もし、浜岡原発が地震などで崩れたら、私も富士山が見える場所を離れなくてはならないでしょう。
■村田光平氏からのメッセージ
●2019年9月15日
お届けしたBCC英文発信での、五輪返上は今からでも遅くはないとの指摘は反響を呼んでおります。
アジアの著名な国際政治学者からは”Thank you dear friend. Even if the Olympics are held your persistence will be a beacon for others. ”との激励をいただきました。(オリンピックが開催されたとしても、あなたの粘り強さは他の人にとっての指標になる)
9 月 14・15 日には「フクシマの危険を黙殺させない東京オリンピックのために」と題するシンポジウムがドイツのドルトムントで開催されるなど国際社会の動きが注目されます。
ご報告した「東京五輪がもたらす危険」と題する著書がこの程出版されたこともあり、反響が予見されます。
このたび台風がもたらした千葉県での深刻な大規模停電、嘲笑すら招く五輪の酷暑対策の無策振り等は、天災超大国として求められる安全意識の重大な欠如と無関係ではないと思われます。
今回の台風が福島第一を襲っていたなら排気筒が倒壊し、東京が住めなくなくなるような恐ろしい事態が発生したかもしれないのです。
54基もの原発を建設したことは過ちであることを認めながら脱原発を急がないことは不道徳、無責任のそしりを免れません。
国も、電力会社も、国民も代価を払う「三方一両損 」による脱原発を急ぐよう改めて訴えて行く所存です。
●2019年10月2日
拙著「原子力と日本病」で指摘したことが事実により立証されることが増える一方です。
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福島事故により「安全神話」が崩壊したにもかかわらず、誰もその責任を問われることなく、再稼働が認められたことは、倫理・道徳の欠如を反映するものであり、無責任のそしりを免れません。
福島の悲劇に思いをいたせば誠に罪深いことです。
天災超大国とも言える日本に54基の原発を建設したことは「巨大な過ち」と言われ、それを認めながら、脱原発を急がないのは無責任極まりないことです。
しかも、未だに天災対策と真剣に取り組んでいるとは言い難い状況です。反省が求められます。
もし台風15号が福島第一を襲っていたとすれば福島第一の第一~第三原発の冷却用プールあるいは排気筒の崩壊がもたらされ首都圏からの住民の避難が必要となる事態の現出もあり得たと思われます。
こうした懸念に基づき本格的対策を講ずることは、近年、スーパー台風・ゲリラ豪雨などこれまでにない気象現象の頻発により喫緊の課題になったことは明白となりました。
とくに、原発の安全に責任を負わない原子力規制委員会により再稼働を許可された9基の原発の運転停止を一日も早く実現するよう訴える次第です。
●2019年10月29日
本日福島県庁の責任者によれば台風19号及び20号等による被害は甚大で、危機的現状に「震災対応」しているそうです。
マスコミはなぜ福島県のこうした危機的現状を報じないのでしょうか。
IOCもマラソンの酷暑対策しか口にせず肝心の放射線の危険性は一切無視しております。
原発と東京五輪は表裏の関係にあることが実感されます。
東電は東海第二原発再稼働への融資を決めました!
実質国有化されている東電の今回の決定を容認する経産省の責任は重大です。
安全神話が崩壊した状況下で再稼働を認めるのは、本来罪深く、無責任かつ不道徳です。
しかも原発の安全に責任を負わないと公言する原子力規制委員会に再稼働を許可する権限を与えることなどどうして許されるのでしょうか。
「世界の命運を左右する電力会社」という認識が既に幅広く拡散しております。
「メディアの命運を左右する電力会社」とも言われだしております。
福島の悲劇を生んだ東京電力が利益まで生む会社として存続していることに対して最近、タクシーの運転手さんからも強い批判が聞かれるようになりました。
不道徳の永続を許さない歴史の法則(天地の摂理)の表面化が待たれます。
<転載終わり>
福島のこと、事故のことは、もう忘れたいでしょうが、まだ終わっていないのが現実です。
4日に新潟で開催された樋口氏の講演会は、柏崎刈羽原発が近いという事や原発ゼロのネットワークの団体の主催でもあり休日でもあった為か、席が足りなくなるほど大盛況でした。
ところが、関東圏での今回の講演会は、平日というのもあるのですが、皆さんのあまりの関心のなさに正直なところ驚きの色を隠せませんでした。
なので、地球に迷惑をかける原発は全部即刻廃炉です。
核は悪くないけど、人間が使い方を誤ったのです。ごめんなさい。
しかし、人類が未だ制御できない核を、多くの大人たちが何とか廃絶しようと努力したというその事実だけでも、未来の子どもたちに残したいです。
たとえ、核廃棄物は残ってしまっていたとしても。。
奥様が1時間もかけて、とても熱いお話をして下さった為か、私の話も長くなってしまいました(汗)
でも、熱い想いの奥様がいらしたからこそ、樋口元裁判長さんは、原発の運転差し止めという心のある判決を出せたのだと納得しました。
12月16日、樋口元裁判長さんの分かりやすいお話を是非聞きにいらして下さい!
若い世代の方にこそ、伝えたい内容です。
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