「山川健一デジタル全集 Jacks」、幻冬舎のプレスリリース幻冬舎の最新情報 はこちら。AppleのiTunesの特設サイト です。Appleの「山川健一デジタル全集 Jacks 」はこちら。無料配信「山川健一自身によるデジタル全集解説 」。

東北芸術工科大学

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2016-07-27 03:23:27

ポケモンGO─現実世界と仮想空間が握手する場所を探して

テーマ:イージー・ゴーイング
数日前に、都内にある近所の公園に行って驚いた。いつもは老人と幼児達の憩いの場であるその場所に、お花見の時の10倍もの人達が集まっている。ポケモンGOのプレイヤーである。「これからずっとこうなのかしら。困ったわね…どうしたらいいのかしら」と話す若い母親の声が聞こえてきた。

確かに、一私企業の利益のために公共のインフラが無際限に利用されるのは問題だよなぁとぼくも思ったのであった。

まぁ、ぼくもその公園でストライクをゲットしたので、偉そうなことを言える立場にはないのだが。

ポケモンGOは、画期的なゲームである。現実世界と仮想空間が二重に存在しているのだ。「本物の虫や花がある草むらで、架空の生き物を探すなんて不毛だ」と言う人がいる。もっともな意見で反論の余地はなさそうだが、多くのプレイヤー達が現実ってものにうんざりしているからではないだろうか。

深刻な原発事故が進行中なのに、各地の原発の再稼働と憲法の改変を主張する安倍政権が権力を握りつづけている。何度選挙をやっても勝てそうにもない。メディアはとうの昔に責任を放棄している。ぼくだってうんざりしていて、そういう時なのだ、例えばストライクが輝きを放ち始めるのは。

それぞれの年代や立場によって社会の見え方は違うだろうが、ほとほと嫌気がさしているという気分だけは共通しているような気がする。

もちろん、後ろ向きな気分だけでゲームをやるわけではない。ぼくは本当にゲームが好きなので、その喜びと感動の大きさも知っているつもりだ。だからこそ、ポケモンGOと現実の社会が何とか折り合いをつける場所を探って欲しいと願わずにはいられない。つまり、ある程度の自主規制は必要だと思う。渋谷の今の状況は異常だと言うほかない。子供達を大切にする任天堂だからこそ、アメリカのその何とかという会社に苦言を呈して欲しいものだ。

最後に。ドラゴンクエストモンスターズスーパーライトの担当者の皆様へ。相当数がポケモンGOに流れているものと思われます。ここはひとつドッシリ構え、バハムートをプレイヤー全員に無料配布するぐらいの度量を見せて欲しいものです!

2016-07-23 01:51:47

渋谷の酒場で Jacks の検索機能に驚愕

テーマ:イージー・ゴーイング
今夜は、高校時代の友人達と渋谷で会食というか、飲んだ。映画とコマーシャルの仕事をしている追分史朗、古典芸能の仕事をしている安藤裕之、編集者の丸山繁とぼくの4人である。

久しぶりとも言えるが、実はこのメンバーで1カ月に一度は会うことになっていて、先月はお互いに忙しかったのでスキップしたのだが、今月はまた集まったというわけだ。

ぼくのデジタル全集Jacksの話になり、まだ誰もダウンロードしていなかったので、ぼくのiPhoneに入っているiBooks を見せてやった。検索機能が付いているということで、試しに「追分」で検索してみると、85冊の──ということはぼくが書いたすべての本を、たちどころに検索。「追分」が十個ぐらい出てくる。

「なんだよ! Jacks って小説だけじゃなくてエッセイも入っているわけか? これで俺の悪行が永久に記録されることになってしまったじゃないか…」と追分。

笑っている安藤と丸山に、ぼくが言った。

「申し訳ないけどさ、おまえら2人も他人事じゃないからな。家に帰ってJacks落として、こっそり検索してみたほうがいいよ」

「わ、わかった」と安藤と丸山。

それから4人で先頃行われた参院選と、鳥越俊太郎さんが不当なバッシングにあっている都知事選の話、福島の原発はいよいと本当にヤバいという話から、2020年以降の日本と世界はマジで悲惨なことになりそうだというような話をした。

石原莞爾、進化生物学者のジャレド・ダイアモンド、アナトール・フランスの話などから、「野性化された資本主義」はやがて「食糧戦争」に至るだろう──という結論に至った。

ぼくらは40年以上も前からそれぞれの立場でいろいろな話をしてきたわけだが、「今がいちばんヤバい」という見解で一致したのであった。

帰ってきて、1人でまた飲んでいる。

東京オリンピックどころの話ではないし、安倍自民党は絵空事で人々を騙すのはもうやめて、情報を公開すべきである。新聞やテレビの疲弊は甚だしいわけだが、メディア内部にいる人達が今なんとかしないと日本は後戻りできない坂道を転落していくことになるだろうとぼくは思います。


 
2016-07-19 00:45:05

63歳の誕生日を迎えてのご挨拶──感謝、感謝、感謝!

テーマ:イージー・ゴーイング
今日、63歳になりました。
作家デビュー、40周年ということになります。
本音を書きますが、今回の40周年記念のデジタル全集の刊行は、最初の単行本が出版された時以上に、喜びが大きいです。最初の本『壜の中のメッセージ』 が出版された時は、「俺の本なんか売れるのだろうか…」という不安もあったので。

今回の企画は、幻冬舎とアップルのコラボによって実現し、その中心にいたのは幻冬舎の担当編集者である設楽悠介氏です。企業というのは個人の集合体であり、幻冬舎やアップルという企業があっても設楽悠介氏という個人が存在しなければこの全集企画は成立しませんでした。そういう意味で、これまでの人生における最高の誕生日プレゼントをくれたのは設楽悠介氏なのだと思ってます。ほんとうにありがとう!

しかし、それ以前に、40年に及ぶぼくの作家活動を支え続けてくれた読者の皆さんの存在がなければ、今日のぼくは存在しません。心から感謝しています。ぼくがデビューした頃、設楽悠介氏はまだ幼稚園ぐらいなんじゃないかね? もうランドセルだったのかな。

「山川健一自身によるデジタル全集解説」 にも書きましたが、これらの作品は、ぼくが一人で書いたのではなかったのだと思ってます。ぼくらはきっと「共犯者」なのだと思います。いずれにせよ、ずっと幸福で幸運な人生を送ってきているなと皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ほんと。

Jacks をリリースしたという満足感のあまりサボらないように、新しい仕事もしないとなと思ってます。じつは今日、新しい書き下ろしの単行本の原稿をメールしたところです。評伝です。近藤勇? 坂本龍馬? いえいえ、現存の人物で、10月か11月には刊行される予定です。

『文芸ラジオ』の3号に小説を書けと、野上勇人副編集長が言ってくれています。最初は「少し休みたいぜ」と言っていたのですが、書くことにします。「ジーンリッチの復讐」 の続編の近未来物を書けという声や、「嵐」 の続編はどうなったのかという声、新境地である「兎」 の連作を読みたいなどいろいろな声がありますが、どういう内容になるのかは書き始めるまではぼく自身にもわかりません。いずれにせよ、ヤマケンの新作を書きます。

まあまあ、そう焦るなって! ぼくはまだ63歳でジャガー&リチャーズより10歳も若く、時間はまだたっぷりあるんだからさ! ぼくにも、そして、あなたにも。

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2016-07-16 00:32:12

東北芸術工科大学のサイトで Jacks が紹介されました。

テーマ:イージー・ゴーイング
「山川健一デジタル全集」刊行のニュースが、東北芸術工科大学のサイトのトップ で紹介されました。大学関係者の皆さん、ありがとうございました。

文芸学科では、学科長であるぼくのデジタル全集の刊行を機に、今年を「文芸学科デジタル元年」と位置づけ、年内に学科の学生や教員のデジタル書籍を「文芸ラジオbooks」というレーベルで刊行していく予定です。当初は5冊程度の刊行を予定しています。

旧アメーバブックスの友人達は「アメーバブックス立ち上げ前夜の編集長が帰ってきたみたいだ」と言い、バンド仲間は「1枚目のアルバムのリリース直前のケンさんみたいだ」と言ってくれてます。

メディアの皆様へ
取材ご希望の方は、下記へお問い合わせください。

東北芸術工科大学 法人企画室 広報
TEL:023-627-2246
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2016-07-14 14:49:02

変革の精神の権化としての天皇

テーマ:イージー・ゴーイング
 批評家であり東北芸術工科大学の同僚である石川忠司がこの4月に出版したばかりの『吉田松陰 天皇の原像』の中の言葉がたった今、切っ先の鋭い刀のように光っている。近くにある研究室へ行ってぼくは言った。
「天皇の生前退位のニュース知ってるだろう? おまえの本をブログで引用したいんだけど」
「いいよ、任せる」とコーヒーをすすりながら彼は答えた。
 では、その重要な言葉を引用しよう。

<吉田松陰が絶対の「忠誠」を捧げた天皇は法とも統治とも無縁であった。そこから主権国家の「神話」とは別の地平に分化し、多大な犠牲者を出した尊王攘夷運動の果てに具現化した天皇とは、もともと日本の伝統には見られなかった「正統性」の暴力的・人工的な具現物、したがって正統性の誇示以外能のない純粋な「正統性」であって、担わされている機能は新たな政治の中心=統治の中心ではなく、あくまでも既成の政権に対して断固「否」を叩きつける反骨と否定性の塊だ。この天皇の本性とは、「お前は正統的な政権ではない」「お前は政権を担当してはならない」と告発し続ける変革の精神の権化に他ならない。
 幕末の動乱を生き抜いてきた明治政府の指導者たちが、日本の近代的な統治システムを包み込む枠組みとして天皇を選び、両者を接合したのも無理なかったろう。それを押し立てて彼らが幕府を崩壊させた当のシンボルこそまさに天皇だったのだから。こうして明治国家は変革のシンボルと統治のシンボルとの、互いに反発しあう二つのシンボルを戴いて出発することになった。>
石川忠司『吉田松陰 天皇の原像』(藝術学舎/幻冬舎)の中の「維新政権の二つのシンボル」より引用

「お前は正統的な政権ではない」「お前は政権を担当してはならない」と告発し続ける変革の精神──これを慧眼と言わずして何と言おう!

 ご存知のように、昨夜、凄いニュースが配信された。天皇陛下が生前退位の意向を示されたのである。すると、皇室典範改正をすることになる。皇室典範改正は国会において憲法改正に優先する事項なので、天皇陛下が生前退位するということは安倍の任期中、2018年まで憲法改正は出来きなくなることを意味する。これは事実上、天皇陛下によって安倍政権による改憲が阻止されたことになるのではないか。

 今上天皇は「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」との考え方を示し、護憲の立場であることが窺い知れる。ところが自民改憲案は「象徴」から「国家元首」にしようとしてるわけで、それにストップをかけようとしたとも受け取れる。

 ところが、である。
 宮内庁の山本信一郎次長は直ちに、天皇陛下が生前退位の意向を示されたことについて「そのような事実は一切ない」と否定したのである。

 宮内庁内部で、あるいは官僚機構の中で、政権中枢で、いま何が起きてる?
 おそらく「変革」が起きているのだ。石川忠司が言う、「お前は正統的な政権ではない」「お前は政権を担当してはならない」と告発し続ける変革の精神が、光を放ち始めているのかもしれない。

参考ページ
「生前退位の意志表明」は安倍政権と日本会議の改憲=戦前回帰に対する最後の抵抗だった!

吉田松陰 天皇の原像/幻冬舎

¥1,188
Amazon.co.jp



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2016-07-10 14:10:09

これから選挙に

テーマ:イージー・ゴーイング
行ってきます。
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2016-07-06 00:36:43

芸工大に貼ったポスター

テーマ:イージー・ゴーイング
学生に手伝ってもらい、東北芸術工科大学にポスターを貼りました。図書館です。
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研究室です。
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それから、幻冬舎の担当者の設楽悠介氏のデスク。この本がすべてiPhoneやiPadに入ってしまうんだから、やっぱり凄いよなぁ。
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2016-07-05 01:05:54

7月8日(金)のJacksパーティのお知らせ

テーマ:イージー・ゴーイング
デジタル全集刊行記念と誕生日のパーティについてもう一度。
友達の杉山章二丸(元タイマーズ)が神田にオープンしたばかりのライヴハウスで行います。みんなが「やろうぜ!」と言ってくれたので。持つべきものはロック仲間だと感謝しています。みんな、来てね!

山川健一デジタル全集 Jacks 刊行記念パーティ
出演/Rudie's Club Band

日時 
2016年7月8日(金)
19:00 OPEN / 19:30 START

19:30~19:50 
トーク 山川健一 VS 野上勇人(東北芸術工科大学文芸学科)

20:00~ 
Rudie's Club Band


R1


会場
The SHOJIMARU  東京都千代田区神田須田町1-4-6 吉川ビルB1
TEL 03-6206-9596
HP http://fukumarurec.wix.com/shojimaru
Facebook https://www.facebook.com/THESHOJIMARU/


map


料金
¥3,000- プラスドリンクオーダー



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2016-07-05 00:28:03

文化の誕生──山川哲のブログ

テーマ:イージー・ゴーイング
山川哲からメールが来た。
ぼくの三つ年下の弟で、「ローリング・キッズ 」でミック・ジャガーを巡る対談をし、『ルーディーズ・クラブ』では「バックステージの愛」という連載をやり、今回デジタル全集で発売した「老いた兎は眠るように逝く」 にも登場するあの山川哲です。


「老いた兎は眠るように逝く」より引用

葬儀場の喫煙室で、弟と二人で煙草を吸った。
「終わったな」とぼくが言うと、
「長い物語がな」と弟が答えた。
彼はぼくが通った県立高校に行くと教師に苛められるに決まってるからと言い、都内にある早稲田大学の附属高校へ行き、大学卒業後に自動車会社に就職した。その会社に外資が入り、ビジネス英語と法律で苦労したようだ。その頃の彼の名言に、
「出来の悪い会社ほど可愛いものはないぜ。ビジネスはドラッグだ」というのがある。
しかしそんな彼も年内で早期退職することを決めていた。結婚しなかったし子供もいないのでたっぷり金が貯まりもう働く必要がないのだろう。
「俺達は──」とぼくは弟に言った。
「兄弟というより戦友だったな」と。
「まったくな。浪人のアニキが家を出て大晦日まで魚屋のバイトをしてさ、よく大学へ行ったよ。俺は、あのまま酒とかドラッグとかにハマって、落ち零れてしまうんじゃないかと心配したんだぜ」
ぼくはその件で、弟に謝った。自分が家を出たほうがいいと思って出たのだが、そのせいで却って彼は酷い目に遭ったのだ。
会社を辞めて、まずは何をしたいのか聞くと、即座に彼はこう答えた。
「反原発のデモへ行きたい。原発はマズイぜ」
一時期、ぼくらは同じバンドをやっていた。彼がギターでぼくがヴォーカルだった。
「ライヴやろうぜ」
そう言って、ぼくは煙草を消す。
「レスポール持って駆けつけるよ」
ロックという音楽はぼくらにとって、今や仏教にも等しい宗教なのかもしれなかった。 
               

そんな彼が、ブログを開設したので読んでくれ、というメールである。
全文、引用します。


兄貴へ

暑い日が続きますが、元気にやっていますか。
さて、永年考えてきたことに一応の決着がついたので、原稿にまとめてブログで公表することにした! すなわち、ジミ・ヘンドリックスとは何者だったのか、ゴッホの描いた向日葵が意味していたのは何か、呪術って何だろう、というようなことです。

過去10万年のスパンで考えると、見えてくることがある。一言で言と“ロック世代の文化論”ってとこかな。

 ブログタイトル: 文化の誕生
 ブログURL: ysatoshi.hatenadiary.jp

長い文章になりそうだけど、誰が読んでも分かるように書くつもりです。
では、フォロー宜しく!

山川 哲
PS: 8日のJacksの発売記念パーティは、SYOUJIMARUってとこだよね。Twitterに出てたので、了解しました。顔出します。




一通り読んでみたのだが、オリジナリティがあって(彼は昔からそうなのだが)、非常に面白いです。興味がある方、是非とも読んであげてください!

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2016-07-04 16:22:35

最敬礼したあの日

テーマ:イージー・ゴーイング
最初に出た本は「壜の中のメッセージ」だった。初版は5000部だった。5000人もライヴに集めるのは無理だよな、そんなに売れるのかなと不安ばかりが募った。本を出した喜びよりも、不安のほうが大きかったくらいだ。

夕方頃、水道橋の書店に入ったら、ぼくの本が並んでいた。サラリーマン風の人がそれを見ていて、やがてレジに持って行った。

彼が書店を出るのについて行って、ぼくは後ろ姿に深々と頭を下げた。

あの頃、読者の方々の存在は遠かった。でも今は、気軽に「Jacksダウンロードしました」というようなメールが届く。時代は変わったなと思う。

今回のデジタル全集がそもそも、インターネットがなければ存在しない。インターネットとMacintoshは、ぼくにとっては、ロックの神様がくれた最高のプレゼントなのだと思ってます。
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