Doomsday Machine/Escape from Planet Earth

アストラ号は金星に向け出発した。だが地球に残った人類は滅びた。
ダニーとジョージアナの二人はアストラから別れて漂流したが、ソ連の宇宙船と出会った。
その宇宙船に金星人が現れて、宇宙船も彼方に移動していく。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1972,監督:Herbert J. Leder,Harry Hope,Lee Sholem,脚本:Stuart J. Byrne


■ はじめに

◆ 登場人物

クルト・メイソン(グラント・ウィリアムズ)
ケイティ・カールソン(ロリ・スコット)
ダニー(ボビー・ヴァン)
ジョージアナ・ブロンスキー(マラ・パワーズ)

◆ 補足

無重力状態は表現されない。宇宙船なのに主翼や尾翼がある。

マラ・パワーズを見ようとしているのだが、宇宙服を着た場面が多いので詰まらない。彼女のお勧めは「(1952)シマロンの女拳銃/Rose of Cimarron」。
 


■ あらすじ

◆ アストラ計画

金星へ出発するアストラの発射準備が進んでいる。

隊員はすべて男性だったのだが、発射直前に半数が女性に変えられた。理由は知らされなかった。

アストラは発射され、彼らは宇宙に飛び出した。

◆ 人類は滅亡した

中国は地球表面を破壊する終末装置を開発していた。そしてその装置を動作させた。大地震、大津波、大爆発。人類は滅亡。

隊員たちはアストラから地球の状況を把握した。

クルト・メイソンはケイティ・カールソンをレイプしようとしたが、カールソンは反撃しエアロックに逃げた。

争っているうちに「Open」のスイッチによりかかり、二人ともエアロックから外に飛び出した。

金星に安全に着陸するためには、重量が重いので、荷物を捨てた。

◆ ソ連の宇宙船と出会った

ダニーは故障修理のために船外に出た。だが漂流状態となったのでジョージアナが助けに出た。

二人は流されて、アストラから離れてしまった。

アストラを見失った二人は、別の宇宙船を発見し、その宇宙船に乗り移った。

それは彼らのロシア人の親友が乗船していたが行方不明となっていたソ連の宇宙船だった。

中では宇宙服を着たまま乗員が死亡していた。二人はその宇宙船の制御に成功した。

だがアストラとの連絡は途絶えたままである。

◆ 二人は遥か彼方へ

二人にどこからともなく声が聞こえてきた。声の主は見当たらず、テレパシーであると思われた。

声の主は「金星人」であると名乗った。

その声は地球もアストラももはや存在せず、金星にも着陸すること不可能で、遥か彼方の別の場所で暮らすことになると言う。

宇宙船は、二人の力に無関係に動き出した。
 


■ 出演作

マラ・パワーズ
(1950)レイプのトラウマ/Outrage
(1955)怒りの夜明け/Rage at Dawn
(1953)眠らない町/City That Never Sleeps
(1952)シマロンの女拳銃/Rose of Cimarron
(1950)恐怖の一夜/Edge of Doom
(1957)タミーと独身者/Tammy and the Bachelor
(1961)度重なる恐怖/Fear No More