 http://togetter.com/li/286916

 野田政権は党における議論さえ十分にせずに、なにがなんでも再稼働しようとしているのだ。なぜ? 5月5日に達成されそうな、原発ゼロの日を回避したいからだろう。原発なしでもこの夏を乗り切れるのだということを明らかにしたくない勢力によって、この内閣は使役されているのだ。
 現政権は愚かであることを超えて、原発ファシズムだと言われても仕方がないのではないか。

 ぼくらの祈り──再稼働阻止。


2012-04-05 02:51:31 posted by yamaken

トルストイからガンディーへ、そして311以降の僕らへ

テーマ:イージー・ゴーイング
原稿書いてないんだが、ぶっつけ本番で反原発の連続ツイートを始めます。 RT @VegaltaHoppy: @Yamakawakenichi 結局、今最大のストレスってそれですよね?何かあっても伝わらない。伝わったときは既に遅し…だから山川さんを頼ることに なる。

ぼくは一作家であって、記者の方々のような取材もしてないので、皆さんと同じ分量の情報しか持ってません。間違ったことをツイートすることも多いです。 ただ「ものの見方」を提示しているだけです。「原発のない世界の編集の仕方」というか。

VegaltaHoppyさんがおっしゃるように、テレビも新聞も何も伝えませんが、多くの人々の間で東電福島第一の4号建屋のことが、深刻な不安の源になっている。昨夜のような暴風や小さな地震でも、あれが倒壊すれば日本は終わりです。

しかもその「終わり」のシナリオにも、かなりの幅がありそうで──良心的な専門家の間でも意見が分かれています。地球の北半球が終わりだとする説や、九州まで逃げれば大丈夫だという説までありますが、深刻な汚染に巻き込まれることだけは事実です。

家族や親しい友人、学生達には、ぼくは以下のことを言ってます。

1.情報はテレビや新聞からは得られないので、ネットをチェックすること。
2.4号機の原子炉建屋の倒壊が報じられたら家には戻らずに日本海側もしくは西に逃げろ。
3.クルマの燃料は常に満タンに。

「4号機の原子炉建屋の倒壊」という悪夢のような未来が近いかもしれない状況下を生きていくぼくらには、日々、あるいは瞬間瞬間、大きなストレスがかかっている。だからこそ、ヴィジョンが必要なのだと思います。

ところで、建屋の倒壊よりも危険なのが、使用済み燃料プールの下部コンクリートにヒビ割れが発生し穴が空く場合だそうです。燃料がプールの中に整列した状態のまま冷却水が減少し、空気中にさらされていくことになる。使用済み燃料プールが原子炉を同じような状況になってしまう。

「4号機建屋の倒壊より怖い現実」→http://bit.ly/HhwEDD 
しかし、燃料プール下部に亀裂が入る可能性って、案外と高いのではないかと思う。こんな写真を見ると。→http://bit.ly/wSC2PV 

夫婦のどちらがどの子供の責任を持つか決めておくべきだと思います。 RT @planetta321: 分かってはいるけど、妻と共働き、子供3人は保育園、小学校、中学校と、皆物理的に離れてしまってるのがほとんど…(´-ω-`)

それからある程度の現金を銀行ではなく手元に置いておくことだよね。 RT @natsu11nov: @Yamakawakenichi やはりパスポートは持ち歩いたほうがいいですか?ちょっと遠めな場所に行く時は持って行きますが、普段は貴重品と共に自宅待機なのです。

東電福島第一がそんな状況の今、意図的にがれきを拡散したり原発の再稼動の画策をするなど、言語道断の蛮行であり許されることではありません。

東芝は「原発は今後も不可欠」として、新設認可の米で次々受注。「15年度までに自社とWHをあわせて39基の原発を受注。年間売上高1兆円を達成する目標を掲げた」のだそうだ。太平洋が汚染され続けているのに、正気か? 
http://bit.ly/HkXqfB 

fancy_karate@Yamakawakenichi いつも有り難うございます。野田首相、今日閣僚会合で大飯原発再稼働にGOサインを出す模様→http://j.mp/Hm9Y5Q 6日(金)18時~大規模な首相官邸前抗議あります。良ければ拡散願います→http://j.mp/Hm9Y5N

ポリスに「体制にはシンパシィなんかない」という歌詞の曲があった気がするけど、あれは何という曲だったかな。今の日本はまさにそんな感じ。

被爆国である日本が原発を持つ理由の大きな一つに、「核エネルギーの平和利用」というのがありました。これは当時、説得力があっただろうと思います。しかし政府はその裏で核兵器の所有を目論んでいたわけだ。そして今や日本は原発を輸出をしている。原発を輸出は金儲けという以上に、結果的に核抑止力を暗黙裡で担保している。

核の平和利用? 
二度とそんなことは言わせない。

インド南部タミルナド州クダンクラムで今年の3月23日、民生用原発の運転開始に反対する住民ら約500人が地元警察に逮捕された。クダンクラム原発は2004年末のインド洋津波で被災したインド最南端の沿岸部にある。 州政府は当初運転開始に否定的だったが、インド中央政府の再三の要請を受け、19日に運転開始を認める方針に転換した。

反対運動をする人々が当局を批判する集会を開き、デモ行進しようとしたところを一斉に逮捕された。 逮捕者には地方政党の指導者も含まれているという。
http://bit.ly/GIQyWL 

東電にも、東芝のセールスマンにも、倫理や良心なんてものはない。「金が儲かるシステムを構築し金を儲けつづけろ」というコマンドだけが入力されたPCみたいなものだ。

なんで、こんなことになるのだろう? 

この頃よく思うのだが、西欧で形作られた「民主主義」とその経済システムである「資本主義」は、人類にとって最終の形態なのかもしれない。細部の手直しならともかく、これ以上に社会システムが進化することはあり得ないのではないでしょうか。

だがいずれにしても、社会体制や経済システムを変革するなんて悠長な時間はぼくらに残されてはいない。明日地震が起きて、4号機建屋が倒壊するか燃料プール下部に亀裂が入ればそれでアウトなのだから。だから今のこのシステムの中で戦うしかない。

インドの話に戻る。インドと言えばイギリスを相手に植民地闘争をして、しかも勝った国だ。ガンディーの末裔達の国です。そのインドでは昨年8月から10月にかけて、学校での原発推進教育開始に抵抗し2500人の児童が不登校。役人の訪問に合わせて一斉に民家で黒旗掲揚した。

彼らは小切手受け取りを拒否し、7千人以上が数ヶ月リレー式ハンストを敢行した。こうした反原発の戦いがずっと維持され、今回の500人とも650人とも言われるデモ参加者の逮捕につながったのだろう。 
http://bit.ly/HVq6wN 

インドの反原発の戦いが実際にどのようなものであるのか、ぼくは知らない。だが「2500人の児童が不登校」「一斉に民家で黒旗掲揚」「7千人でリレー式ハンスト」と聞くと、凄いなぁと思う。見習いたいものである。

「民主主義」とその経済システムである「資本主義」の枠の中でも、このインド方式なら十分いけるのではないだろうか? その根底にあるのはやはり、マハトマ・ガンディーの非暴力主義だろう。


イージー・ゴーイング 山川健一-ガンディ

マハトマ・ガンディーとは、ぼくが言うまでもなくインド独立の父であり、「マハトマ」とは「偉大なる魂」とい」う意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたガンディーの尊称です。

現在のインドの人々が、偶然あんな戦い方ができたのだとうは、ぼくには到底思えない。その時の流れの向こうに非暴力、不服従を生きたマハトマ・ガンディーの存在があるからこそ、あの粘り強い戦いを維持できているのではないだろうか。

ぼくらもインドに続きたいものだ。

ところでマハトマ・ガンディーの非暴力主義に強い影響を与えたのは、実はレフ・トルストイである。ドストエフスキーのライバルだった『戦争と平和』のあのトルストイね。若かったガンディーがこのロシアの文豪にファンレターを出して、2人は文通してたらしい。
「トルストイ(82)から、ガンディー(40)への手紙」↓
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19100907


イージー・ゴーイング 山川健一-トルストイ


『アンナ・カレーニナ』を書き終える頃からトルストイは人生や社会ってものに疑問を感じ始め、自殺まで考え、原始キリスト教的な世界に辿り着く。それからは作家の立場を捨てて、この教義を広める思想家・説教者として活動するようになった。

トルストイは政府を非難する文章を公表しつづけるのだが、たとえ反政府運動であっても暴力は認めなかった。ロシア正教会についても「国家権力と癒着してキリストの教えから離れている」と批判し、自分の小説も含めた従来の文学は上流階級のためのものだとして否定したのである。

そしてトルストイは遂に『復活』を書く。
「貴族とかつて恋人だった女の、贖罪と魂の救済を描き、それを通じて社会の偽善を告発する」(Wiki)物語だ。

同時に反政府反ロシア正教会の小説でもあり、その印税は政府に迫害されていたドゥホボル教徒の海外移住のために寄付された。

ドゥホボール派のことをぼくは詳しくは知らないが、ロシア・ウクライナに起源を持つキリスト教の教派で、神秘主義・絶対的平和主義・無政府主義の傾向が強く、共同農業生活を送っていたとのことです。18世紀またはそれ以前に農民の間から現れた。

多くの信徒が政府と協会からの弾圧を逃れて、19世紀末にカナダへ亡命した。穏健な非暴力主義者達で、ロシア正教会から「分離派(ラスコーリニキ)」と蔑称されていた。ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公、ラスコーリニコフはここからとられているわけだ。

ロシアのドゥホボール派からレフ・トルストイへ、『復活』を書いた文豪から南アフリカで民族解放運動をしていた若きマハトマ・ガンディー へ、そしてこの独立の父から現代の反原発のインドの人々へと、「非暴力」のバトンリレーが維持されてきたわけだ。

復活 (上巻) (新潮文庫)/トルストイ
¥704
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今夜ぼくが言いたいのは、そのバトンをぼくらが受け取らなければならないのではないかということだ。民主主義と資本主義経済の枠の中で、非暴力と不服従をつらぬく。それ以外に方法はないような気がします。

今夜も長くなり、すみませんでした。これで反原発の連続ツイートを終わります。直接ツイッターに打ち込んだので、タイプミスとかあるかと思います。読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。

(4月5日未明のツイートより)

2012-03-31 23:17:18 posted by yamaken

アメーバブックス新社解散のお知らせ

テーマ:イージー・ゴーイング
 株式会社アメーバブックス新社は、平成24年3月31日をもって解散することになりました。永きに渡りご愛顧を賜りましたこと心より感謝申し上げます。

 読者の皆さん、著者の皆さん、その他多くの皆さんのお世話になりました。ありがとうございます。お名前をあげていくときりがないのでやめておきますが、ただこのお2人、サイバーエージェントの藤田晋社長、幻冬舎の見城徹社長に対しては「感謝」の二文字で済むことではないと思ってます。

 お2人は我が人生最大の理解者であり、支援者であり、アメーバブックス新社でも暴れ馬みたいなぼくの好きなようにさせていただきました。
 ありがとうございました。

 前身のアメーバブックスは2005年に、サイバーエージェントの100パーセント出資の子会社として、アメブロと同時期に設立しました。社名もロゴもスタート時期もアメブロに揃えました。そういう意味では、アメブロとは兄弟会社のような出版社だったのだと思っています。
 設立前の数ヶ月間は、ぼくと藤田さんの2名だけでいろいろなことを相談しました。当初はひっそりやろうと話していたのですが、各新聞が大きく報じたので、「仕方がないから派手にやろうか」ということになったのでした。

 当初はトーハンやニッパンなどの取次ぎは通さず、流通はベンチャー系の流通会社に依頼していましたが、『実録鬼嫁日記』や『きらきら研修医』などのブログ本がテレビドラマ化されるなどしたため、やはりトーハン、ニッパンを通さなければやっていけないだろうということになりました。
 この時点で、幻冬舎の見城さんに相談に行き「だったら幻冬舎も資本参加するよ。流通もやってあげるよ」と言っていただき、2007年にアメーバブックス新社と社名変更したのでした。

 アメーバブックスからなら8年、その前身のWeb上の文芸雑誌『文学メルマ!』からなら 10年という時間が経過したことになります。
 最初に刊行したのはぼく自身の書き下ろしエッセイ『イージー・ゴーイング/頑張りたくないあなたへ』で、解散までに合計140冊の単行本を刊行しました。140冊! ぼくは編集長としてそれらすべての本の企画に携わり、最終のゲラの赤入れを担当したのでした。
 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』の共著がある藤田晋、見城徹両社長に聞かれると叱られそうですが、10年の間の編集の仕事や出会いや、そのすべてがぼくにとってはスリリングで楽しい事柄の連続でした。ジッパーを引き下ろすように、稲妻のスピードで日々が過ぎていく(R.Stones/ROCKS OFF)──という感じでした。

 アメーバブックス新社を解散することにしたのは、ごくシンプルに、「ブログ本」をベースにした弊社のアーキテクチャ(基本設計)が古くなってしまったためです。しかし会社の性格上、他のジャンルへシフトするのは困難でした。日本を代表するITベンチャー企業であるサイバーエージェントのビルの中で、"出版社"という旧態依然とした組織がよくこれだけ続いたものだ──と言うほうが正確かもしれません。


イージー・ゴーイング 山川健一-アメーバブックス新社
このビルの5Fにアメーバブックス新社はありました

 今、ぼくの頭の中では、R.Stonesの"Dance"が鳴っています。

  I think the time has come to get out
 Get up, get out
 Get into something new
(思うに、
 表に出る時期がやってきたんだよ

 起きろ、表に出て、
 なにか新しいことを始めよう!)/私訳

 愛する会社がなくなるのは、さすがに淋しい気持ちです。
 でも、すわっていないで、起き上がらないとね!
 起き上がり、今まで10年間、アメーバブックスとアメーバブックス新社をやって来た編集者と一緒に、「なにか新しいこと」を始めようと思っています。
 ふと気がつけば、世界が大きく変わると言われている2012年です。
 原発事故は継続中です。
 その「なにか新しいこと」は、より精神的でアグレッシヴなことでなければならないはずです。具体的に報告できることになりましたら、またこのブログに記事をアップしたいと思います。

 以下余計なことながら──。
 ぼくは司馬遼太郎氏の小説の良き読者であると自負していますが、「明治維新の頃は輝いていた日本が、第二次世界大戦前夜から異胎と化した」というその歴史観の一点を信用していません。同時に、壮年期までは素晴らしい思想家だったのに晩年になり原発を容認したという人の初期作品には、どこかに誤謬があったはずだと考えます。国家も人もすべては初源にこそ原因があるのだというのがぼくの基本的な哲学なのです。
 深刻さを増す原発事故の中を生きていくぼくらは等しく、自らの「初源」を振り返ってみるべきなのです。ぼくの第一エッセイ集のタイトルは『みんな十九歳だった』というのですが、新しいなにかは、たとえばぼくらが十九歳だった頃の魂の中で呼吸しているのだと思います。それを見つけ出すエネルギーが自分にのこっているかどうか。そこが勝負だと思っています。

 最後に、もう一度──。
 ありがとうございました!

PS オフィシャルブログではなくなるだろうと思いますが、このブログは続けます。それから、アメーバブックス新社のメルアドは使用不可になります。メールは東北芸術工科大学のメルアドか、個人用のメルアド宛にお願いします。



2012-03-29 02:42:08 posted by yamaken

原発のない世界のヴァージョンの創造

テーマ:イージー・ゴーイング
ぼくらは今どこら辺りにいるのだろう、と日々考える。
原発から卒業する日までの長い道のりを歩いているぼくらが、どこら辺りまで来ることができたのだろうという意味だ。
ぼくはもう58歳で、デモに行っても最年長の部類である。放射性物質の半減期のことを考えれば一生無理なことはわかっているものの、しかし、世界が明るい光のほうへ進んでいるのを確かめてから死にたいものだと思う。

毎日ツイッターで情報収集するのが習慣になっているのだが、今日もネガティヴな事柄ばかりだ。昨年12月にセシウムが検出された明治粉ミルクで、また32ベクレルのセシウム検出された──というニュースが流れた。これは実は、前回セシウム汚染を出した粉ミルクと同じロットのもののようだ。しかしながら、まだ汚染した明治粉ミルク「ステップ」の未回収品があり市場に流通しているのだとしたら、これはこれで大きな問題であり企業の責任が問われるだろうと思う。

三重県松阪市の山中市長は28日の記者会見で、「年間2000トンの瓦礫受け入れ検討中」 だと述べた。(3月28日配信 <共同通信>)。「松坂牛も、もう終わりか」というツイートを見た。http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2012032801001267/1.htm 食べられるものがなくなっていく。

東京電力は、来月以降に契約の更新を迎える23万件余りのうち、90%近くが値上げの合意に至っていないことを明らかにした。そして、電気料金値上げに同意しない企業に対し「電気供給を止める」 と脅しをかけている。17%値上げに応じなかったら電気を止めると言っている。おまえ(東電)のせいで個人も企業もどれくらい迷惑していると思っているんだよ! われわれは、こんなヤクザも真っ青な鬼畜企業に原発を扱わせていたのだ。http://bit.ly/GV4D8u

こんなレスもいただいた。↓

tetu_no_oyome@Yamakawakenichi 東電さんにはきのうの電話をかけたのですが、契約終了後合意できなかったら電気止めるといわれました。中小企業である我が社の社長、ブチギレてました。値上げ分不払い&訴訟の方向を打ち出した川口商工会に賛同しました。

26日午前8時半ごろ、東京電力福島第一原子力発電所で、タンクの配管から、高い濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が漏れて、およそ80リットルが海に流れ出た。120トンの汚染水が漏れたのに、海に流出したのは80リットルだという発表だ。子供だってこんなの信用しないだろう。

細野豪志原発相は北九州小倉駅前での瓦礫受け入れ要請のビラ配り中に、受け入れ反対の女性に向かって「みんな被爆してるんですよ!」と言ったのだそうだ。こんな輩が政治家でございますとは情けない話だ。@kikko_no_blogさんは"「みんな被曝しているのだから九州の人たちも被曝覚悟で瓦礫を受け入れろ」という意味ですね"とツイートしている。

民主党の前原政調会長は、講演で「54基のうち、一つだけ動いている泊原発が5月5日に停止する」と説明したうえで、「それまでには原発の再稼働が計られるのではないか」と見通しを示した。ストレステストの結果が妥当と評価された大飯原発3、4号機や、評価がまもなく終了する伊方原発3号機を念頭にした発言とみられる。東電福島第一の事故が進行中で、4号炉の建屋の問題で皆が絶望的な気分と戦っている時に、なんという大馬鹿者なのだろうか。

今夜ツイッターを見ただけでも、これだけの不合理な情報に接しなければならないのだ。これは先刻もツイートしたが、「毎日新聞が暴いた原子力ムラの異常さ」 を読むと、怒りで体が震えそうになる。でも、これは読んだほうがいい。↓
http://blogos.com/article/35068/

問題なのは、これだけの異常事態が1年以上もつづき、しかしぼくら全員があきらめるわけにはいかないのだということだ。「ツイートして、デモへ行って、署名して…でも何も動かないじゃん」という疲れが皆にたまってきているのだろうと思う。

ぼくは東北芸術工科大学文芸学科の講義で、編集についても話している。「編集のアーキテクチャ」というコンセプトの講義だ。これを敷衍すれば、ぼくらは「原発のない世界」「編集」しなければならないのだと思う。そして、それは可能だと思うのだ。

アーキテクチャとは、ハードウェア、OS、ネットワーク、アプリケーションソフトなどの基本設計や設計思想のこと。元来、建築学における設計術あるいは建築様式を表していたのが、コンピュータ用語として用いられるようになった。あるいは人間の行為を制約したりある方向へ誘導したりするようなメディアの構造、あるいは実際の社会の構造もアーキテクチャなのである。

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー/ローレンス レッシグ
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ローレンス・レッシグは、著書『CODE—インターネットの合法・違法・プライバシー』において、人間の行動を制約するものとして、法律、規範、市場、アーキテクチャの4つを挙げた。

法律=取締りと刑罰によって行動を制約する。
規範=道徳を社会の全員に教え込んで行動を制約する。
市場=課税や補助金などで価格を上下させて行動を誘導する。
アーキテクチャ=社会の設計を変えることで人間の行動を誘導する。

社会の仕組み、あるいは価値観を変えたり選択肢を選びやすくする(ある行動を採ることが不快になるようにするetc)など、環境に変えることにより、社会の成員が自発的に一定の行動を選ぶように誘導することが可能である。これは法律的な取り締まりを行ったり、子供たちに規範を教育するよりも安いコストで社会を変化させることができる。

これをぼくは「編集のアーキテクチャ」「アーキテクチャとしての編集」と呼ぶことにしたのである。

原発のない未来、赤ん坊がのびのびと安心しながら育つ社会、アコギな役人や電力会社の役員達がのさばらない社会。そんな価値観を育て、具体的な選択肢を用意することが大事なのだ。すると、社会の成員が自発的にポジティヴな方向へ向かっていくに違いない。

細野や前原や野田首相といった政治家は極悪人であるから、子供達は見習ってはいけないよ。経産省は大魔王殿なんだよ、東電は悪の巣窟なんだよ──みんなカッコ悪いんだよという空気を育てつづけなければならないのだとぼくは思う。遠回りなようでいながら、それが近道だ。 そして、アーキテクチャによる変革にはコストもかからないのである。ぼくら市民にはぴったりだ。

ストーンズの「ストリートファイティング・マン」「金のないガキにできるのはR&Rバンドで歌うことだけ」というの歌詞があった。 金のないぼくらにできるのは、ツイートすることだけ。デモに行くだけ。署名するだけ。でも、みんなでやればそれだってパワーになるはずだ。

世界制作の方法 (ちくま学芸文庫)/ネルソン グッドマン
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『世界制作の方法』(1975年)において、ネルソン・グッドマンは「人間はヴァージョンを制作することによって世界を制作する」という主張を行った。編集とは新しい「ヴァージョン」を提出することにより、世界を「創造」することなのである。

ぼくらは原発のない世界のヴァージョンを創造しなければならない。

最初の話に戻るが、ぼくらはどこら辺りまで来ているのだろう? 
道は遠い? 
かもね。
しかし、歩き切らなければならない。
もしかしたら、ぼくらの小さな斧(ボブ・マーレィ)は、原発という巨木を切り倒す直前にまで来ているのかもしれないよ。



2012-03-27 17:23:51 posted by yamaken

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」書き起こし

テーマ:イージー・ゴーイング
これ、必読だと思います。↓

「もう一度大地震が来れば建物は崩壊してしまうはずです。そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう」 

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」 書き起こしと動画です。
http://bit.ly/GzZCQX

この事実をドイツ人は知ることができるのに、日本人は知ることができない。取材しないマスコミの大罪。@tiny_mina
2012-03-22 01:40:01 posted by yamaken

佐藤浩市氏と越水利江子氏が文芸学科の客員教授に、山形大平尾清教授も講義を。

テーマ:イージー・ゴーイング
4月1日付けで、俳優の佐藤浩市氏と作家の越水利江子氏が、東北芸術工科大学芸術学部文芸学科の客員教授に就任されます。

さらに、山形大学教授の平尾清氏が、東北芸術工科大学文芸学科でも講義して下さることが決まりました。

詳しい記事を文芸学科のブログ「文芸物語 にアップしたので、学生諸君は読んで下さい。
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