【デヴィッド・ボウイ】No.7 ピンナップス 紹介 | アート荘DayDream事務所

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GW真っ只中ですね。

今日は子供の日でもありますね。
 
小さい頃、ベランダに飾られた鯉のぼりを永遠と眺めていた
ゾウイこと敦獅です。
 
 
昨日は母と弟とで映画の【シン・仮面ライダー】を観に行ってきました。
 
この感想記事も書きたいのですが、
 
なにせ溜まりまくってるBowieの曲紹介を優先しなきゃなあってことで、
 
仮面ライダーは後回しにします。
(結局内容忘れて記事書けなくなるパターンですねw)
 
 
ということで、今回は
 
デヴィッド・ボウイの7枚目のアルバム
【Pin Ups(邦題:ピンナップス)】
のアルバムの中身を紹介していきます!
 
 
 
【Bowieファンだけどこのアルバムは持ってない】って人もいるのではないでしょうか?
 
実際僕も一度目のアルバムコンプリートの時(Bowie復活前)に一番最後に買ったアルバムでもあります。
 
しかし聴いてビックリ。
 
メチャクチャハマりましたwww
 
60年代の楽曲とジギー時代のBowieが好きな人は必聴です。
 
 
 
概要
 
1973年10月19日に発売されたBowieのスタジオ・アルバム7作目が、
 
このピンナップスです。
 
全曲他者の楽曲でBowieがカバーしたものを収録しているカバーアルバムとなります。
 
その為、スルーする人が多いです。
 
 
この時期、バックバンドと解散!ジギーと解散!!
 
みたいな感じになっており、実質バックバンドのスパイダース・フロム・マースとは最後のアルバムとなっております。
 
最後にやりたかったのはオリジナルソングではなく、
 
原点回帰を試みたカバーとなりました。
 
 
とは言えですね、実はドラムスのウッドマンジーが抜けちゃってます。
 
代わりに、後にジャーニーやホワイトスネイクなどで活躍する
 
エインズレー・ダンバーさんが参加していて、大変貴重です。
 
実は僕も今知りましたwww
 
 
Bowieの解散にはウッドマンジーとの金銭的な口論が大きいと推測されていたので、
 
ウッドマンジーがいち早く脱退してしまったのもうなずけます・・・
 
(現在は、ウッドマンジーしか生き残っておらず、トニー・ヴィスコンティとちょくちょく組んで、

Bowieファンを喜ばせてくれるライブをしてたりします。だいぶ丸くなったイケイケじじぃになっています^^

 
話を戻しますが、その他のメンバーは前回と変わりません。
 
ピアノ担当のマイク・ガースンも参加しておりますので、期待値が高いですね!
 
全英1位を獲得したアルバムです。
 
 
 
楽曲紹介
 

※僕は基本的に歌詞を見ないので、歌詞無視した解説してるものもありますのでご了承ください。

基本的には歌詞よりも、音の解説に傾くと思います。

 

 

さて、早速曲の紹介に入りたいのですが、今回はカバーアルバムということで、
 
原曲との聴き比べもやっていきたいのですよ。
 
文字数制限に間に合うか微妙なので、原曲へのコメントはほとんどできませんのでご了承ください。
 
皆さんで感想をお持ちになってください。
 
では、いきましょう!
 
 
1.Rosalyn(邦題:ロザリン)

はい、最高!初っ端最高です。

この60年代の古臭い演奏にジギー時代のキラキラ感を加えて、

一気に70年代のグラムロックに変えてしまうところ最高です。

特にバックギターの音がリスペクトしてることを匂わせています。

この楽曲はやっぱりここをこだわりたいですよね。ロンソン流石です。

Bowieはもちろんですが、みんな楽しそうです。

 

原曲はプリティ・シングスの楽曲となります。

たまらん!そしてBowieがかなり寄せて歌ったってことがよくわかりますね!

 

 

2.Here Comes The Night(邦題:ヒア・カムズ・ザ・ナイト)

前曲とのBowieの歌い方の違いよ。

この楽曲にかんしては原曲の歌い方が強くて、真似してるという感じではなく、

Bowieなりの解釈を込めて歌っているなという印象ですね。

だいぶ力を入れた楽曲であり、少し実験してみたのかなと思います。

よくBowieは歌が下手だと言われますが、僕はそうは思いません!(あばれる君www)
こんな風にも歌えるんですよ。
Bowieは下手なんじゃなくて、よく崩すだけです。上手くないとできません。
 
原曲はゼムの楽曲です。

だいぶ癖のある歌い方。良いですねー。アメリカっぽいサウンドなんですが、アイルランドのバンドです。

 

3.I Wish You Would(邦題:アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド)

キタキタ!絶対ロンソン推しだろ!と言いたくなるような選曲ですね。

もちろんBowieも大好きなんでしょうけど。

ここに来てテクニカルな楽曲を持ってきました。

パンキッシュなものから始まり、カントリー系ときてテクニカル系です。

色んなジャンルを入れてきていますね。

ここまで聴いても刺さらない人は、じゃあ何に刺さるんだろうってぐらいです。

古すぎて刺さらないのかなぁ?

いや~たまらんですよ。ロンソンのギターが光る楽曲ですね!

 

原曲はあのヤードバーズの楽曲

やべーかっけー。伝説のバンドですからね。3大ギタリスト全員の出身バンド、

レッド・ツェッペリンの母体バンドってヤバすぎですからねwどうなってんだよ!っていうw

知らないロックファンは、知らないってだけで大損してます。

 
 
4.See Emily Play(邦題:シー・エミリー・プレイ)

からのシド・バレット作曲のこれよwww

どうよこのラインナップ。魅力しかありませんよ、皆さん!

バレットの世界観をちゃんとリスペクトしております。

皆さんこれでもこのアルバムには手を出しませんか?正気ですか?

シド・バレット・ピンク・フロイドと言ったらサイケ界最強バンド。

Bowieは力の限り表現しています。ここでくるマイク・ガースンのピアノね。

マイクにだったら任せられる!マイクになら表現できる!最高のピアニストを仲間に入れたもんですな。

 

原曲は言わずもがなピンク・フロイドの楽曲です。

バケモンだwたまらん!これぞサイケ。聴いてると頭おかしくなりそうだからw

完璧に再現できるバンドなぞいません。バレットが居た時は特に。唯一無二です。
 
 
5.Everything's Alright(邦題:エヴリシングス・オールライト)

あの後に一体どの楽曲を持ってくれば良いんだ!

Bowieだったらこうしますw

うん、もうすげえや。参考になりますよ、そのセンス。

全く別ジャンルを持ってくるスタイル。

サイケのあとは、底なしに明るい踊りたくなるようなロックンロールです。

情緒不安定かよとも思えますが、流れを変えるにはこうするしかないですもんね。

 

原曲はモージョズの楽曲から。

いや、メッチャかっこいいwww 今初めて原曲聴いたんですけども。

ナニコレめっちゃ良いんですけども(^q^) 

結論:Bowieが好きな楽曲は、僕も好きである。

 
6.I Can't Explain(邦題:アイ・キャント・エクスプレイン)

やりたかったんだろうな~。本当にメチャクチャやりたかったんだろうな、この曲。

って思います。

だいぶBowie色の強いカバーになってるのではないでしょうか?

実際歌い方はだいぶ寄せてる方だと思います。というか、真似てなくても似てるんですよね。

影響受けすぎちゃってw Bowieも影響受けやすい人ですからね。

良いか悪いかは皆さんの好みですが、僕は原曲のほうが好きですw

 

原曲はザ・フー(きたこれ)の楽曲ですねえ。

もう、Bowie世代のロックミュージシャンで嫌いな人居るの?ってぐらい偉大なバンドです。

 
7.Friday On My Mind(邦題:我が心の金曜日)

この曲のBowieカヴァーホント好きだわ。

たまらんよね、このコーラスといいロンソンのギターといい、
ボルダーのベースも本当に好きです。サックスの入れ方もこういうのが好きですね。
全部好きです。このカヴァー。
原曲よりもメリハリがしっかり付いています。
好みは分かれると思いますが、どっちも良いんですよね、結局。
 
そんな楽曲はイージービーツのものです。

良いよね~イージービーツ。原曲はどこか哀愁も漂ってて良いですなぁ。

こんな素敵な曲をありがとう!60sは全部最高なんです!

 
8.Sorrow(邦題:愛の悲しみ)

この楽曲もBowieがどうしてもやりたかったんじゃないかなぁって思います。

Bowie本来の好みと言いますか。初期から後期までこのような雰囲気のある楽曲は残ります。

各アルバムに1曲は入ってる印象です。

特にこの後のに続くソウル系に強く反映していくことになります。

 

原曲はマージーズの楽曲です。

今初めて原曲聴きましたが、だいぶ印象変わりますね。

Bowieが歌うとだいぶ黒人さん寄りになってるんだなって思いました。

原曲はバリバリ白人さん系だったんですね!

 

 

9.Don't Bring Me Down(邦題:ドント・ブリング・ミー・ダウン)

からのザ・ロックンロール。黒人さん寄りの【間(ま)】が大事な楽曲ですね!

これはノれます。レッツダンシング!

テクニカルな楽曲ですよね。こういうのってやろうとすると凄く難しいんですよね。

でも凄く楽しいんですよ。演奏する側も聴いてる側も楽しいです。

本当にこのアルバムもバランスが良いと思います。

 

原曲はプリティ・シングスの楽曲です。

こういう歌い方のバンド好きですよね、Bowie。60s特有のもので、僕も好きです。

今こういうバンドが出てきたら嬉しいんだけどなあ。

 

 

10.Shapes Of Things(邦題:シェイプス・オブ・シングス)

キタキタ!こういうのもBowieに根付いた楽曲なんじゃないかなって思います。

てか、このアルバムに入ってる楽曲全部に言えることなんですけどね。

こういうのを聴いてきてBowieが出来上がったんだって思えるアルバムなんですよ。

原曲をBowieなりに変換するとこうなります。変わらないんですよ、あまり。

かなり原曲に忠実な方なんですが、きらびやかになるんだよな~一気に。

原曲の方も大好きで、このところ原曲の方が聴くので、改めてBowie版を聴きましたが、

やっぱりこっちも良いですね~。

 

原曲は再び伝説のヤードバーズからの楽曲になります。

かっこいいのよ、本当に。

 

 

11.Anyway,Anyhow,Anywhere?(邦題:エニウェイ、エニハウ、エニホエア)

やっぱりさ、こう聴くと、これまでのBowieのアルバムとは違いますよね。

どっちかっていうと、この後のBowieの色に近いです。

または、デビュー前の本当最初期のBowieに近いよね。

ジギーにはこういう楽曲入ってませんでしたからね。

新しいBowieってわけではなく、原点回帰してるBowie本来の音楽性が垣間見れると思います。

 

原曲は再びザ・フーの楽曲からとなります。

ん~、マジでたまらんww いや、これはやりたくなりますよ。

たしかにカヴァーしてみたくなるし、やってみたくなる。

ザ・フーは60sに欠かせないバンドですよ。

 

 

12.Where Have All The Good Times Gone(邦題:ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン)

 

で、最後に爆弾投下して終わりますw

最後にキンクスっていう爆弾投下w

昔はなんでこういう曲が最後?って思ってましたが、

改めて聴くと、ああ、これだ!そうこれが最後で合ってるよ!って思います。

グッと締まりますね。後を引く感じではなく。バランス良いですし、バックバンドとも最後なアルバムですから、

これで合ってます。

 

原曲は60sを代表するバンドの一つ、キンクスからの楽曲です。

うん。勝てないのよ。勝てるわけがない。別にBowieも勝とうとはしてないはずだけどw

 

 

 

 

まとめ

 

はい、いかがだったでしょうか?

 

これまで【ピンナップス】には手を出してこなかった人に刺さってくれれば幸いです。

 

ラインナップを改めて見るととんでもねえですよwww

 

このラインナップでBowieがどう調理しているのかってだけでも聴く価値はありますし、

 

持ってて良いアルバムだと思います。

 

 

ぶっちゃけ、どの曲も原曲には勝てませんが(個人の感想)、

 

Bowieやバックバンドの精一杯のリスペクトを感じられたのではないでしょうか?

 

60sサウンドが好きでジギー期が好きな人は持っておくべきアルバムだと僕は思いますけどね。

 

 

一時期このアルバムにハマって聴きまくってました。

 

なんでこれまで最後まで後回しにしてたんだろうって、当時思いましたよw

 

原曲もこれまで聴いてなかったのが半分くらいありました。

 

結構生配信でリクエストもらって聴いてましたけど。

 

 

Bowieやバンドの原点も垣間見れたと思います。

 

こういうのを聴いて音楽を始めた人たちが、

 

全然違う雰囲気のアルバム、ジギー・スターダストを作ったって考えると面白いですよね。

 

でも随所でチラチラ影響を受けたことがわかるでしょう。

 

Bowieをもっと知る上でも重要なアルバムがこのピンナップスだったりします!

 

 

 

 

~おまけ~

 

さて、恒例のおまけコーナーです。

 

今回は2曲紹介します。

 

 

13.Growin' Up(邦題:グローイング・アップ)

公式チャンネルのほうにはなかったので、毎度お世話になってるZiggysチャンネルから。

ロンソンのギターとマイクのピアノが光りますね!

Bowieの歌い方もこの後のアルバムに直接繋がる形になっています。

ソウル系の歌い方ですよね。

原曲と比べるとわかると思いますが、全然違いますw

皆さんはどっちが好みでしょうか?

僕は原曲のほうが好きですw

 

原曲はブルース・スプリングスティーンのものになります。

ピンナップスはイギリスバンドのカバーが多いのですが、このバンドはアメリカです。

バリバリアメリカサウンドで、わかりやすいですよね(・∀・)

 

 

14.Port Of Amsterdam(邦題:アムステルダム)

実はこの楽曲は1970年世界を売った男の頃に収録されたものです。

だから完全にその頃の雰囲気で、ピンナップスっぽくないですよね。

ピンナップスに収録されている【Sorrow】のシングルB面で発表されたから、

ここで紹介しました。実際CD版でもピンナップスのボーナストラックとして収録されています。

という経緯ですw

 

原曲はジャック・ブレルって人の楽曲だそうです。

いや、初めて聴きましたが癖がすごい!w

いやいや、笑うところではないのですが(^_^;)

凄いですよ、グサグサ刺さりますもん。こんなんどんな歌い方で向かい打っても勝てん💦

歌が上手いっていうのはさ、人の心にダイレクトに響かせることができることを言うと思うんですよ。
歌唱力で上手い下手が決まるものではないと思います。
 
 
はい、楽曲は以上です。
 
 
映像の紹介なのですが、
 
当時のBowieの映像と言ったら、やっぱり手ブラ衣装が印象的な
 
フロア・ショウというTVの特別番組の映像でしょうw
 
これは公式的にDVD化されていましたっけ??
 
僕は、クソ長い(383min)TVには使われなかった部分の映像やNGやメイキングを含んだ映像を持ってますけども。。。
 
探してきますね~
 
 
無かったwwwすみませんw
 
まだ公式ではDVD出てませんね💦
 
多分いつか出してくれると思うので待ちましょうか。
 
You TubeだったらFULLっぽいのありますが、これは実際放映されたものだと思います。
 
それは各自で探してもらうとしてw
 
手ブラ衣装のやつだけ貼っておきますwww

実際TVに使われたのはこの映像だったと思いますが、

 

実は何度も取り直してます。この楽曲はw

 

多分You TubeにNGテイクのものも転がってると思います。

 

ギターのミック・ロンソンとの際どいパフォーマンスも披露していますねw

 

ロンソンとの際どいパフォーマンス集は10年以上前に作ってますので、気になった方は是非ニコニコで見てくださいw

 

フロアショウは沢山衣装替えしてるので、
 
モードコレクション好きにもたまらないと思います^^
 
Bowieはファッション界にも影響を与えた人物だったってことがわかると思います。
 
とにかく公式DVDの発表待ちですね、こりゃ。
 
 
 
 
 
はい。以上です。
 
いや~、ピンナップスの食わず嫌い直ってくれると嬉しいなあ。
 
ではでは、次回は犬Bowieの紹介です。しばしお待ち下さい。
 
 
 
 
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