今日の会議ではどうやらグレーの者を追放するということになりました。すると、まだ名乗っていない騎士が追放されそうになりました。
さて、騎士は名乗るべきでしょうか?
すでに、
真、かなり真めの占い師が誰かもうみなが分かっているときには、もしくは真、かなり真めの霊媒師が誰かもうみなが分かっているときには、もしくは確白、かなり白めの人間が誰かもうみなが分かっているときには、(←以下では、この状況をAと表現することにします)
狼に自分に襲撃の一手を使わせたいのです。騎士と名乗ることによって会議で追放されなければ、狼は普通騎士を襲撃してからそのうちの者を襲撃することになるので、たとえば真占い師の情報が1つ多く落ちます‥‥。狼に誰が騎士かを知られることより、真、かなり真めの占い師の情報や、真、かなり真めの霊媒師の情報が1つ多く落ちることの方が大きいことが多いでしょう。
終盤においては、真かどうかよく分からない騎士がいなくなることより、確白の者を、かなり白めの者を1日でも長く生きのびさせた方がよいことが多いでしょう。ただし、序盤においてはどちらの方がよいか微妙なところがありますが(そうではないかもしれませんが)。
残り人数が少なくなってもグッドジョブが起こる確率はかなり低いです(こちらの記事参照)。
ですので、Aの状況のときは、騎士だと名乗れば追放されなさそうなら多くの場合騎士だと名乗るべきとなります。
なお、騎士だと名乗って追放されるのは最悪ですので注意しましょう。名乗ったのに追放されたということは、結構強く疑われたまま追放されたということです。つまり、後に人外が騎士を名乗ったとき真めにみられてしまうのです。もちろん、そのことだけをもって真めの度合いを判断するわけではないですが‥‥。
それなら、騎士だと名乗らずに追放された方がいいのです。
ではAの状況において、名乗ったら追放されるか微妙なときにはどうすればいいのでしょうか?
微妙なのですから、追放されるとしても結構強く疑われたまま追放されるということではないのでしょう。それなら情報を1つ多く落とす‥‥等の可能性を追った方がいいです。すなわち、名乗った方がいいです。
もちろん本当は名乗らずに追放されないのが一番いいのですが、今は名乗らないと追放されそうな状況なのでした。
では、追放されそうだけど今Aの状況ではない場合はどうすればいいのでしょうか?
名乗ると追放されなさそうなら名乗る手もあります。
メリットは、名乗ると人外をこの日の会議で追放できる可能性が出てくるということです。更には、後で人外に騎士だと名乗れなくすることができるということです。真めにみられている騎士は襲撃されやすいです。更には、騎士に投票した者、投票した順を知れるということです(詳しくは最後に述べます。多分追放されなさそうということなので、役に立つことは多くはないかもしれませんが)。デメリットは、狼に騎士が誰かを知られてしまうということです。
一方で名乗らないで追放されるメリットは、狼に騎士が誰かを知られないということです。デメリットは、この日の会議では人外を追放できないということです。更には、後に人外に騎士だと名乗られてしまうということです。1人しか騎士だと名乗らないと、そのことだけで少しは真めにみられがちです。更には、騎士に投票した者、投票した順を知れないということです。
一見、狼に騎士が誰かを知られてしまうデメリットの方が大きいように思えますが、狼は騎士が誰か分からなくてもチャレンジ噛みしてくることはよくあります。
それに、後で人外に騎士だと名乗れなくするのは、意外と結構大きなメリットだと思います。加え、今日の会議で人外を追放できる可能性があるのです。加え、騎士に投票した者、投票した順を知れるのです。
ということで、ここでは微妙ながら名乗る手もある、としておきます。
なお、残り人数が少なければ少ないほど、名乗るメリットは増していきます。
(ちなみに、全体の人数が残り5人以上、かつ狼の残り人数が1人だけの状況で騎士だと名乗るとすぐ追放されることはあまりありません。1日目に狼が追放され、翌日はっきり追放されるという状況ではないのに騎士だと名乗った場合は、結構信用され(対抗の人外は多分出ないでしょうから。対抗が出ると2人追放しようということになります)すぐにはですが追放されずらくなります‥‥等々。)
名乗っても追放されそうなら名乗るべきではないでしょう。その場合は、人外は後に騎士だと名乗れますから。
名乗っても五分五分ぐらいで追放されるかも、というときも名乗らないのが普通のようですが、その騎士に投票した者、投票した順から得られる情報も結構大きいので、案外微妙です。ですので、微妙ながら名乗る手もあるとしておきます。
グッドジョブが起こっていた場合は、騎士は確白の者を知っているので、また狼が誰を襲撃しようとしたか知っているので、やや名乗った方がいいでしょう。もちろんそれを言っても、五分五分ぐらいにしか信用されないでしょうが。
名乗ると追放されるか全然分からないときは、名乗らないことをおすすめします。
ですが、たとえば全体の残り人数が4人、すなわち狼の残りが1人のとき等は名乗る手もあります。会議で追放されない方に賭けるのです。五分五分にみられた場合は即追放がセオリーですが、結構真めにみられたらそうはなりません。
騎士だと名乗る前に確認することは非常に多いです。名乗るか名乗らないか慎重に判断するようにしましょう。
狼が追放されそうになったとき、騎士だと名乗るかどうかもケースバイケースになります。
どうケースバイケースになるかは読者のみなさんにお任せするとしましょう。考え方のエッセンスは上にすでに述べてあります。
なお、誰かが騎士だと名乗った場合、その騎士に投票してきた順を必ず確認するようにしましょう。
その騎士が後に真だと分かった場合、前半に投票した者の中に狼がいることが多いです。票を勢いづかせようとするためです。また、決定票を入れた者も怪しいです。
その騎士が後に狼だと分かった場合、初めの方に投票した者の中には狼がいないことが多いです。他の狼は、騎士だと名乗った狼を追放させたくないからです。
騎士と名乗ったとき、このようなことが分かるというメリットもあります。そして、それは結構大きいです。