【デヴィッド・ボウイ】No.8 ダイアモンドの犬 紹介 | アート荘DayDream事務所

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お盆休み無かったはずなのに
台風の影響で強制お盆になった

どうも、ゾウイこと敦獅です。

 
 
こういう連休になってくれないと、
 
ブログ書く元気が出なくて困っちゃいます(^_^;)
 
 
動画のアップロードもブログも、
 
やりたいことは全部こういう連休につぎ込む。と。
 
せめて土曜日も休みになればね。
 
毎週2日間休みになればなね。
 
それ最終的な目標ですから。
 
それ実現したいから仕事独立したんだから!
 
 

さて、ということで、今回は

 

デヴィッド・ボウイの8枚目のアルバム
Diamond Dogs(邦題:ダイアモンドの犬)】
のアルバムの中身を紹介していきます!

 
 
【ダイアモンド・ドッグス】って検索したら、
 
違うものがいっぱい出てきちゃって、オイラビックリしちゃったよwww
 
なんだなんだ、日本のダンス・ミュージックグループに
 
同名なのが居てややこしいぞw
 
今流行ってんのかい?
 
ややこしいんだよなあ、同じ名前付けられちゃうと💦
 
 
それは置いといて、概要いきましょうか。
 
このアルバムは1974年5月31日に発表した7枚目のアルバムです。
 
このアルバムもストーリーじかけのコンセプトアルバムになっておりまして、
 
作品の色としては暗いです。
 
Bowieのアルバムには4枚暗いアルバムがありますが、
 
その中でも4番目に暗いアルバムだと個人的には思っています。
 
4番目とは言え、ずっとループして聴いてると、だいぶ気分が落ち込みますよw
 
 
解散してまもなくして新譜を出す。
 
っていう米米CLUBもビックリな展開に、ファンはズコーーー!ってなったと思いますw
 
Bowieとしては、【ジギー・スターダスト】というキャラクターのイメージを
 
払拭したくて、また作り直すという気持ちで挑んだのではないでしょうかね。
 
 
バックバンドのメンバーも総入れ替えしています。が、
 

世界を売った男】で協力していた盟友 トニー・ヴィスコンティ が

 

ストリングス担当で戻って来るのと、

 

キーボード・ピアノは マイク・ガーソン が引き続き担当しています。

 
 
そして、このアルバムに欠かせない説明として、
 
このアルバムは当初、小説の【1984】のミュージカルを作ろうとして制作を始めたのですが、
 
作者の遺族から許可を取る際に断られてしまって、
 
その夢は果たせませんでした。
 
しかたなく、【1984】をモチーフとした作品に仕上げた。
 
っていうのが、この【ダイアモンドの犬】の根源であって、
 
これは聴く前に頭に入れておきたい情報なんですよ。
 
 
【1984】ってどんな物語なのー?って人は、
 
オリラジの中田あっちゃんのYou Tubeチャンネルで
 
扱われたことがあるので、観てみてください。

あっちゃんの動画はわかりやすいし、面白いからオススメです。

 

実際小説読みたくなる解説ですしね。

 

 

小説である原作も貼っておきますね。
 
 
【1984】って言ったら【ビッグ・ブラザー】ですよね。
 
1984は知らないけど、ビッグ・ブラザーは知ってるっていう人も
 
沢山いらっしゃるかもしれません。
 
僕がそうでしたw
 
本当に有名な作品ですよね。
 
現代でも色褪せない物語だと思います。
 
 
話が脱線したところで、
 
 
曲の紹介に入っていこうと思います。
 

※僕は基本的に歌詞を見ないので、歌詞無視した解説してるものもありますのでご了承ください。

基本的には歌詞よりも、音の解説に傾くと思います。

 
1.Future Legend(邦題:未来の伝説

ジギーのようにプロローグから始まります。

と言ってもジギーの時はちゃんと楽曲で、あくまでも

「プロローグ的な」作品になっていましたが、

今回は完全にプロローグそのものですw

ちなみに、イエモンの【バンチド・バース】はこれのオマージュですね。

Bowieの【ダイアモンド・ドッグス】って、

色んなところに影響を与えています。間違いなくファッション業界にも。
Bowieは小説の【1984】から取ってきてるし、

受け取って与えるっていう流れねw

 

 

2.Diamond Dogs(邦題:ダイアモンドの犬)

からのアルバム同タイトルの楽曲。

「あれ?全然明るいし聴きやすいじゃん?」と。

いや、まだ大丈夫。物語のオープニングですからね。

明るいよ?まだ明るい。楽しそうな作品になりそうでしょ?

光があるからこそ闇が映えるのであります。

物語に引きずり込まれていくので覚悟しといてくださいw

そしてお気づきでしょうか?前作までとはなんとなく作風が変わっていることを。

そうなんですね、もうここから次作のブラックミュージックの色が入ってきてるんですねぇ。

それがやりたいからバックバンド解散しても過言ではないと思います。

 

 

3.Sweet Thing(邦題:美しきもの)

おっと、雰囲気いきなり変わりましたね。

これ聴いてもなお「Bowieは歌が下手だ」と言いますか?

違うんだって、Bowieは下手なんじゃなくて、「よく崩すだけ」なんだってばw

それとねこのアルバム、一曲一曲分けて聴くんじゃなくて

ぶっ続けで聴いてほしいんで、

ぜひCDかレコードを買って聴いていただきたいです。

You Tubeのプレイリストとかデジタル配信で落としたりすると、

アルバム全曲をぶつ切り無しで聴けなかったりするので注意してください。

ずっと音楽が流れ続けるような作品なので、

ミュージカルというよりオペラなシステムなんですけど、

切れ目無しで聴くのがこのアルバムの聴き方なので。

だからこの楽曲とかも物切れな感じで終わってるようになっちゃってるけど、

本来なら次の曲に自然に繋がってます。

 

4.Candidate(邦題:キャンディデイト)

いいね!

僕はこういうBowieの歌い方好きですよ。

とてもBowieらしいと思います。

久々に聴いたら「声若!」って思いましたけどw

またぶつ切りで終わっちゃうのですが、

なんていうかw

これは1曲ずつ紹介してるとストレスですwww

コメントどうしようかwってなりますからw

もう1曲にまとめてしまえよw

って思うのですが、Bowieはこだわって作ってますので、

何も言えんw

 

5.Sweet Thing(reprise)(邦題:美しきもの(リプライズ))

で、曲が戻ります。

美しい流れですよ。タイトル通りですね。

マイク・ガーソンのピアノも光ります。

そして3曲通して注目してもらいたいのはサックスの使い方です。

ところどころ遺作の【ブラックスター】に通ずる音であることがわかると思います。

あと、この楽曲の一部に幻のBowieの楽曲【zion】(知ってる人居たら友達になりたいw)

のメロディーが、メロトロンを使って使い回されてます。

それを堺に曲調が変わるところも良いですね。
何回もループしてたら頭がおかしくなりそうですw
この3曲の流れを通して1曲に仕上がってます。
で、最後まで聴いてもらうとわかると思いますが、
この曲も若干切れています。
この楽曲に続くのが、そう
 
 
6.Rebel Rebel(邦題:愛しき反抗)

名曲のこの曲につながるわけですよ!

ん~!たまらんですね~!素晴らしい!

動画は、Bowie公式の方にはなかったので、

TopPop公式チャンネルから拝借です。

トッポップって、今もまだやってるのかな?

イギリスの音楽ランキング番組なんですよ。

グラムロック好きにとっては毎度お馴染み!って感じの番組ですw

日本人Bowieファンでは「レボレボ」でお馴染みのこの楽曲は、

Bowie軍神の出来であるこの耳に残るギターリフ。

Bowieは相当お気に入りだったのでしょう。

この後もライブで必ずやる楽曲となっています。

海外で行われた大合奏は凄い迫力でしたねw

このアルバムとしてはポップな楽曲となっております。

そして、A面ラストを飾ってますね。

 

 

7.Rock'N Roll With Me(邦題:ロックン・ロール・ウィズ・ミー)

そして盤面を引っくり返して一度リセット。

B面1曲目は、落ち着くこの楽曲から始まります。

当たり障りない楽曲ですよ。ライブでの合唱タイムナンバーです。

名曲を誇って良い楽曲なのですが、なにせこのアルバム

濃い楽曲が多くて、個人的に埋もれがちw

CDだとど真ん中の順番になってしまうので、
それも原因の一つかもしれませんね。
レコードだとB面の一番上なんですけどね。
歌い方は、後期にも残るザ・Bowieな歌い方で良しであります。
 
 
8.We Are the Dead(邦題:死者の世界)

こっからなんだよな~

僕の中ではA面3,4,5と、こっからが

このアルバムの真髄だと思っています。

このドロドロ感、湿気感たまらないです。

この後の盛り上がり方と絶望感はぜひ聴いていってほしいです。

ちょっとキーボードの音が古臭いので、気になるかもしれませんがw

楽器の使い方は流石に時代を感じますが、

楽曲としては現代でも斬新で新しい感じに聴けるのではないでしょうか。

 

 

9.1984(邦題:1984)

からの、出たこのタイトル。

原作まんまのタイトルをそのまま入れちゃったよ☆

オマージュっていうかそのまんまだよ☆

かっこいいんですよね~この楽曲がまた。

だいぶ古臭い感じなんですけどね、やっぱり。

楽器の音が時代を感じますよね。

次作のブラックミュージック感もちゃんと味わえる曲です。

このアルバム買った時は、何度もループ再生しました。

それぐらい好きだし、この後の流れが本当に好きです。

 

 

10.Big Brother(邦題:ビッグ・ブラザー)

いやだからまんまーーーー!!!

っていうwww

ビッグ・ブラザーは原作まんまなのよw

どうしても入れたかった、どうしてもミュージカル化したかった

Bowieの強い想いが伝わってきますね。

Bowieはこれよりだいぶ前から【1984】の物語を具現化したかったんですよ。

その第一歩がジギー・スターダストでもありました。

以後のBowieもこの想いは消えることがなくて、

最終的には【ラザルス】というミュージカルでBowieの構想として具現化したわけです。

実に42年の歳月を経て。ホント、最後の最期でね。。。

 

 

11.Chant of the Ever Circling Skeletal Family(永遠に周り続ける骸骨家族の歌)

動画だとぶつ切りですが、この最後の楽曲に流れるように突入します。

繰り返しのメロディーなんですが、そこが良いんですよね。

レボレボもそうだけど、Bowieの楽曲は繰り返しのメロディーで構成されてる楽曲が

結構あります。

現代の人気アーティストにも是非作ってみて頂きたいものです。

(インディーズや趣味で作ってる人などデビューしてない人には、たまに見かけますよね)

レーベルとか事務所から怒られるでしょうけどw

暗くて狂気じみて終わっていくアルバムです。

現代の人気アーティストにはこれができません。

当時の人気アーティストにはこれが許されました。

皆さんはどう思われますか?

僕はこれこそ音楽の自由であり芸術作品だと思います。

エンタメ音楽ばかりではなく、アート音楽もたまにはチャートに上ってきて欲しいもんです。

 

 

 

~まとめ~

 

はい、いかがだったでしょうか?

 

こんな終わり方されたら、そりゃ僕に暗いアルバム認定されちゃうわなw

 

でもこうやって1曲1曲区切って聴き返すと、

 

そこまで暗いアルバムでもなかったのかな?

 

ってちょっと思いました。

 

僕がメチャクチャ聴いてた時期っていうのも、

 

高校生の頃で、だいぶ頭やられてた頃でしたので、

 

【暗い】ってイメージが強く残ってたのかもしれません。

 

 

いずれにせよ、僕はこのアルバム聴きすぎちゃってるので、

 

とてもじゃないけど、フレッシュな気持ちでは聴き直せませんでしたwww

 

初めて聴いてみた人のフレッシュな感想を是非聴きたいですw

 

 

ちなみにこのアルバムは、名盤です。

 

僕が勝手にそう思ってるだけかもですがw

 

結構このアルバムの根強いファンもいらっしゃいます。

 

完成度は高い作品ですので、一番好きっていうのも頷けますね。

 

ジャケットもなかなかマニアックでレトロなので、

 

ジャケ買いするのも全然良いよね。

 

 

そうそう、あと、レボレボのMV観て気づいた人も居るかもしれませんが、

 

実は、Bowieは日本の漫画・アニメ【ワンピース】にも影響を与えているのは

 

皆さんご存知だったでしょうか?

 

 

ワンピの登場キャラに【ラフィット】って居るんですよ。

 

黒ひげの一味のキャラなんですけど、見てください

まんまですw

 

眉毛が無いところも口紅っぽいのも見事に再現!

 

髪の長さやシャツの柄まで似てますw

 

違うのは、ラフィットはスカーフ巻いてないのと、

 

かかとの高いブーツ履いてないところだけですねw

 

ありがとうよ、尾田っち(ワンピの作者)w

 

これねー、ラフィット初登場の時に爆笑しましたよw

 

Bowieじゃん!ってw

 

Bowieのこの格好は、一応Bowieが作ったキャラとして名前があって、

 

ハロウィン・ジャックと言います。

 

尾田っちもBowie好きだったんだな~って思ってちょっと嬉しくなった記憶があります。

 

尾田っちって結構リアルに存在する人(存在した人)をモデルにキャラクターを

 

デザインすることが多くて、わかりやすいのは海軍大将とかですよね。イワさんとか。

 

うん、脱線しちゃったけど、このアルバムを紹介する時は必ずこの事実も書こうと思ってました。

 

知らない人も多いと思いますのでね。

 

レボレボのMVでは眼帯しちゃってましたが、

 

あの眼帯はファッションで付けてたものではなくて、

 

ガチの目の治療で付けてました。

 

Bowieのオッドアイは有名ですが、

 

子供の頃に友人との喧嘩でああなっちゃってます。

 

 

 

うん。話脱線した。すみません。

 

 

~おまけ~

 

今回もありますおまけコーナー。

 

再発版のボーナストラックから1曲だけ紹介します。

 

 

12.Dodo(邦題:ドゥー・ドゥー)

公式チャンネルではまだ出してなかったので、

お馴染みの【Ziggy's Stardustチャンネル】から拝借。

メチャクチャ久しぶりに音源聴きましたわ。
当時のBowieっぽい楽曲で良いですね(・∀・)

特に書くことは無いのですが。
フロアショウでは1984と繋げて披露していましたね。

 

 

以上です。
 
少な!!
 
ちなみに、ちょい名前出した【zion】という幻の楽曲なのですが、
 
これ僕、高校生の頃にすでに海賊版(ブートレグ)で音源を持っていて、
 
1972年に録音されたってこと以外、ずっーーーーと詳細を知らなかったのですが、

 

さっきYou Tubeで検索したらやっぱりヒットしましてね。

 

実はアラジン・セインを制作してる最中に録られたものらしいんですよね。

 

これ絶対みんな知らないでしょ?検索して聴いてみてくださいよ。僕はメッチャ好きな曲です。

 

僕からの紹介は、別記事で紹介しきれなかったレア音源集記事を作るつもりなので、

 

だいぶ先になると思います。

 

 

うん、そんな感じで。

 

 

映像紹介!をしたいところなんですが、

 

この時の映像と言ったらフロア・ショウですよ。

 

前回の【ピンナップス】の記事で紹介しちゃいました💦

 

大体同じくらいの時期ですからね。

 

で、DVDはまだ公式からは出ていない。と。

 

今が2023年ですから来年かな?ちょうど50周年になりますので。

 

来年公式からフロア・ショウのDVDが出ることを祈りつつw

 

僕はすみません、海賊版でNG含んだDVDをすでに持ってるんでw

 

 

 

はい、こんなところでしょうか。

 

書きそびれたこととかありそうですけども。

 

Bowieファンとしても、古い洋楽好きとしても持っていたいこのアルバム。
 
レコードも持っているのですが、レコードで聴くとこれまた最高なんですよ!
 
 
はい。次回はBowieがソウル・ミュージックに没頭したアルバムの紹介になります。
 
白人のガリガリBowieさんが黒人さんの領域に足を踏み入れて、さて一体どんなことが起こったでしょうか!?
 
お楽しみに。
 
 
 
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