A、B2人の占い師がいます。

2人の真贋ははっきりしないとします。

片方が狂人であってもいいのですが、狂人は混じっていないということにしておきましょう。

AはCを占ったら黒が出ました。

さて、BかCを追放すると狼1匹追放できたことになるでしょうか?

 

1匹追放できたことになる‥‥よくある間違いです。

 

Aが狼だとしましょう。Bが真占い師だとしましょう。

Aが狼なら村人に黒を出すのが普通です。すなわち、Cは村人です。

 

Bを追放しても、狼を追放できたことにはなりません。Bは真占い師だから。

Cを追放しても、狼を追放できたことにはなりません。Cは村人だから。

 

この状況において、(「BかCを追放したら狼1匹追放できることになるから」と言わないまでも)「BかCを追放しよう」という発言をよく耳にします。

その手もあるのですが、その場合はBかCを追放した後、残った者かAを追放し、その後最後に残った者を追放するという順番になります。(Aも追放する予定なのです)

そこまで言及しないでただ「BかCを追放しよう」というのはちょっと‥‥。省略して言っているのならいいのですが。

A、Bの真贋ははっきりしていないので、まだAが真だと決め打つことはできないですね。

 

さて、BとCどちらから追放するのが好ましいかといえば、真占い師、狼である占い師の情報を多くするために、そして真占い師を追放せずに済む可能性を追って基本的にはCからの方がいいでしょう。途中で真占い師が誰だか分かることもあります。

ただし、Cを追放する余裕があればです。

 

1匹追放できることになると思ってしまう者が案外いそうなので(初心者含む)、また、占い先の黒を先に追放せず先に占いローラーしてしまうことがあまりに多いので、このような記事を書きました。