規模拡大
自動車業界では、相乗効果が上がらないと
業界再編の火付け役となった米ビック3では今、
合併を軸とした規模拡大路線の戦略を一転、
修正に走っている。
そんな内容の記事に目がとまった。
なになに、、、
『再編後も独自に培ってきた技術や文化に固執
する社員は多く、〔・・・〕摩擦が絶えなかった』(※1)
ふ~ん、あまり上手く行ってなかったんだ・・・
一方で、
『規模の追求から一線を画し、00年に英ローバー
を売却した独BMW。強いブランド力のもとで
業績は堅調。〔・・・〕06年の販売は137万台、
売上高も490億ユーロといずれも過去最高だ。
〔・・・〕日本勢で独自路線を貫いたのはホンダ。
一時期、自動車業界で生き残るために、メーカー
に必要とされる台数規模として「400万台クラブ」
という言葉がもてはやされたが、福井威夫社長は
「400万台という数字に何の意味があるのか。
『合併でコストが下がる』というので勉強して
みたが、うそだとわかった」と、規模拡大の追及
には否定的だ。』(※2)
ふ~ん。。。
藤本隆宏・東大大学院経済学研究科教授曰く、
『「自動車生産は150万台程度あれば十分で、
400万台に経済学的根拠は全くない、製品
の質を高めて販売が増え、結果的に400万台
になったならいいが、400万台を目的化し、
合併を進めることに意味はない」と指摘する』(※3)
うん!
まったくをもって、この考えに同感だ。
M&Aによる強引な規模拡大路線は、
あまりに社員を、ないがしろにする戦略だ。
ましてや、品質が落ちるなんて、言語道断!
確かに、M&Aは時間を買える優位性があることも、
わからなくはないが、、、
働く人が主役であることを、資本家は、もう少し
理解してあげることが重要じゃないかな。
ましてや、投資家は、経営に対しても、
長期ビジョンで物事を判断できる許容範囲を
持たせてあげる必要があるんじゃない。
なんだか、いつも、
利益、利益、利益、配当、配当、配当って、
そもそも、株主は、企業を育てる義務がある!
そのことを忘れて、短期利益ばかり追求するから、
相乗効果が上手く発揮されなかったのでは?
だいたい四半期ごときで、経営の何がわかるの?!
会計狂想曲に妄信すれば、人のやる気は生まれない。
記事を読みながら、、、そう思った。
(※1~3:引用 朝日新聞 2007/3/3朝刊)