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女殺し屋のクイックは悪徳刑事マンチーと付き合っている。マンチーの正体は知らない。
クイックは横領した麻薬組織の会計係ハーシェルを殺すことになった。だがマンチーは麻薬組織とつながりがありクイックが狙われた。
クイックとハーシェルは一緒に逃亡した。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1993,監督:リック・キング ,脚本:フレデリック・ベイリー


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 クイック(テリー・ポロ) 殺し屋、本名不明
 マンチー(ジェフ・フェイヒー) 刑事
 ジャネット(ティア・カレル) 刑事

 ダヴェンポート(ロバート・ダヴィ) 麻薬組織ボス
 ハーシェル(マーティン・ドノヴァン) 手下、会計係
 ハーシェルの恋人(?)
 ヘンリー(?) 手下

「女殺し屋」が出てくる映画は、私が見た範囲では少ない。他には「(1985)女と男の名誉/Prizzi's Honor」。クイックがどのように営業しているのかが不明。

人物の配置が良い。ジャネットが良い位置にいるが、もう少し活躍してほしかった。だが活躍しすぎると主人公クイックとのバランス問題が発生する。

日本語版はないようだが邦題がつけられている。映画館で上映されたのか?だが「銃弾の微笑」では意味不明。

わりと痛快な映画。最近見た中では、かなりの推薦。
 


■ あらすじ

◆ 殺し屋

クイックは凄腕殺し屋。そしてマンチーという刑事の恋人がいる。

だが恋人と思っているのはクイックだけ。マンチーはクイックが自分を好きなのをいいことに適当にあしらっている。

そしてマンチーは実はダヴェンポートをボスとする麻薬組織と付き合っている。

クイックの稼ぎはマンチーにほとんど吸い取られている。マンチーはその金はギャンブルに使っている。

◆ ハーシェルは組織の金を盗んだ

ハーシェルはダヴェンポートの組織で会計係をしているが、組織の金を横領してしまった。

それを知ったダヴェンポートはハーシェルの恋人を殺して見せしめにした。

ここでハーシェルは組織から300万ドルを盗んで隠し、警察に出頭した。麻薬の金なので、ダヴェンポートは存在を明かさないだろうという推測。

後で金を回収する手筈。

◆ クイックの楽観論

これを掴んだクイックはダヴェンポートに話を持ちかける。

すなわちハーシェルを殺して300万ドルを回収、報酬として25万ドル。

そしてこの仕事を最後に足を洗ってマンチーと結婚するというバラ色の未来を頭に描く。

もちろんこの考えは甘いのだが、マンチーを好きなクイックはこのように考えた。

◆ クイックはハーシェルを連れて脱出

クイックはダヴェンポートの手下ヘンリーとハーシェルが隠れているアジトを掴んで、そこに向かった。

だがちょうどその場所にマンチーの同僚刑事のジャネットが捕らえられていた。

クイックはジャネットを逃がし、ハーシェルを射殺しようとしたが、その時にヘンリーがクイックを襲った。

クイックはヘンリーを返り討ちにして、ハーシェルを拳銃で脅して脱出した。

◆ 二人は逃亡生活

麻薬組織は二人を追跡、そしてマンチーも二人を追いかけた。

謀らずも二人は逃亡を続けた。一緒にいればそれなりの感情がわいてくる。次第に二人は接近する。

しばらくして二人はキスをしてセックスするようになった。

◆ ジャネットは殺された

さてジャネット。彼女は自分を助けてくれた女のことをマンチーに伝えた。マンチーはそれがクイックであることは即座に分かる。

ジャネットはこの時のマンチーの態度に疑問を抱いた。マンチーのことを探り、麻薬組織との関係に気づいた。

一方マンチーもジャネットの処分をダヴェンポートに依頼する。

ジャネットは逆にマンチーと対決した。ジャネットは殺された。

◆ マンチーを倒した

ジャネットが殺されて、クイックはやっとのことで目が覚めてマンチーの正体に気づいた。

ハーシェルとクイックは奪った金を回収するためにロスアンジェルスに戻った。

二人はマンチーを下に川が流れる丘の上に呼び出した。

クイックとマンチーが拳銃を持って睨み合う。腕前はもちろんクイックが上。

だがクイックが騙されてマンチーに拳銃を向けられた。

それを見たハーシェルが拳銃を向けるが、殴り合いとなった。地面に落ちた拳銃を握ってクイックがマンチーを倒した。

◆ ラスト

クイックとハーシェルは金を持って旅立った。