採用支援総合サービス・アークパワー社長池邉のブログ「どうとくか」 -359ページ目

春来る

『孝は百行の本』と言う言葉がある。


【孝は百行の本】(コウハヒャッコウノモト)

〔意味〕

孝行は、あらゆるよいおこないの大もとと

言うべきものであるということ。

〔注釈〕

「百行」はすべてのよいおこないの意。

(参考:『故事ことわざ辞典』学研)


春!

さくら咲き、さくら散りゆく季節。

旅立つ人と、来(きた)る人がいて、

それぞれに、新たな歴史の幕が開いて行く。


春!

人生の『節目』としては、最高の季節。

思い返してみても、

どれも思い出深いものばかり。

そんな思い出の数々を辿っていく内に、

ふと、

慣れ親しんだ故郷を旅立つ日のことを、

想い出した。


あぁ、

最近、親孝行してないな・・・

今年は何か、親孝行でもしてみよう。。。

13:00 | 社長のつぶやき
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会話すること

身にしみる文章に出会った。

それは、

綿矢りさ『蹴りたい背中』を読んでのこと。

内容は、主人公である女子高生ハツが、

学校生活の中で、孤独であり、それが嫌で

なく、でも寂しい気持ちとの葛藤を書いた

ストーリー。

あまりに良かったので、おきにな部分を

書き出してみた。


以下、本文抜粋

『仲間という言葉はわさびみたいに鼻に

ツンときた。

〔・・・〕

「私は中学でもうこりごり。仲間とかは。」

「極端すぎるんだよ、ハツは。グループと深く

関わらなくても、とりあえず一緒にいればいい

じゃない。」

「それすら、できないんだよね。中学での我慢が、

たまりにたまって一気に爆発した結果かな。」

「我慢、って言っちゃうんだ、私らの時間を。」

〔・・・〕

話しのネタのために毎日を生きているみたいだった。

とにかく、“し~ん”が怖くて、ボートに浸水して

くる冷たい沈黙の水を、つまらない日常の報告で

埋めるのに死に物狂いだった。

指のここ怪我した、昨日見たテレビおもしろかった、

朝に金魚が死んだ。

一日あったことを全部話しても足りず、沈黙の水は

またじわじわと染みてくる。

「ハツはいつも一気にしゃべるでしょ、それを

聞いてる人間が聞き役に回ることしかできない

ような、自分の話を。そしたら聞いてる方は

相槌(あいづち)しか打てないでしょ。一方的

にしゃべるのをやめて、会話をしたら、沈黙

なんてこないよ。もしきてもそれは自然な沈黙

だから、全然焦らないし。」』(※1


「・・・」

この本を読んで、

作家の洞察力の鋭さに、吸い込まれた。

いや~、すごい!

そうよね、

よく人の話を聞かないって言われる人は

この強迫観念にも似たような感覚があって、

無理矢理しゃべり続けちゃったりするんだよね。


え?

お前は、本当に人の話しを聞いていない?

(Д;) ガーン 

・・・ソウダッタノカ・・・

でも、ホント

随所に、“どきっ”とさせる言い回し方は、

メッチャ勉強になったわ!

そりゃ、若くして賞も獲るわな!

納得、納得!

(※1引用:綿矢りさ『蹴りたい背中』河出書房新社2003

規模拡大

自動車業界では、相乗効果が上がらないと

業界再編の火付け役となった米ビック3では今、

合併を軸とした規模拡大路線の戦略を一転、

修正に走っている。

そんな内容の記事に目がとまった。

なになに、、、

『再編後も独自に培ってきた技術や文化に固執

する社員は多く、〔・・・〕摩擦が絶えなかった』(※1

ふ~ん、あまり上手く行ってなかったんだ・・・


一方で、

『規模の追求から一線を画し、00年に英ローバー

を売却した独BMW。強いブランド力のもとで

業績は堅調。〔・・・〕06年の販売は137万台、

売上高も490億ユーロといずれも過去最高だ。

〔・・・〕日本勢で独自路線を貫いたのはホンダ。

一時期、自動車業界で生き残るために、メーカー

に必要とされる台数規模として「400万台クラブ」

という言葉がもてはやされたが、福井威夫社長は

400万台という数字に何の意味があるのか。

『合併でコストが下がる』というので勉強して

みたが、うそだとわかった」と、規模拡大の追及

には否定的だ。』(※2


ふ~ん。。。

藤本隆宏・東大大学院経済学研究科教授曰く、

『「自動車生産は150万台程度あれば十分で、

400万台に経済学的根拠は全くない、製品

の質を高めて販売が増え、結果的に400万台

になったならいいが、400万台を目的化し、

合併を進めることに意味はない」と指摘する』(※3


うん!

まったくをもって、この考えに同感だ。

M&Aによる強引な規模拡大路線は、

あまりに社員を、ないがしろにする戦略だ。

ましてや、品質が落ちるなんて、言語道断!

確かに、M&Aは時間を買える優位性があることも、

わからなくはないが、、、

働く人が主役であることを、資本家は、もう少し

理解してあげることが重要じゃないかな。

ましてや、投資家は、経営に対しても、

長期ビジョンで物事を判断できる許容範囲を

持たせてあげる必要があるんじゃない。


なんだか、いつも、

利益、利益、利益、配当、配当、配当って、

そもそも、株主は、企業を育てる義務がある!

そのことを忘れて、短期利益ばかり追求するから、

相乗効果が上手く発揮されなかったのでは?

だいたい四半期ごときで、経営の何がわかるの?!

会計狂想曲に妄信すれば、人のやる気は生まれない。

記事を読みながら、、、そう思った。

(※13:引用 朝日新聞 2007/3/3朝刊)