ピラティス後に四十肩の痛みが消えた理屈を解説します | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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先日のセッション前「肩に少し痛みがある」
とおっしゃっていたお客様と1時間
マシンピラティスをご一緒したあとに
「あれ?痛くない!」となった理屈を知ると
もしかしたらこのブログをお読みの方にも
お役に立てるかもしれないので
ちょっと解説してみようかなと思います。ニコニコ


痛みを感じるのは腕をこの位置に持ってきたとき。



いわゆる四十肩、五十肩じゃないかなー
とおっしゃっていました。
 



炎症を起こして常に痛いという場合は
やみくもに動かすことは避けていただきたいですが
特定の動きを行なったときだけ痛むという場合
肩甲骨にアプローチしてあげると
痛みを感じなくなる場合はよくあったりします。


ん?肩甲骨って背中では?
痛いのは肩だよね?
って思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。


一般的に「肩」っていうと



ここ、ってイメージされる方が
多いんじゃないかと思うのですが
ピラティス的に動きを見ていくときには
骨格の構造から見ていきます。




このイラストで分かりますかね~
肩を構成しているのは
「肩甲骨」と「鎖骨」と「上腕骨」です。

肩関節の構造って前から見るとこんな感じ。




上から見るとこんな感じです。


鎖骨と肩甲骨が連結していて
肩甲骨は胸郭上に沿うように
位置していることが分かりますよね。


そして、腕(上腕骨)は肩甲骨にあるくぼみに
はまる感じで肩甲骨に連結しています。


四十肩・五十肩の痛みって
上腕骨の動きに対して
肩甲骨が連動していかないときに
起こっているときが多いんですよね。


だから、痛みを感じる部分ではなく
「肩甲骨」と「鎖骨」の動きがよくなると
感じていた痛みが消えたりするんです。


先日のお客様とのセッションでは
肩甲骨の動き、鎖骨の動き、上腕骨の動き、
肩甲骨と鎖骨と上腕骨の関係性、
肩甲骨と胸郭の関係性などをガイドしながら
痛みなく動ける適切な動きが見つけていきました。


ちなみに、ピラティスは治療ではなく
インストラクターは治療家ではないので
私たちが痛みを治すわけではありません。


お客様ご自身が自らの動くことで
適切な動きを再学習していくエクササイズです。


不適切な動きによって起きていた痛みは
適切な動きを習得することで治ります。
〝治す〟のではなく〝治る〟。


これがお客様の四十肩の痛みが
セッション後に消えた理屈。ニコニコ


ひとまずセルフでできることとすれば
  • 肩甲骨まわりの強張りをほぐすように動かす
  • 鎖骨まわりの強張りをほぐすように動かす
  • 上腕骨を回してみる(内旋・外旋)
というあたりから、痛みのない範囲で
試してみてくださいね。


ピラティスをご存知の方は
このエクササイズもおすすめです。





なお、冒頭にも書きましたが
動かしていないときにも痛いのなら
炎症を起こしているかもなので
安静にされたほうがいいかもです。
痛みが続くようなら整形外科受診を。



 

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