あなたは投資をしてますか？投機をしてますか？
ビジネスマンとして、必読の書籍を紹介します。奥野一成さん著書の【ビジネスエリートになるための教養としての投資】です。奥野一成さんは日本のウォーレン・バフェットと呼ばれることもある長期厳選投資のパイオニアで、農林中金バリューインベストメンツの最高投資責任者になっており、特に長期投資においては日本で第一人者と言っても過言ではない方です。とはいえ、この本に書かれているのは投資ノウハウではありません。これからの日本人に必要なのは『労働者の思想』ではなく『投資家としての思想』が必要だとおっしゃってます。投資をすることがいかにビジネスパーソンにとって大事なのかということです。では『投資』をする、ということはどういうことでしょうか？株の短期トレードやFXで利益を出している人たちは投資家と呼べるのでしょうか？奥野さん曰くそれは、『投機』すなわち『ギャンブル』でしかないと断言しています。奥野さんの考えている『投資』とは、将来の価格を予想し高値で売り抜けることではなく、価値を見極め、時間の経過とともに変化する価値がリターンになるという考え方こそが投資だとおっしゃっています。そのことを考えると、私を含め私の周りには投資家とよべるような方はほとんどいないかもしれません。どうしても目先の利益のことだけ考え、価値そのものを見極めるといった思考をおろそかにしているように思えます。この本を読み進めていくと『投資家の思想』というものは一体どういうものなのか？これからの私たちに必要な教養というものがどんなものなのか理解できるかもしれません。教養として金融リテラシーをあげたいというかたにオススメの一冊です！
