今、騎士が追放されそうになり騎士だと名乗りました。その騎士を狼は狂人ではないと分かっているとします。たとえば、占い師とか霊媒師に出ていたからですね。

まわりの者はその騎士の真を五分五分ぐらいにみているようです。さて狼は、その真の騎士を次の夜すぐに襲撃すべきなのでしょうか?

 

①次の夜にすぐその騎士を襲撃する

②次の夜に襲撃しないで、襲撃されないで残っているのはおかしいんじゃないかと持っていく

 

ここでは、どちらを選択すべきかの基準についての説明をしようと思います。その選択の基準を聞いたことがないので。

 

このブログはアルティメットルールを想定して書いているので、すなわち13人村ーー奇数村ですので、1回グッドジョブが起こっても追放会議の回数は変わりません。ですので、人外は1回グッドジョブが起こることを凄くは恐れる必要はありません。騎士に誰を襲撃しようと思っていたかを知られてしまうのは、騎士に村人が誰かを知られてしまうのは結構痛いといえば痛いですが。

 

では偶数村の場合、もしくは1回グッドジョブが起こり途中から偶数進行になってしまった場合はどうなのでしょうか?

 

今、騎士にとって襲撃先が予想しずらい状況だとします。

ならば、まわりの者が騎士だと名乗った者を結構真めにとまではみていないのならーーすなわち、少し真めにだとか、五分五分ぐらいにだとか、偽めにみているのなら②を選びます。①ではありません。

結構真めにみているのなら①を選びます。

なぜなら襲撃先が予想しずらい状況なので、グッドジョブが起こる確率はかなり低いからです(こちらの記事参照。また、別にも記事を用意する予定です)。

 

騎士と名乗った者が襲撃されずに残され続けていたら、さすがにこれは残してはおけないとなって、会議で追放してくれるでしょう。

狼は襲撃一手分、他の者に回すことができました。

 

ですが、騎士を残したままにしておいたのだけれども、途中で襲撃先が予想しやすい場面(かなり真の占い師が誰か分かったり、かなり真の霊媒師が誰か分かったり、確白もしくはかなり白のす村の者が誰か分かったりした場合ですね)になったらどうすればよいのでしょうか?

今、襲撃先候補はかなり真の占い師A1人だけであるとします。

その場合は、見ていると騎士は次の夜Aを護衛することが多いようなので、そうしたと仮定して以下話を進めます。

そうすると、騎士を襲撃した場合も騎士を襲撃しなかった場合も、Aはあと1日は残れることになります。狼は騎士をすぐ襲撃しないのなら、次の夜A以外の誰かを襲撃して、次の次の夜にAを襲撃するのが普通だからです、グッドジョブが起こるのを恐れて。なお、次の次の夜のAの襲撃は大抵成功します。連続ガードなしのルールですから。

結局、騎士を襲撃してからAを襲撃した場合と次の次の朝に残るメンバーの違いは、騎士がいる・いないということ、騎士のかわりに追放された者がいる・いないということになります(どちらの場合もAはいなくなります)。

ですので襲撃先がかなり真の占い師A1人だけの場合でも、襲撃先が予想しずらい場合と同様、②を選んだ方がいいとなります。

もちろん、日程的にAを襲撃する余裕があればの話です。

 

なお、かなり真の占い師1人だけいる場合ではなく、かなり真の霊媒師1人だけいる場合も同様のことがいえます。

ですが、確白やかなり白のす村1人だけいる場合は事情が違ってきます。

というのは、騎士が次の夜確白やかなり白のす村を護衛する確率が、次の夜かなり真の占い師やかなり真の霊媒師を護衛する確率に比べ下がるからです。

よって、確白やかなり白のす村が1人だけいるときは②を選んだ方がわりといいとなります。

 

襲撃されるであろう候補が2人いたときはどうなるのでしょうか?

かなり真である占い師もしくは霊媒師と、確白のす村もしくはかなり白のす村がいるときはどうなるのでしょうか?

狼は後者より前者の方を早く襲撃してしまいたいわけです。前者は情報を落とし続けますから。

騎士も前者の方を残したいわけです。よって、騎士は前者の方を護衛する確率がかなり高いです。

よって、前者の方から襲撃するとグッドジョブがかなり高い確率で起こります。

前者から襲撃すると、連続ガードなしのルールですので次の次の夜はかなり高い確率で前者を襲撃できますが、二夜で襲撃できたのは前者だけです。

一方で、騎士から襲撃すると二夜で確実に騎士と前者を襲撃できます。

よって、この場合は騎士をすぐに襲撃した方がいいでしょう。

 

かなり白のす村B、Cがいたときはどうなるでしょう。

これもよくあるケースです。

狼はかなり高い確率で、BかCを襲撃するでしょう、2人もかなり白の者を残し続けるわけにはいきませんから。騎士はかなり高い確率で、BかCを護衛するでしょう。

狼は次の夜B(C)を襲撃して成功したとしましょう。騎士はC(B)を護衛してしまったからです。

その次の夜騎士を襲撃すれば、二夜で2人を襲撃できたことになります。

 

狼は次の夜B(C)を襲撃して失敗したとしましょう。騎士はB(C)を護衛したからです。

その次の夜、騎士を確実に襲撃できます。もしくはB(C)を、かなり高い確率で襲撃できます。連続ガードなしのルールですから。

つまり、二夜で1人だけしか襲撃できなかったことになります。

 

では、狼は次の夜騎士を襲撃したとしましょう。

そして、次の夜BかCを襲撃したとしましょう。

騎士がいないのですから襲撃は成功します。

よって、騎士から襲撃した場合、二夜で確実に2人襲撃できることになります。

 

よって、かなり白のす村が2人いた場合は、騎士から襲撃した方がいいでしょう。

別にかなり白のす村2人ではなくても、確白のす村2人でも、かなり白いす村と確白のす村が混じっている場合でも、議論はほぼ同様になります。

ほぼと言ったのは、護衛する確率に、襲撃する確率に少し差が出るからです。

 

かなり真である占い師とかなり真である霊媒師がいる場合はあまりないので、説明を割愛します。

 

要は狼はグッドジョブを恐れないことです。グッドジョブが起こる確率はかなり低いのですから。起こったら運が悪かった、騎士が上手かったというスタンスでいいと思います。

 

奇数進行なのに、偶数進行であっても①を選ぶことが多いので、この記事を書きました。