東京建築祭の堀ビルシークレットツアーその1です。
ツアーの最初は建物の外から。
この建物、実は周囲が地盤沈下しているそうです。
下の図の赤枠部分に注目すると、確かに沈下の跡が顕著です。
ツアー説明員の方が指し示している縁石のような部分や階段は
周囲の土地が沈下し、建物がせり上がったような恰好になり、
あとからくわえられた部分です。
当初あの階段はなく、そのまま入店できました。
赤印部分もしかり。
こちらの建物は頑丈な杭を打っているので、周囲のみが陥没しました。
ヴェネチアも、そういえば運河に夥しい数の杭を打ち込んでいると聞きます。
いかにも後付けとわかる階段。左脇部分です。
更にそうした沈下により建物がやや傾いており、
隣のビルとの隙間が、上に行くほど狭まっていました。
さて中へ。
まずは屋上から。社員憩いの場といった様相です。
ウッドデッキ風屋上花壇。実は工夫があります。
木々が植えられたベッドのような花壇は一種の廻り舞台になっいて、
この通り、これ自体を回して木々の位置を変えられます。
高いビルに囲まれているため、日当たりを考慮した対策です。
これを回して位置を変え、日照の方向に合わせるんだそうです。
和気あいあいぶりがわかります。
バーベキュー用器具が置かれていました。↓
例の最上階にある塔も、こうして間近に見ることができました。
言われなければわからない部分をこうして教えて頂きました。
つづくー
東京建築祭4 床に大穴を開けて作った階段が壮観 安井建築設計事務所