アーサー・ピーボディは妻のポリーとリゾートに来た。釣りをしてなんと人魚をつりあげ、レノアと名付けた。
アーサーはレノアと交流したが、ポリーはアーサーが浮気をしているものと勘ぐった。
製作年:1948,監督:Irving Pichel,脚本:Nunnally Johnson,原作:Guy Jones,Constance Jones
■ はじめに
登場人物(キャスト)
レノア(アン・ブライス) 人魚
アーサー・ピーボディ(ウィリアム・パウエル)
ポリー・ピーボディ(アイリーン・ハーヴェイ)
ハーヴェイ医師(アート・スミス)
マイク・フィッツジェラルド(クリントン・サンドバーグ) プレス・エージェント
キャシー・リヴィングストン(アンドレア・キング) 歌手
ロナルド・ハドリー少佐(ヒュー・フレンチ)
マンドレイク大佐(ラムスデン・ヘイア)
本作ではアン・ブライスがなんと人魚となる。本作はカラーで作成してほしかった。注、添付の画像がカラーなのは私が加工したから。
■ あらすじ
◆ ピーボディ夫妻はリゾートへ
アーサー&ポリー・ピーボディ夫妻はボストンの家を出て、あるリゾートの島にやってきた。
アーサーは敷地内を彷徨っている時に、歌声が聞こえてくるのに気がついた。それを辿っていくと、女性用の櫛を見つけた。
アーサーとポリーはビーチパーティで記者のマイク・フィッツジェラルドと歌手のキャシー・リヴィングストンと知り合った。
◆ 人魚と出会う
アーサーはボートで沖に出て釣りをしていた。
釣り糸を引っ張る強い力を感じた。格闘の末、獲物を釣り上げた。
釣り上げたのはなんと人魚っ!かすかに微笑んでおり、嫌ではなさそうである。
アーサーは人魚を抱きかかえてホテルまで運び、バスタブに入れた。
ポリーが帰ってきて、バスタブに尾鰭を確認したが、それ以上は気がつかなかった。
◆ 人魚との交流
アーサーは人魚に「レノア」と名付けた。言葉は話せないようだが、理解はできるようである。
養魚池のそばでレノアにキスをした時に、レノアに抱き着かれて池に転落した。アーサーは養魚池から這い上がり、レノアは養魚池で泳いだ。
町に出かけて女性の水着を購入した。そもそもレノアは裸だったので、水着を着けて泳ぎ始めた。
アーサーはレノアとたびたび接触した。レノアが嫌がらずに相手をしてくれたことを喜び、若返った気分となった。
ポリーはアーサーが怪しげな動きをしており、キャシーと浮気をしていると勘ぐった。
ポリーはアーサーに浮気を止めるように迫って、自分はロナルド・ハドリー少佐との関係を白状し、それを終わらせると条件を出した。
◆ ポリーが行方不明
アーサーがレノアと抱き合っているのを遠くから見たポリーは怒ってホテルを出て行った。
一週間後、ポリーの車が海岸で発見された。ハドリーは「アーサーがポリーを殺した可能性がある」とマンドレイク大佐とフィッツジェラルドに告げた。
マイクは人魚の噂が新聞に掲載されていることをアーサーに告げると、アーサーはレノアに恋していることを認めた。
◆ レノアは海に戻った
この状況になって警察が動き出した。
アーサーはレノアを連れ出して沖に逃げた。警察が追いかけた。
レノアは海に跳びこみ、アーサーも続けて跳び込んだ。レノアが抱きしめたのでアーサーは溺れそうになった。
アーサーは船に助け上げられた。そしてポリーがボストンに帰っていると聞かされた。
アーサーは自宅に戻って、レノアのものと思われる櫛をポリーに渡した。
■ 出演作
◆ アン・ブライス
(1951)サマルカンドのシャリマー姫/The Golden Horde
(1951)丘の上の雷鳴/Thunder on the Hill
(1951)私はあなたを忘れない/二つの世界に住む男/The House in the Square/I'll Never Forget You/Man of Two Worlds
(1945)ミルドレッド・ピアース:母と娘の戦い/Mildred Pierce
(1950)われら自身のもの/Our Very Own
(1951)歌劇王エンリコ・カルーソ/The Great Caruso