ちょっと前にVR(仮想現実)の世界
という記事を書きましたが、
今日はMR(複合現実)についてご紹介します。
そのほかにAR(拡張現実)という技術もありますが、
それぞれ違いについて確認しておきましょう。
1.VR(仮想現実)とは
『Virtual Reality』の略。
専用のゴーグルなどを装着して、コンピューターで作られた映像の世界(仮想現実)に実際に入り込んだかのような体験ができる技術のことです。
視線を向けたり実際に移動すると映像も連動して動くので、実際にその場にいるかのような錯覚を起こします。
2.AR(拡張現実)とは
『Augmented Reality』の略
現実世界にCGや映像のデジタル情報を重ねます。
VRの映像空間に入り込むとは対照的にARは現実世界を主体とします。ポケモンゴーなどがその例です。
3.MR(複合現実)とは
『Mixed Reality』の略
簡単に言うとARとVRの良いとこどりしたような技術です。
現実の空間を立体的に認識してそこにデジタル情報を配置して映像化したものになります。現実い投影されたデジタル情報に対して直接干渉できるというのが大きな特徴です。
現在このMR(複合現実)の技術が工場や製造業の現場で実用化されてきているようです。新型コロナ感染拡大の影響や5Gが追い風となり、中小企業の現場にも広がりをみせています。
デメリットとしてはまだコストが高いということですが、メリットとしてはMRを活用し、ベテランの技術伝承が可能になり操作マニュアルなども複合現実世界に落とし込めるため作業効率が飛躍的にあがるということです。
今後は医療現場などさまざまな分野での活用が期待されており、普及が広がるとコストがさがり、私たちの身近な技術になるのもそう遠くない未来かもしれませんね。