身体性とメタ認知と脳神経科学 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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自由が丘でマンツーマンの個人レッスン
ピラティスインストラクターの西村由美です。


昨日のブログの最後

Wikipediaの説明にメタ認知は
「人間が自分自身を認識する場合において
 自分の思考や行動そのものを対象として」
とありますが

ピラティスインストラクター的見方をすると
思考や行動のみならず「身体性」においても
大事な要素だと思います。

そのあたりはまた別記事で書いてみますね。

と書いたので、今日はこの続きを。
(ちょっとマニアックな話になっちゃうのですが^-^;)


先月から今月にかけて行なっている
ピラティスはじめてさんのための
「自分の体がこんなふうだってこと
 今まで知らなかった...知れて良かった!」
とお客様からおっしゃっていただくことが
とても多いのですが


それってね、言い換えると
自分の体の「認識」と「現実」には
意外とズレがあったりする
ということなんですね。


メタ認知って
「自分の認知を認知する」
ということなのですが



この「メタ」って
「高度な」という意味なんだそうです。


だから
「高度に自分の認知を認知する」
ってことなんですよね。


ピラティスってちょっと
そういう“高度さ”が必要だったりする。
(だから難しいと誤解されてしまうんだけど...汗)


たとえばね、
ピラティスではこんなふうに
マシンの上に立って行なうエクササイズが
あったりするのですが




動く土台の上で姿勢を安定させながら
マシンの動きをコントロールするためには
身体的「メタ認知」がポイントになるし


また、このエクササイズを行なうことが
身体的「メタ認知」を高める、とも言えて。


あとね、先日の勉強会では
脳神経科学的な見地からも
「安全安心」という土台の形成が
「自立」「自律」のキーポイント
であることを教えてもらったのですが







ここに書かれていることも
ピラティスをする上での
体のとらえ方にとても近い。


「メタ認知」を主軸に進められた
先日の勉強会で出てきたキーワードは


多様性
自立
自律
認知的柔軟性
 

これらは身体的な
【体はひとりひとり違う】こと
【自分の足で立つ】こと
【コントロールする】こと
【柔軟性を取り戻す】こと
の大切さともリンクしていて


それは
私たちピラティスインストラクターが
ピラティスを通じてお客様に提供している
【身体の再学習】
のキーポイントでもあります。


昨日あげたこの記事にも書きましたが
ヒトは心も体もまるっとまるごと1つ
オーガニックな存在なので
体からのアプローチは心にも影響する
と私は考えているんですね。


そのことを理論的に結びつけてくれるのが
脳神経科学なのかもしれないなーキラキラ
ワクワクしていたらね
身体的なメタ認知に関する論文を
ネット上で見つけちゃった♡ニコ


たぶんそのあたりの話になるともう
どんどんマニアックな方向に
行きすぎてしまうことが予測されるので(笑)
続きはメルマガのネタにしようかな。