絶壁かどうかはさほど意味はない。

「シマロンの女拳銃」と「早撃ち女拳銃」は名前が「ローズ」。
 


(1952)シマロンの女拳銃/Rose of Cimarron

出演はマラ・パワーズ、ジム・デイヴィス、ジャック・ビューテル。

まだ小さい子供だったローズ(マラ・パワーズ)は両親を殺された。先住民の若者ウィリー・ホワイトウォーター(ジム・デイヴィス)に発見され、チェロキーの家族に育てられた。

ある時、三人の強盗を探している保安官が来た。ローズとウィリーが道案内をして戻ってくると、育ての両親が殺されていた。

二人は親の仇を取るために町に出た。保安官のホリスター(ジャック・ビューテル)と接触した。お互いを好きになって付き合った。

出会った二人のならず者と話した時に、彼らが犯人と分かった。二人はローズに向かって引き金を引いたが、ローズは二挺拳銃で二人を倒した。

正当防衛ではあったが、ホリスターはローズを逮捕した。

牢の中にディーコンという犯罪者がいたが、彼のボスのニューコム一味が牢を襲撃してディーコンを脱獄させた。

その混乱を利用してローズも脱獄して、馬に乗って逃げた。

ディーコンと話した時に、ローズはニューコムを両親の殺害犯ではないかと疑った。さらに調べてニューコムが犯人であると確信した。

ニューコム一味が列車強盗をした。察知したローズは列車を馬で追いかけて列車に跳び乗った。

逃亡した一味を追いかけながら、一味を一人ずつ倒した。

ニューコムの馬を撃ち、二人は対決した。いったんニューコムをホールドアップさせたが、反撃されて、ニューコムは岩山に逃亡。

ローズは断崖絶壁の上にニューコムを追い詰めた。

ニューコムは最後の反撃。ローズは狙いを定めて引き金を引いた。撃たれたニューコムは絶壁から転落し、川に落ちた。
 


(1956)早撃ち女拳銃/The Gunslinger

出演はビヴァリー・ガーランド、ジョン・アイアランド。

保安官の妻ローズ・フッド(ビヴァリー・ガーランド)は夫が殺害されて、新保安官が着任するまでの間、保安官をすることになった。

町を浄化しようと酒場の経営時間を短縮させたが、酒場のオーナーのエリカ・ペイジの恨みを買った。

またペイジは鉄道建設に関連して土地を買い取り、さらに元の持ち主を殺して代金を取り返した。

ペイジはケイン・マイロ(ジョン・アイアランド)という殺し屋を雇って、ローズと対立する。だがローズとマイロは惹かれあうようになった。

ペイジの手下のヘイズはペイジが好きである。一方ペイジはマイロが好きである。

ヘイズはペイジに殴られて、保安官事務所に来てペイジの悪事の秘密をぶちまけて酒場に戻った。そこにマイロがいたので、拳銃を抜いたがマイロに射殺された。

事件を察知して駆けつけたローズにペイジが拳銃の引き金を引いた。だがマイロはペイジを射殺した。

マイロは逃亡しローズは追いかけた。

最後は岩山の上で対決。ローズはマイロを倒して駆け寄った。マイロは「俺を好きか?」と聞いて息絶えた。
 


(1993)クイック:銃弾の微笑/quick

出演はテリー・ポロ、マーティン・ドノヴァン。

女殺し屋のクイック(テリー・ポロ)は悪徳刑事マンチーと付き合っている。マンチーの正体は知らない。稼いだ金はマンチーに貢いでいる。

麻薬組織の会計係ハーシェル(マーティン・ドノヴァン)は組織の金を横領した。ボスのダヴェンポートはハーシェルの恋人を殺し、さらにハーシェルの殺害をクイックに依頼。

クイックはハーシェルとダヴェンポートの手下ヘンリーが隠れているアジトを掴んで潜入。

ハーシェルに拳銃を突き付けた。だがヘンリーに反撃されて、クイックはハーシェルを連れて脱出。

ダヴェンポートは組織と関係があるマンチーも使って二人を追跡。

逃げているうちに二人は惹かれあう関係になった。またマンチーの正体にも気がついた。

二人は逃亡していたが、金を回収するためにロスアンジェルスに戻った。

だがマンチーに察知されて、下に川が流れる断崖の上で対決。

拳銃の腕前はクイックが上である。マンチーは射殺されて川に転落。


■ 出演作

マラ・パワーズ
(1950)レイプのトラウマ/Outrage
(1955)怒りの夜明け/Rage at Dawn
(1953)眠らない町/City That Never Sleeps
(1952)シマロンの女拳銃/Rose of Cimarron
(1950)恐怖の一夜/Edge of Doom
 


(1993)クイック:銃弾の微笑/quick

(1956)早撃ち女拳銃/The Gunslinger

(1952)シマロンの女拳銃/Rose of Cimarron