あらやす日(本)誌 -118ページ目

原発対応~福島県の政治家は何をしているのか?

チェルノブイリ原発事故事故対応でも、
呑気なモスクワの中央政府を動かすために、
原発のあるウクライナの地方政府(当時:ウクライナ社会主義ソビエト共和国)や、
ウクライナの住民は必死に中央政府を説得したという。

日本政府は旧ソ連の中央政府以上に呑気だ。
そして、
地方政府たる福島県も呑気だ。
この二重の呑気さが事態を悪化させている。


日本と当時の旧ソ連の統治構造は、
資本主義と共産主義・国と異なるが、
共に中央と地方という従属関係があり、
旧ソ連のウクライナ地方政府の民主主義的な力は福島県よりも強かったようだ。


【中央と地方の関係図】

旧ソ連の中央政府(モスクワ)vs旧ウクライナ社会主義ソビエト共和国(ウクライナ共和国)

日本の中央政府(東京=永田町・霞ヶ関)vs福島県&福島県内の地方自治体



今の日本政府と福島県の原発対応は、
旧・ソ連の中央政府やウクライナ地方政府よりも、
人権や国民の幸福を低く見積もっている。

原発推進派の福島県・現知事ではウクライナのように、
中央政府(永田町・霞ヶ関)を説得して動かすのは困難なのかもしれない。

福島県選出の民主党最高顧問で衆議院議員・渡部恒三氏は、
農業以外で県民の収入源をつくりたいという思いで原発推進したそうだが、
それはさておき、
この緊急事態に地元、福島県民のために強権を発動できる立場にあるはずなのだが…。


下記は、
7/19に福島市で行われた行政府(国?県?)が行った市民グループ主催(?)説明会の映像で、
説明会の最後の方を収録している。



この説明会の前半部分がないのが残念。

日本の恥ともいえるこの動画は英語字幕がついていることもあって、
海外から多くのコメントが寄せられていて、
14万弱のアクセスになっている。


この動画に出てくるこの公務員は、
日本国憲法・第二五条【生存権、国の社会的使命】を知っていたはずだ。

そして、
彼は、今の福島の状況が、
「最低限度の生活」になっていないという事実を十分わかっていたのではないかと、
個人的には思う。



日本国憲法 第二五条【生存権、国の社会的使命】
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければ
らない。
と、
記されているが、
今の日本政府の対応は憲法違反ではないだろうか。

この状況を生み出している原因は、
政治の怠慢というよりは政治の不在、
国会(立法)の機能不全だろう。

この非常事態にあって、
非難されるべき個人や特定の法人・組織が存在することは間違いないが、
最大の問題は「政治不在」「国会の機能不全」の状況であり、
改善すべき課題は構造的なシステム、制度、統治体制だと小生は思う。

この改善作業は最終的には、
自由な個人と共に、
巨大な力を温存する組織・機関に属する生身の人間である個人個人が、
組織・機関の力を有効に作用させるべく常識的な判断、意思決定を行うことだと思う。

自由な個人、企業、行政府などの組織と共に、
今、機能していないのは地元の職業政治家だ。

福島県の職業政治家である国会議員、県会議員、市町村議員が、
己の本分、責務として
地元の選挙民を守るという最低限の気概を持って欲しいものだ。

己の給与の元になる選挙民が避難して地元がなくなるかもしれないから、
何もしないというセコい気持ちもわからなくもない。
しかし、
責務として彼らがウクライナ地方政府のように必死に動かなければ、
日本の中央政府は動かない。

公務員は所詮公務員で、
彼らの権限は本来的に政治が与えるもので、
政治が動かなければ彼らは同じことを繰り返すだけだ。

今回の避難地域策定も、
許容放射線量のかさ上げも、
国が行うすべては政治の判断であって、
行政の裁量で決めたことではない。

糾弾すべきは公務員ではなく、
政治(家)だ。

市民の代表者たる政治家は、
一般市民の先頭に立つべきだろう。

前記の福島市での行政の説明会も、
説明義務を負うのはまずは行政(公務員)だろうが、
最終的には地元の議員でないだろうか?
彼ら政治家を説明会に呼ぶべきだろう。

福島の議員(政治家)は何をやっているのだろうか?

彼ら、政治家が、
自分の仕事をしないのならば、
一般市民が動くしかない。

行政に属する公務員も組織に拘束される一構成員ではなく、
良心と常識のある一般市民として動くしかない。




国会で国の原発対応に満身の怒り爆発~児玉龍彦・東大教授

7月27日 (水)に開かれた衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」で、
参考人で招致された児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)が国の呑気な原発対応を糾弾した。

児玉教授は話がうまい人ではないが、
その話に小生は涙が出てしまった。

これは悔し涙で、
ここまでこの国は壊れてしまったのか、
という怒りまじりの悲しさだ。



※最初にリンクしたyoutubeの画像が削除されたため、新しいリンクに貼りかえる。youtubeには複数の動画が掲載されており、これらのアクセスはすでに総計20万人くらいになっていると思われる。


この人類史上未曾有の非常事態にあって、
日本の英知が結集されていない。

放射能汚染の測定と安全地帯への避難は、
実際、最先端の英知は必要のないレベルだろう。


【参考】
上記の児玉教授の話に出た放射性物質トロトラストは初めて聞く核種。このトロトラストは肝臓の組織に集まって20~30年経つと肝臓がんが25%~30%発生し、
また、白血病の原因にもなる。




















ドイツ気象局の放射能拡散予測が終了か?

ドイツ気象局の放射能拡散予測のページにて、
http://www.dwd.de/
「7月29日でシミュレーションの発表を終了する予定ですが要望があれば継続します。」
というお知らせが表示されていた。

しかし、
現在、7/30の予測を出している。

ということは、
多数の日本等からの掲載延長の要望があったものと思う。

だから、
終了しなかったのだろう。


Sehr geehrtes DWD Team,
Danke schön für Ihre Simulation der Ausbreitung von radioaktiver Partikel!
(ドイツ気象局御中 放射性粒子拡散シミュレーションの掲載、誠にありがとうごいます!)

Information wie dies ist wesentlich für Bevölkerung aber japanische Regierung bietet uns sie nicht an.
(この情報は住民にとって非常に重要ですが日本政府は私たちにいまだに提供しません。)

国税を100億以上かけて開発された日本の放射能拡散予測システム(SPEEDI)は、
宝の持ち腐れで、
ドイツ国民の税金で掲載されている放射性粒子拡散シミュレーションに頼るとは恥ずかしい話だ。

「恥」という言葉自体、日本人から消えつつあるのだろう。






いい加減な委員会がたくさんあるようだ~著作権問題

論議されている著作権法の今後の改正点のひとつに、
著作権保護期間の延長問題がある。

ここ半世紀で著作権の保護期間は倍くらいになり、
文学や芸術作品などの文化的な資産を自由に利用しにくくなってきている。

作家や芸術家、音楽家などの創造的な文化人が存命中に、
産業界(出版・音楽等)が支払う報酬は安く抑えて、
そうした文化人の死後は産業界がしっかり長く儲ける仕組が強化されつつあるようだ。

アメリカでは、
ディズニーや映画産業の影響下で、
著作権の保護期間が公表後50年が75年になり、
さらに100年に延長する動きも出ている。

日本でもこの動きに呼応して、
保護期間の延長がほぼ確定的になりつつある。

文化庁の保護利用小委員会で延長に反対していた委員がすべて外されて、
三田誠広氏(作家、社団法人日本文藝家協会副理事長)、
里中満智子さん(マンガ家)、
瀬尾太一氏(有限責任中間法人日本写真著作権協会常務理事)と、
延長賛成派だけが委員会に残るという人選が行われている。

こうした偏向した人選では選ばれた委員も、
御用文化人のレッテルを貼られても仕方ないだろう。

委員会での方向性はすでに決まったも同然だ。

津田大介氏いわく、
「文化庁的には著作権分科会のメンバーを中心に選出しただけと主張するかもしれませんが、何らかの意図が働いているのではと疑われても仕方がない、一方的な人選だと思います。この委員会は「著作権制度の根本的なあり方を議論する」というところ。
消費者不在の中、権利者中心の著作権制度が作られていくのではという強い危惧を感じますね。」


【参考】津田大介に聞く「改正著作権法で何が変わる?」
http://ascii.jp/elem/000/000/406/406375/index-3.html


結論が決まっている委員会は、
税金の無駄使いだから、
もう招集する必要はないだろう。

日本にはこのような空しい議論を展開する、
無駄な委員会が何百あるのだろうか?

人命に関わる原子力関連の委員会の運営さえも、
いい加減でずさんだったのだから、
他の多くの委員会は当然それ以上にずさんだろう。


たね蒔きジャーナル:広島・長崎「内部被ばく」の実態~琉球大・矢ケ崎克馬氏

7/25、毎日放送のラジオ番組のたね蒔きジャーナルで、
矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)が「内部被ばく」について語った。

なお、
外部被ばくは、
レントゲンのX線のように人体の外側表面に放射線をあびて被ばくすること。
ガイガーカウンターは主にこの外部被ばくを測定する装置。

内部被ばくは、
呼吸や飲食物で人体の中に放射性物質が入り被ばくすること。

内部被ばくの測定では高価な収集装置を使わずに、
車に集塵フィルターをつけて走り回りながら空気中の放射性物質を直接収集して測定する研究者も多い。

内部被ばくの簡易な計算では、
ガイガーカウンターで測定した外部被ばくの数値を5~10倍にするようだ。
ある分析資料で、京大の小出氏は7倍くらいで計算をしていたと思う。

【参考】
テレ朝「朝まで生テレビ」(7/22)に出演した北海道がんセンター所長の西尾正道氏(放射線治療科)によると、原発事故現場のある作業者は外部被ばく(35ミリシーベルト/年)の10倍くらいの内部被ばくをしていたと言う。



以下、
たね蒔きジャーナルの番組の内容を抜粋的に要約してみた。


広島・長崎に落とされた原爆による内部被ばくの事実は、
アメリカによって隠された。

放射能の雨(いわゆる黒い雨)だけでなく、
放射能のホコリなどで多くの人々が内部被ばくしたが、
そのデータをアメリカは消した。

内部被ばくを隠した理由は、
アメリカが原爆の瞬間的な破壊力だけに焦点を合わせたかったからだ。

長期に人々を苦しめる「内部被ばく」の実態を知らせることは、
核戦略に批判がでるとアメリカは考えたからだ。


1945年、9月にあった日本と連合国との降伏文書調印時に、
多くの外人記者が来て被爆地に訪れた。

ある記者のレポート(ロンドン・デイリー・エクスプレス誌)では、
原爆投下後30日たっても、
「広島では怪我などの外傷がなくても、
伝染病のような病気でばたばた人が死んでいる」と。

しかし、
アメリカはこの事実を否定したかった。

原爆投下後、42日後に広島に台風(枕崎台風)が来て、
この台風で放射能が洗い流された後に、
アメリカは本格的に残留放射能を測定してデータ分析を行った。

【参考】
枕崎台風(昭和20年台風第16号、国際名ナシ)は、室戸台風、伊勢湾台風と並ぶ昭和の三大台風のひとつに数えられる。1945年(昭和20年)9月17日14時頃に、鹿児島県枕崎市付近に上陸して日本を縦断し、特に広島県では死者・行方不明者合わせて2,000人を超える被害はもたらし、原爆の惨禍に追い打ちをかけた。一方で、原爆による放射性物質がこの台風による風雨によって洗い流され、広島市が居住可能になったという見方もある。
当時、京都大学の原爆調査チームが広島に入っていたがこの台風の被害にあって、チームの主要メンバーの多くが死んだ。もし、このチームが被災せずに被ばく状況を調査していたら「内部被ばく」の実態が日本独自の調査で解明できたかもしれない。京大の科学的探求心はすごいものだ。
この台風は柳田邦男のノンフィクション小説『空白の天気図』の題材にもなった。



内部被曝を無視するという壮大な科学的な「ごまかし」が、
広島・長崎の原爆投下直後から始まったと言える。


実際、内部被ばくの人体への影響は甚大だ。


1ミリシーベルト/年間の「内部被曝」で、
約80兆個の細胞の遺伝子を切断する。

人間の細胞は約80兆個だが、
そのすべてに平等に影響を与えるのではなく、
影響を受けやすい細胞に放射能の影響は集中しやすい。



以下、私見。

恐るべし内部被ばく。

今回のフクシマの大惨事で、
内部被ばくの実態が今度こそ科学的に明るみにされるのかもしれない。

悲しいことに福島や関東の人々を犠牲にして…それは立証されることになるのかもしれない。



【蛇足】
NHKスペシャル「封印された原爆報告書」(2010/8、2011/8放映)によると、アメリカ公文書図書館に日本政府と東大等の医師グループが作成した厖大な原爆被爆調査報告書がある。180冊、計1万ページにのぼる報告書で、その中には入市被ばく(原爆投下後に被爆地に入った被爆者の内部被ばく)もある。1945年時点で入市被ばくを報告書をアメリカに差し出していながら、原爆症の訴訟において日本の裁判所・政府が入市被ばくを認めたのは2007年(平成19年)。



週刊現代の調査~「テルル129」「アメリシウム241?」の検出

現代ビジネス”経済の死角”(2011年07月25日(月)週刊現代)
衝撃スクープ!福島市の大気…恐るべき検査結果を初公開
国がやらないなら週刊現代がやる~本誌が英国研究所と共同で独自検査
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13228
によると、

福島県内での独自調査で、
「テルル129」と「アメリシウム241」とみられる放射性物質が検出されたと言う。

「テルル129」は、
核分裂によって生じる物質で半減期が33日ととても短い。
この半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月たった6月に検出されたということは、
核分裂が今も原子炉で続いている可能性=「再臨界」を起こしている可能性がある。

また、
「アメリシウム241」は、
立命館大学の安斎育郎名誉教授の説明によると、
「原子炉内にあるウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239となり、さらに段階を経るとアメリシウム241になります。もしもアメリシウムが本当に出ているなら、プルトニウムが出ている可能性もあると言えるでしょう」と。


     ウラン238 →→ プルトニウム239 → アメリシウム241
           ↑
          中性子

この図式は、
3号機のプルトニウム混合(MOX)燃料でなくても、
1~2号機のウラン核燃料からもプルトニウムが生まれることも示している。


【参考】プルトニウム飛散:アメリカの報道の方が日本より詳しい
http://ameblo.jp/ararada/entry-10921643922.html






原子力安全基盤機構が作成した炉心溶融シミュレーションCG

平成20年度予算で独立行政法人原子力安全基盤機構が、
原子力防災専門官向けに作成した炉心溶融シミュレーションCGがある。

小生が知る限りにおいて、
低予算のマスコミでは到底制作できない、
リアルで凝った、わかりやすい最高レベルのCGだ。

このCGは、
福島第一原発の原子炉(1号機等)と同じ、
「BWR(沸騰水型)マークⅠ型」の事故をシミュレーションしている。

現実に1号機が、
地震直後の3/11の時点で、
このシミュレーションと同じ事態に陥っていた可能性が高い。



このCGでは、
制御棒が完全に入ったことを前提にしているが…
今回の事故で本当に正常に入ったのか??怪しいものだ。

【参考】原発事故~地震時に「制御棒」は入ったのか??
http://ameblo.jp/ararada/entry-10906888090.html


また、
最後、煙突から放射性物質を排出しているが、
福島第一原発では煙突はほとんど機能せず、
建屋から直接環境へ放出されていると思われる。


たぶん、
このCGだけでその製作費用は数百万円いや1千万円超か?

BWRマークⅠ型以外の原子炉のタイプでも、
同様のシミュレーションCGがあるのだろう。

平成20年~21年にかけて原子力防災専門官は、
この高額な教育用CGを学習しているから(制作しただけで誰も見てないか?)、
見た人は今回の事故の様相を即座に、
そして、
リアルにイメージできたのではないかと思う。

実際、3/11午後、
1号機の事故の様相と予想について、
東電は政府にこのCGシミュレーションの結果にかなり近い報告を入れている。

しかし…何もできなかった。

実際、
このCGでも、
最悪な事態でも、
環境への放射能の漏洩以外に対策は描かれていないから仕方ナシか。

CG教育はまったく無意味で、
CG制作会社(電通か?)を儲けさせただけだったようだ。


【参考】
防災用事故シナリオのCG教材の作成のための一般競争入札資料
http://www.jnes.go.jp/content/000008984.pdf

テレ朝「朝生」~原発問題~厚労省審議官が線量計配布不許可

テレ朝の「朝まで生テレビ」(7/22)で、
北海道がんセンター所長の西尾正道氏(放射線治療科)は、
国立がん研究センターの嘉山理事長が2万数千個のポータブル・ガラス線量計の配布を準備したが、
厚生労働省のある審議官が不許可にしていたと言う。

この審議官にそのような権限があるのか?
政府(菅政権)の指示で不許可にしたのではないだろうか?

というのも、
4月19日の参院厚生労働委員会で、
大塚厚労副大臣は「現時点で(線量計の配布は)考えていない」
と回答している。

この委員会で問題になったのもポータブル・ガラス線量計。

ポータブル・ガラス線量計は、
ガラスバッジとも言われ、子供も常時携帯できるほど小型・軽量で、市販されているガイガーカウンターよりも簡易で低価格な線量計。レントゲン技師などの放射線業務を行っている人はこのバッジで放射線量の測定が義務づけられている。通常はリースで個々に貸与されて、定期的に回収されて専門機関で総線量を年間管理することになっている。

低レベル放射線量の中で仕事をしているレントゲン技師でも厳しい被曝管理を法的に義務づけられているのだから、高レベル放射線量にさらされている人々に線量計を配布することは常識だろう。


【参考】
ガイガーカウンターが品薄・高騰の理由~日本政府のせい?
http://ameblo.jp/ararada/entry-10896703701.html

2011年4月20日(水)「しんぶん赤旗」記事より
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-20/2011042002_03_1.html







黒澤明の映画『夢』の中に出てくる原発事故

映画『夢』(ゆめ、英題:Dreams)は、
1990年に公開された黒澤明監督による映画作品。

この映画は、
「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」
の8話からなるオムニバス形式で、
「赤冨士」の中で富士山の大爆発と6基の原発が爆発したという話が出てくる。

東日本大震災と福島第一原発事故は、
まさしく、
黒澤の「悪夢」が現実のものになってしまった。

映画では、
放射性物質の着色技術が成功した時代を舞台にしていて、プルトニウムは赤、ストロンチウム90は黄色、セシウム137は紫色で登場する。

この映画では、
黒澤映画初のハイビジョン撮影で美しい色を出しているのが皮肉だ。

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放射性物質の着色技術が成功していたら、
情報の隠蔽は不可能だろうが、
色を変えて隠蔽するかもしれない。

映画では、
東京側から爆発して赤く染まっている富士山を見ながら、
原発事故の話を発電所の男役(井川比佐志)がしていることから、
映画での原発は浜岡原発(静岡)を想定しているのではないだろうか?







テレ朝「朝生」~原発問題~250ミリシーベルト/年は犯罪的行為

テレ朝の「朝まで生テレビ」(7/22)で、
放射能の安全基準を比較的低く見積もる高田純氏(札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門教授。放射線防護情報センター代表)も、さすがに、
「(政府が決めた)原発作業員の放射線許容上限値250ミリシーベルト/年は、この数値の危険性を説明することなしに定めることは国家による犯罪的行為で恥ずかしいことだ」と。

※150ミリシーベルト/年で男性は一時的不妊になる。250ミリシーベルト/年で奇形児が生まれる。これは確率的な危険性ではなく確定的なもの。