占い師にA、B、Cの3人が名乗り出たとします。非常によくあるケースです。

3人の内訳はAが真、Bが狼、Cが狂人だったとしましょう。

さて、狂人Cが他の占い師をお告げで白だったと言うとどうなるでしょう?

 

お告げ先を伝えるのは1日目が非常に多いです。またそのとき狂人は、まだ他の2人の占い師の真贋がついていないことが非常に多いです。

CはAがお告げで白だったと言ったとしましょう。

するとC目線、Aは狂人でBは狼になります(‥‥①)。

この①の情報が1日目で分かってしまうと、村が結構有利になってしまいます。が、決定的に有利になるわけではありません。人外はまだまだ戦えます。

CはBがお告げ先で白だったと言ったとしましょう。

するとC目線、Aは狼でBが狂人になります(‥‥②)。

そして、狼BはCは狂人であると分かってしまいます(‥‥③)。

③の情報が1日目で分かってしまうと、狼に、すなわち人外に極めて有利になります。村にとっての②、①の情報の貴重さより、人外にとっての③の情報の貴重さの方が上でしょう。

ですので占い師に3人出た場合、占い師を名乗った狂人が他の占い師をお告げ先とするのは、有力な手段になります。

(なお、狼BはCが狂人、Aが真であると分かったので、BはCがお告げ先であるとするハメ手が生じます。

このとき、A、B、C誰から追放すればいいかといえば、BはCが真か狂人である、CはBが真か狂人であると言っているのですから、Aから追放すればいいと多くの人は思ってしまう(錯覚してしまう)でしょう。ですが、実は狼、狂人間、狼、狼間でお告げ先を言い合っているパターンもあるのですね。でもそうとは分かったとしても、Aから追放したい気になってしまうのですね)

 

ただし、Aのお告げ先がCであった場合、人外は苦戦に陥ります。なぜなら、C目線Aは真か狂人、A目線Cは真か狂人ですから、狼であるBが追放されやすくなってしまうのですね。

ですので、Cは自分が占い師A、B両者のお告げ先になっていないか先に確認したいところです(CはA、Bの真贋がついていないことが多い)。

CがAをお告げ先であると言う確率は2分の1ぐらい(CはA、Bの真贋がついていないことが多いでしょう)、かつAのお告げ先がCである確率は高いというわけではないので、先に言ってもいいとは思いますけど。

 

狂人が占い師を名乗ったとき、占い師に狂人含め計2人出た場合はどうなるでしょう。

この場合は、占い師に狼が出ていないので、占い師を名乗った狂人がもう1人の占い師(真占い師)がお告げ先で白だったと言っても、狼にはどちらが真でどちらが狂人であるか判別がつくことはありません。

よって、2人出た場合はこの手段は使わない方がいいとなります。

 

占い師に4人以上出た場合は、占い師を名乗った狂人が他の占い師をお告げ先とするのは、更に有力な手段になります。占い師の中に狼が2人以上含まれているので、狼をお告げ先にできる確率が高まるからです。

 

お告げ先を狂人にする割合をもっと増やす必要があったのですから(こちらの記事参照)、そして狂人が占い師を名乗ることは多いのですから、真占い師が他の占い師をお告げ先にするケースはそこそこあるケースです。

ですので、狂人は占い師を名乗り、他の占い師をお告げ先にしてもいいわけです。

 

 

この手の使い方の注意点としては、狂人は2人目までに出て、3人目が出たらこの手を使った方が効果的、ということです。3人目に出てこの手を使うと狂人めにみられてしまうからです。

ですが、3人目で出ても狂人確定というわけではないので、というより、真占い師が3人目に出て、お告げ先が他の占い師というケースもわりとあるので、狂人は3人目で出る手も一応あります。