宇宙をマタにかける女兵士!
TCCサブスク5.0よりスペースワープのレビューだ!
◆TRANSFORMERS GENERATIONS COMBINERWARS MEGATRON & SPACEWARP
よりSPACEWARP
(トランスフォーマー ジェネレーション コンバイナーウォーズ メガトロン & スペースワープ
より、スペースワープ)
TCC会員に配布されるサブスクリプション5.0の4体目! それがこのメガトロン&スペースワープです。
モノとしては『マスターフォースのグランドマキシマスの頭部を収納するためのアウターシェル』と『ジェネレーションのレジェンドクラスメガトロン』と『ジェネレーションのコスモスに付属するミニコンのペイロード』をそれぞれリカラーし、『タイタンズリターンのボイジャーオプティマスに付属の剣』と『なんかの銃(知らない)』と『収納用新規パーツ』を追加し、ダブルプリテンダー仕様にしたアイテム。このわけのわからない寄せ集め感がいかにもTCC系っぽくていいですねw
(追記:コメントで教えてくださった方がいました! 銃はTRセンチネル型に付属のものみたいです)
付属のバイオ&テックスペックカード。
ライフライン&クイックスリンガーと違い個別収録ではないのでほとんどメガトロンの説明になっており、スペースワープに関しては、
『彼女は謎のマイクロン。銀河を飛び回る冒険家だ!』
『彼女のおかげでメガトロンのカノン砲はさらにパワーアップしたぞ!』
『彼女の光より速いエンジンがメガトロンの速度を急上昇させるんだ!』
『トランスワープブラスターモードではオルタニティ的な力で現実をねじまげるぞ!』
…みたいなことが書いてあるのみです。謎めいた宇宙の女!
いやそれにしてもバイオにherって記載があるだけでもうハァハァしちゃってしょうがないですね。いやダジャレ抜きにして玩具の情報から明確に女性だと読み取ることができるというのは「コミックだと女性だった」とか「とあるユニバースでは女性」とかとは一線を画した『合法っぽさ』があり、申し訳なさをまったく感じずにデヘデヘできるので個人的には重要なファクターです。
ちなみにスペースワープは新キャラですが、実は以前にも発売予定のあったキャラ。
マイ伝ジェットファイヤーのリカラー+マイクロン追加品としてトイザらス限定にて販売される予定があったらしいのですが、結局スペースワープの名で出ることはなく、紆余曲折を経て結局その商品は頭部デザインや細部のカラーリング等を変更しTCC限定『アストロトレイン』として世に出ました。
その後にTCCのAsk The VectorPrimeという質疑応答コンテンツにて『スペースワープは女性である』という設定が公開。玩具はアストロトレインとして出たのにそんな設定だけ公開されてあんた、多くの女性型TFファンが生殺し状態となったことは想像に固くありません。
ですがついにこのたび、かつてスペースワープとして出るはずだった玩具のカラーなどをモチーフにし、女性設定もきちんと玩具のバイオに記載しつつ、マイクロンとして正式に『スペースワープ』が世に出ることとなりました。…と、英語力あやういので間違いがあるかもしれませんがそういう経緯のキャラ。
ということでスペースワープ、ロボットモード!
ペイロードのリカラーなので女性型として作られた型ではありませんが、この暗いグレーと濃い紫、そして白の幾何学模様! キャンセル品のページでため息まじりに何度も見つめてきたあのスペースワープが、マイクロンとはいえ今ここに!
改めて見ると女性要素はほぼ無く、かなりガタイもいいんですが、そもそもスペースワープはマイ伝ジェットファイヤーのリカラーだったのでペイロードの太ましいボディが違和感なくスッと入ってきます。ドカッとムッチリ女子!
後ろから。カカトの赤塗装がまるでヒールを強調しているかのように見えて扇情的!
腰の後ろというか尾てい骨のあたりには変形用のヒンジがありますが、これがその、力を入れてキュッと中央に寄せたケツのようにも捉えることができ、夢が膨らむ作りになっております。
横から。羽を後ろに回す構造ですが自立バランスは良好!トンと置いてスッと立ちます。
脚の付け根が体幹よりもやや後方にあるので猫背のように見えてしまいますが、ボリュームのある胸が重いのでついつい前のめりになっているのでは?などと考えると楽しくなってきますね。
正面から。
肩幅こそ広いものの、それに対して股関節の幅も広めになっているので、ガッチリ系女子の体格として受け入れられます(私は)。
顔アップ。極小サイズかつテカテカの黒塗りでよくわかりませんが目鼻口のあるヒューマンフェイス!
ペイロードのリカラーなので女性要素は特にありませんが、ミステリアスビューティーな雰囲気もあっていい感じ。
胸は双丘的な造形ではありませんが黄色と紫で塗装され強調されており、オッパイとして認識できなくもない感じ!
大きく開いた『谷間』もあるのでオラもうたまんねえぞ!
腕はけっこうスリム。特に上腕が細くて女性的。
前腕はメタリックパープルで塗られており手先にはきっちりと5本指の造形もあるので、エナメル系の手袋を着けたような印象もあります。femdom!
腰のくびれも強く、ふとももも他のパーツに比べて滑らかな作りなので、ほんと体格自体はガッチリしているものの各所の雰囲気は女性感強め!
やはり股関節が広めなのがかなりイイ感じに作用してます。ペイロードさんありがとう…
膝下は腕と同じくメタリックパープルの塗装。国内アニメイテッドばりのテカテカ感がエロい!
塗装箇所を服装と捉えてみるとスペースワープさんは前腕と膝下と胸だけを隠しあとは下半身含めて丸出しということになり、こんな人をパートナーにして全然動じないメガトロンどんだけ精神力強いんだという話になりますね。
同じサブスク5.0の女性型マイクロンとしてクイックスリンガーと比較!
両者とも男性型のリカラーですが、スリムさで勝負のクイックスリンガーとガッチリムッチリなスペースワープ、女性型としてそれぞれ別ベクトルの魅力を持っているのが楽しいところ。どちらが女性らしいか?と問えばその答えが人によってハッキリ変わってきそうですね。
コンバイナーウォーズ名義で発売された女性型TF集結!
SDCCにて販売されたコンバイナーハンターのアーシー、クロミア、ウインドブレードを始め、スクランブル合体戦士として通常販売されたパイラマグナ、ジャンプストリーム、ダストアップ、スカイバースト、ストームクラッシュ、ラストダストの6体が続き、さらにTCC系の限定でエアラザー、ライフライン、クイックスリンガー、そして今回のスペースワープ……と、気づいてみれば計13体も女性型TFが出ることとなりました。リデコやリカラーを多用し商品数を増やしたシリーズとはいえ、同シリーズで女性型が13体(しかも全員別人)というのはえらいことです。ありがとうコンバイナーウォーズ!! ありがとうトランスフォーマー!!
ただしこの13人の中でディセプティコンはスペースワープ1人のみ!
迫り来る強力な12人の猛攻を彼女は耐えられるのか!?
大きさ比較。マイクロンなのでかなりのミニサイズ!
可動の話。
腕が前後に動くぞ!おわり!
トリプルチェンジャー系マイクロンなので可動はほんとにここだけ。ソフビ人形のようなアレです。
元気にバンザイも可能!
足裏からのジェット噴射を利用したジェットパンチで、男の弱点を的確に攻撃だ!
腕しか動かないTFの定番、腕立て伏せも大の得意なんだ!
ジェットパンチの威力は日々の努力に裏打ちされているぞ!
後ろ側にも羽に当たるまでなら動かせるので、ワキ見せセクシーポーズもなんとかできなくもないかな~といった感じだぞ~っ!
そして変形機構をつかった無理やり可動。
胴体には5mm凸が隠れており、それを引き出すことで…
出た~っ! 顔面接続スコープモードだ~っ!
顔面お砲塔で敵を一網打尽!
顔にというか口元にかぶさるような作りなので、死の接吻ビームを放つ最終兵器としても遊べるぞ!
そして変形!
スペースワープ、トランスフォーム!
翼下ろす!寝る!おしまい!
実質ワンステップの超カンタン変形だ!
変形完了! スペースワープビークルモード!
説明書等に記載はありませんが、リカラー元的にも元ネタ的にもバイオ的にもスペースシャトルで間違いありません。
サイズがサイズだけにチマッとしててかわいらしいですが、グレーや紫をメインにした暗い色調のシャトルなので妖しげな雰囲気もあってセクシーな感じ! いやほぼアストロトレインと同じような色なのでそうなるとアストロトレインがエロいということになってしまいますがそれはそれで間違っているわけでもないと思います。
後ろから。わざとらしく真っ赤に塗られたノズルがお色気プリタツ!
暗く落ち着いた色合いでまとめたシックな装いのご婦人がマニキュアにだけ鮮烈な赤を塗っているような、全体クールでワンポイントアッハ~ンな雰囲気を醸し出しており、クラクラきてしまうことうけあいです。
横から。胸の先と膝とつま先で接地!
オッパイで自立するとかどれだけ鍛えてるんでしょう……
真上から。丸みのあるボディがかわいいw
裏から。ロボットモードのパーツが見えるとかそういうレベルじゃなくてもうロボットモード!
クイックスリンガーやEZウインドブレードと一緒に、ビークルの裏側で全身を見せつけよう!
機首周り。先端はツヤのある黒で塗られており『悪い貴婦人』感があってたまりません。
窓の黄色(ほのかにゴールド)も目立っていていい感じ。
主翼には特徴的な幾何学模様! 紫を下地に白のパイプラインが走るこの模様、スペースワープの記号でもあります。天面に描かれた大きなディセプティコンエンブレムも旧スペースワープの特徴。
その大事な要素がしっかりと綺麗に施されているのが嬉しい!
それにしても主翼という大事なところに白い筋を幾重にも伝わせているデザインというのはちょっとユーザーの色んな想像を刺激しすぎではないでしょうか。
スペースワープ、宇宙を駆ける!
スペースシャトルのことについてはほとんど何も知らないので特に何も言えませんが、宇宙用ビークルを持つ女性型TF玩具は超貴重な存在。スペースワープの他にはパスファインダーくらいしかいないんじゃないでしょうか。
ミニサイズのスペースシャトルということで何か合うサイズのものはないかな?と色々探したらマイクロンのアポロが打ち上げロケットとしていい感じにフィットしましたw
アポロの頭部とスペースワープの胸の5mm凸を一段階出せば、振っても落ちないくらいには固定可能! 意図されていない俺合体ですがこういうのできるとなんか嬉しいですね。
そして彼女には意図された連動も!
彼女のリカラー元のペイロードはもともとジェネコスモス(画像のはそれの国内版、TAVアダムス)に付属していたマイクロン。
両者の間にはビークルモードでのちょっとした連動ギミックがありました。型は変わっていないのでスペースワープもコスモス(アダムス)と連動させることができます。
スペースワープの2門のジェットノズル。ここには4mmほどの穴が開いており…
ここにアダムスの先端にある2門の銃口を…
ズボッ! と挿入!!
完成! ビークル合体モ――ド!!
ただUFOとスペースシャトルをくっつけただけのモードですが、実際にガッチリジョイントできるというのは遊びの幅が広がって嬉しいですねw
しかもこれはあんた『女性型TFが2つの穴で男の棒を2本同時にくわえ込んでいる』という状況に他ならないので、マジで遊びの幅は広がります。例えば…
と、UFO捕獲遊びができるのだ! 棒は穴に絶対勝てない世界観の演出に役立つぞ!
メガトロン&スペースワープを買った人は、ぜひ被害者役としてTAVアダムスも買おう!
さらにスペースワープにはもう一つの変形モードが存在、
スペースワープ、トランスフォーム!
5mm棒出して膝下をスライド!おしまい!
本当はバンザイもするっぽいんですがこのgifでは忘れました!
スペースワープ、ウェポンモード! 二連砲に変形! バイオによればトランスワープブラスターモード。
脚や手がそのまま二連砲になるという武器TFにはよくある構造ですが、膝下をスライドさせて銃身を目立たせることで、『脚伸ばして頑張ってる感』がわりと少なめ! 小技が効いてていいですね。
でも後ろから見ると腕伸ばして頑張ってる感はすごく出てますw
5mmジョイントでパートナーのメガトロンを武装!
TCCスリップストリームを武装!
バイオによれば銃モードのときはオルタニティ的な不思議能力を持っているとのこと。
時空をゆがめたり過去を攻撃したりできるんでしょうか?
設定はよくわかりませんが、(ナナメ上から見る分には)武器モードとして説得力がそれなりにあるので、銃に変形する女性型TFとしての汎用性はなかなかのもの。二連砲というのもなんかこう、某元祖巨大女性型ロボットのオッパイミサイル的なものを感じなくもなく、想像力が膨らみますね。
そしてもうひとギミック!
このメガトロン&スペースワープはダブルプリテンダーであり、アウターシェル内に2体同時に収納することが可能です。
しかしこのアウターシェル(ガワ)は『グランド』のガワのリカラー。プリテンダーは中身とガワの固定にダボなどを使っておらず、なんとなくカラカラしないくらいの形で入れておく玩具だったため、基本的に中身とガワの組み合わせは固定。なので一体どうやってこの2体をグランドのガワの中に収めるのか、手にする前は予測がつきませんでした。
手にしてわかりました。この完全新規で用意された収納の為の接続パーツを使うのだと!
まずはこれをメガトロンの胸にパチッとハメ…
さらに小さなピンを使ってスペースワープを接続!
そしてガワ内部のスペースに、接続パーツをスライドさせるようにして固定!
そのままガワを閉じれば、うおお~っダブルプリテンダーメガトロンのスーツモードの完成だ~っ!!
……と画像で見てみるとスムーズな処理方法に見えるかもしれませんが実際これがかなり厄介で、まずスペースワープとパーツとの接続がめちゃくちゃ甘く(固定は小さなピン2本のみ)、ガワを閉じる際に十中八九外れてしまいます。そのまま遊ぶと中でスペースワープがカラカラ転がりまくるのでこれは困ります。メガトロン単体なら結構しっかり固定されるんですが。
また接続パーツ自体も分離状態では余剰パーツになってしまうので(追記:ガワの中に入れて固定しておくことは可能でした)、ダブルプリテンダーであり過去アイテムの寄せ集めリカラーであるというハンデを差し引いても、プリテンダーとしての遊びやすさは低め。
そのぶん中身の変形の完成度やダブルプリテンダーならではの連動があるので、どちらが上とかは言えませんが、収納遊びに関してはもうちょっとなんとかこう……という印象でしたw
接続用のピンを太らせたりしてみましたが結局固定は難しかったので、自分はもう接続パーツは無かったことにしてどっかに仕舞っておき、このようにメガトロンの前腕にスペースワープの5mm凸を挿して…
こんな感じで入れることにしました。
これで振ってもカラカラ言わない程度には固定できます。が、説明書にない俺収納なのでこれをやるとどこか剥げたり傷ついたりするかもしれませんのでご注意を。
といっても実は接続パーツを使った収納方法も別に説明書には書いてなくて、えっじゃあ説明書には何が書いてあるの?というと実は収納部分のイラストは中身がグランドのままだったりしますww
中身メガトロンの変形説明もやたら解像度の低いものが使われていたりスペースワープは綺麗なイラストですが武器モードへの説明がなかったり(設定では武器モードあるのに)となんだか粗が目立つ説明書。TCCの運営が今年度でおしまいなのも関係してるのかわかりませんが、突貫工事っぽい感じですw
ところでダブルプリテンダーといえば、ボットコン2015のオイルマスターはガワと本体とマイクロンとで意識を共有している設定だったとのこと。
対して今回のメガトロン&スペースワープは、バイオを読む限りはメガトロンがアウターシェルと武器マイクロンを調達した、とあるので、メガトロンとスペースワープは当然ながら別人。
ですがスペースワープ自体もメガトロンと一緒にアウターシェルを着込むことになるので、これはつまりTF玩具史上初の『女性型プリテンダー』である……と言っても過言ではありません。いやめちゃくちゃ過言だよと思われるかもしれませんしTCC会報のコミックとかでたぶんきちんとした描写があるんだとは思いますが。
まあ公式の設定はともかくとして『スペースワープのアウターシェル』として見てみるとこのガワは全体的にムッチリしててとってもエッチ!
ドカッとした胸やラテックスのようなツルツルテカテカの手袋、ピッチピチの黒パンツ、そこから伸びる美白のムッチリふともも!
こんな女性型プリテンダーに迫られるのならどんなキャンパスライフでも笑顔で楽しく過ごせますね。
海外のプリテンダーは中身とガワが個別に存在可能な設定(だったよね?)なので、スペースワープとガワとの協力攻撃! みたいな遊びもはかどります。
ガワに自身の武器モードを持たせての射撃も可能!
ガワを基地代わりにして遊ぶこともできなくもないぞ~っ!
本当にできなくもないという感じだ!
スペースワープのレビューでした。
玩具としてはクイックスリンガー同様、『単純構造な代わりに3段変形が可能なマイクロン』なので楽しさも同じような感じ。1~2ステップでスルスルチャキチャキ変形できる手軽さがまず魅力です。単純変形ながらも武器モードにそれなりの武器っぽさがあるのも嬉しいところ。武器TFにはよくある2門銃ですが、銃口だけではなく膝下のスライドにより銃身もきちんと目立つ作りになっているので謎の物体感がかなり抑えられてます。
女性型TFとしてはまずスペースワープというキャラが正式に復活したのが嬉しい! さらに女性型TFの中でも珍しいスペースシャトルという変形モチーフを持っており、オンリーワンの魅力があります。またアダムス(コスモス)との合体機能が残っているおかげでアダムスの棒をくわえこんで捕獲する係として遊べるのでそれも非常に楽しいですね。
プリテンダーとしては、専用に新規で用意された固定用パーツがスペースワープに関してはほとんど意味を成しておらず簡単に外れてしまうのが残念。個体差かと思いましたがどうも仕様のようです。俺変形ならぬ俺収納でなんとかなりはしますが、もうちょっと気持ちよく収納遊びをしたかったところがあります。ただダブルプリテンダーの片方のしかも小さい方とはいえ女性型プリテンダーの要素を持つ玩具が登場したのはとっても嬉しい!
では!