日頃から講座でもこのブログでも、薬膳はお店でしか食べられないものでも、特別な薬膳食材が無いと作れないものでもない。
スーパーで買えるものでその日の体調や気候によって起きやすい不調予防や改善ができる、毎日の美味しい食事だとお伝えしています。
1年以上、薬膳連続講座に通ってくださった方が、お父様の入院で毎日三食院内のコンビニで食事を摂っていると連絡を頂きました。
この方、「先生、何を食べたらいいですか?」じゃなくて、こんな嬉しいメッセージを下さったんです。
ご本人の承諾をいただいたのでご紹介しますね。
手作りできなくても、外食でも、中食(お惣菜などを買って帰って食べる)でも薬膳の知識は活かせます。
入院のご家族に付き添うという緊張と寝不足の毎日なのに、十分な栄養が取りにくい現実。
そんな中でもできるのが薬膳の知識があるからこそ。
送っていただいた写真を少しご紹介しますね。
全てコンビニのものです。(ご承諾をいただいています)
○疲労回復に
豚肉・エビ・あさりの煮汁・黒きくらげなどが入った野菜ちゃんぽん
○寝不足からの血不足を補う
あさりの味噌汁
○元気の素の「気」を補って胃腸の底上げ
蒸し鶏とネバネバ食材のサラダ
○補気と補腎と便秘予防
ナッツ類を捕食に時々つまむ
海藻類の茎わかめで便秘予防
○付添いの簡易ベッドがエアコンの真下で喉の乾燥と冷え予防に。プラス持参のくこの実で補気と補血
生姜やはちみつ、柚子入りの飲み物+くこの実
○滅入りがちな気持ちを巡らせる
ジャスミンティー
こんな風に、学んだことが自分で作る食事以外でも役に立ちます。何も考えずに食べるのと、知っていて選んで食べるのとでは、その後のカラダが違います。
特に看病の時は、看病している家族が倒れては病気の方が困ってしまいます。そして、倒れてしまったら、倒れたご本人が一番不本意でしょう。
作るだけが薬膳じゃない!
買って食べる時でも薬膳はできる!
それをご自身で証明して下さいました。
お父様の早いご回復をお祈りすると共に、看病疲れなく(でも無理せずに)お過ごしくださいね。
こんな風に必要な食材を選べる薬膳。
作ったものだけでなく、買って食べる時にも使えます。
看病の時にも(時こそ)、食の知識を活かしましょう。
《プロフィール》
森澤 孝美
大阪、奈良、京都を中心に〝お料理苦手さん、 時間が無い方でもできる普段のごはんを簡単に薬膳にする〟薬膳料理研究家・薬膳講師。
薬膳食療法専門指導士・和学薬膳®博士。
薬膳講師。
「病気の予防」には体質と毎日の体調に合わせたものを食べることの大切さを伝えるため、日本の普段の食事に取り入れやすい薬膳講座が特徴。
飲食店様への薬膳ランチメニュー・スイーツのご提案、体調・体質を中医学の五臓から読み解き、体質・体調に合った食材に落とし込む個別カウンセリング、アロマテラピーなどのセラピストさん向け薬膳講座開講。自身の体験談や豊富な例から分かりやすい講座と好評。
2019年より枚方市食育推進ネットワーク会議委員。
東京都港区生まれ。埼玉県蕨市で育つ。
高校生での初めてのアメリカホームステイから、海外に関心を持つ。外国語学部に進むが、語学は手段であり目的ではなかったことに気づきODA関連コンサル会社海外部秘書を経て女性が自立してできる仕事を探して転職。インテリアコーディネーター資格取得をきっかけに、住宅設備メーカーで住宅照明計画業務と社内外で照明講師として7年従事。夫のイタリア転勤に帯同するため退職。イタリアにて38歳の時第一子出産。帰国後はフリーランスとして10年間照明コンサルティングと販売。自身の更年期をきっかけにカラダの状態を中医学で考察し食材の性質・効能で改善する薬膳を実践して不定愁訴改善。
≪講座カリキュラム≫
STEP1【はじめまして薬膳】単発講座
STEP2【カラダのマニュアル作り】単発講座
STEP3【きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)】
STEP4【季節の薬膳(全五回)】
他、単発講座、連続講座を朝日カルチャーセンターくずは教室様、HDC(グランフロント大阪)様、ヨガイベント他より招聘。2018年よりzoom講座開始。
≪メディア出演・掲載≫
◆朝日新聞関西版にて「薬膳でスッキリ!デトックス&むくみ改善」講座紹介記事掲載
◆インターネットラジオfmGIG「ハワイボスの楽々生きるラジオ』出演
◆インターネットラジオゆめのたね「女のキメ時!ライフプロデュースのススメ」出演
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