「奥様は魔女」。同名の映画はいくつかあるが、本作はヴェロニカ・レイク出演のものでコメディ。
 


(1942)奥様は魔女/I MARRIED A WITCH

出演はヴェロニカ・レイク、セシル・ケラウェイ、フレドリック・マーチ、スーザン・ヘイワード


魔女のジェニファー(ヴェロニカ・レイク)と父親のダニエル(セシル・ケラウェイ)は火刑に処せられた。死ぬ直前に「代々のウーリー家の当主が不幸な結婚をするように」と呪いをかけた。

二人の死体の上には樫の木が植えられた。二人の復活をさせないためである。

時代を経て、大きくなった樫の木にカミナリが落ちて樫の木は倒れた。二人は復活し肉体を得た。

ウォーレス・ウーリー(フレドリック・マーチ)は知事選挙に立候補しており、また同時にエステル・マスターソン(スーザン・ヘイワード)と結婚もするつもりである。

ジェニファーは策を弄してウォーレスに近づくが、ウォーレスはジェニファーに興味を示さない。

困ったジェニファーは特製の媚薬を作り、ウォーレスに飲ませようとした。しかし手違いで自分が飲んでしまった。

結果ジェニファー自身がウォーレスを好きになってしまった。
 


(1963)怪談呪いの霊魂/The Haunted Palace

出演はヴィンセント・プライスデブラ・パジェット。いずれも二役。

1765年、ミス・フィッチがトランス状態になつて、ジョセフ・コーウェン(ヴィンセント・プライス)の屋敷に入った。

ミス・フィッチは地下に案内された。待っていたジョセフはフィッチを二本の柱の間に鎖で繋いで、ラテン語で祈りを唱えた。さらに怪しい儀式が続けられた。

事態を察知した村人たちは屋敷に押しかけて、屋敷に火を放ち、ジョセフと妻(デブラ・パジェット)を焼き殺した。

ジョセフは「必ずや死からよみがえり復讐する」と叫んで死亡した。

110年後、ジョセフの曽孫、チャールズ・デクスター・ウォード(ヴィンセント・プライス)が妻のアン(デブラ・パジェット)とともに村にやってきた。村人からは敵意を持って迎えられた。

屋敷に入るとジョセフの肖像画が飾ってあった。肖像画を見るとチャールズはジョセフの霊に囚えられた。

チャールズ=ジョセフはジョセフの愛人だったヘスター・ティリングハストの墓から遺体を掘り出した。

チャールズ=ジョセフは遺体を屋敷の地下に運び入れて、彼女が生き返るように祈りを唱えた。ヘスターは生き返った。

チャールズ=ジョセフは大広間に戻って我(チャールズ)に戻ったが、肖像画を見て再びジョセフに囚えられた。

その後、110年前にジョセフを死に追いやった人々を一人ずつ殺していく。

この事態にいたって、村人たちは武装して屋敷に押しかけた。すなわち110年前の状況と同じである。屋敷に火が放たれた。
 


(1963)怪談呪いの霊魂/The Haunted Palace

(1942)奥様は魔女/I MARRIED A WITCH