実は私、3年ほどまえに自己資金無しでアパート1棟購入しました。
金利は1.4%くらい。
沖縄の地銀で当時の金利です。
今では1.9%くらいかな?
当然今では自己資金無しで貸してくれるはずもなく、購入資金の2割~3割は自己資金必要ですが、当時は全国的にも貸し出す基準が緩く、普通のサラリーマンも不動産投資を積極的に仕掛けていて、不動産価格もうなぎのぼり、まさに売り手市場でした。
その矢先におきた
『かぼちゃの馬車事件』
地銀のエースであったスルガ銀行の不正融資だったこともあり、金融庁もかなりの引き締めに入り始めました。
それでも沖縄では不動産への投資熱がやむことはなく、価格は高止まり状態が続いてました。
私はリスクを感じとり、今年の2月に短期所有(5年以内)のままアパートを売却。コロナ禍を切り抜けた格好になりました。
これからの不動産市場はコロナ禍の実態経済へのダメージがより深刻化し、下落傾向に向かうのは想像に難くないでしょう。
金融機関も数年前まで収入に見合わない人や事業への融資を実行してきたツケを払わされるかもしれません。
住宅ローンについても、これまで政府は経済対策の一環として住宅ローン減税などを実施し、低金利と税の優遇が後押しした格好で収入に見合わない住宅ローンも実行されてきました。
コロナ禍の実態経済への打撃が深刻化するのはむしろこれからだと言えます。
経済不安がより深刻化してくるのであれば不良債権が増加することになるかもしれない状況なのです。
金融リテラシーが低いと言われている日本人、経済不安に備えてそろそろ学ばないといけない時期に差し掛かっているようです。