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木の家をつくる女性建築家の日常

静岡県浜松市にある建築デザイン事務所です。浜松市・磐田市・湖西市・豊橋市・掛川市・袋井市などで活動している日々の出来事を綴ってゆきます。

本日は基礎の配筋検査。

天気がいいと現場への足取りも軽くなります。

基礎の配筋はコンクリートを流してしまうと見えなくなるのでその工程の前にチェックします。

私(監理者)の検査の他に第三者機関(工事と関係のない人)による検査もあります。

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現場の中に入って鉄筋の種類や大きさ、並ぶ間隔、重ね合わせる所長さや補強箇所などを一通り確認するのですが、

ぎこちない足どりでヨロヨロしながら鉄筋の上を歩いている姿は、端から見ると工事の邪魔をしているようにしか見えない気がします、、、。


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本日のランチ

天気がいいのでオープンエアのカフェにて♪
本日の現場は十数組の檀家さんが集まり、計画された位牌堂。

当初予算が足りず、「小屋でいい」くらいの勢いのオーダをもらい、

お寺の体裁を整えれるかどうか「?」の状態から設計をはじめたものです。


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住宅以外の建物というのはたとえ個人の持ち物だとしても何かのときの公共的な意味を持ちます。

特にお寺などは震災の時に避難拠点として使われた例もありますし、その地域の目印となる建物でもあります。


ご近所や通りがかりの人が見て最低限、何かを感じる風貌であってほしいと思うのは私だけではなかったようで、厳しい予算の中業者さん、材料屋さんが様々な工夫と協力をしてくれてなんとか形になりそうです。

屋根の勾配も高くしたので天井裏部分の空間が大分大きくなりました。


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梁から上は塞がれてしまうのでちょっともったいないですね。

住宅なら間違いなくロフト空間にするのですが、、、。


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ホームページのお問い合わせフォームからご連絡頂きました 中○○○○さま

お問い合わせ内容をメールしておりますが戻ってきてしまいます。

ご連絡が取れない状態で失礼しておりますのでこちらに掲載させていただきました。

再度お問い合わせいただければありがたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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今週は毎日、市役所・法務局・確認機関へ足を運んでいました。

その合間に現場や検査。

こちらは配筋検査とその立会い。

長期優良住宅なので鉄筋のピッチが大変なことになってます。



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鉄筋が入って丈夫になるのはいいのですが、これだけ配筋のピッチが狭いと

今度はコンクリートが鉄筋の間にちゃんと行き渡るのかに注意しなければなりません。

更にこちらの家は通常より基礎を10cmt高くしているのでいつもより気をつけて見ています。




いつもと違うといえばこちらも。



土地の謄本ですが今では全て電子化されていて通常は請求すると活字で印刷されたものをいただきます。


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しかし土地の履歴を調べていく場合、電子化される前の情報が必要になるときがあり、

そうすると閉鎖謄本といって昔の書類の写しをいただくのですが、これが結構味がある。

手書き、それもで書かれていたりするので仕事の合間に一瞬、歴史書をひも解いたような気分になります。
あたたかい日が続くようになってきました。

通りのあちこちでお花が咲きはじめ、散歩する人の姿も増えてきましたね。

そんな中この方が素敵なプレゼントをとどけてくれました♪


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モデルハウスに一気に春がやってきました。

先日取材を受けた記事が3月15日号の「地元設計士とたてる住まい」のコーナーに掲載されました。

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取材を受けた事を既に忘れていて周りの方に教えていただかなければ見逃すところでした、、、。

設計事務所は敷居が高いと考える方が多いのか、家を建てる時の選択肢から外されがちですが、

こういった記事から興味をもってもらえるといいなと思います。


「なぜ、私のところにご依頼いただいたのでしょう?」

以前お施主さんに伺った事があります。そうしたら

「他の建築家にこんな事言ったら鼻で笑われそうで、、、」とのお答え。

私のところはそうは見えなかったのは幸いですが、

設計事務所の門をたたくのにはハードルがあるのだと感じました。

車の様な既製品にオプションを足すだけの住宅を求めている方には必要ありませんが、
(それはそれで合理的な作り方として悪くないと思っています)

自分の中に生活したいこだわりのイメージがある方には設計事務所との家づくりも考えていただきたいものです。

以前建てた家のお施主さんが工務店さんのHPの中で建築士との家づくりについてお話されています。

建設地も建築士(私)も工務店もお施主さんも不動産屋さんも、みんな同じ湖西市の中にあったので楽しく和気あいあいとした現場でした。

そういえばあれも途中まで新築日記書いていたような、、、。



静岡県の農林事務所さんからの依頼で森林県民円卓会議に参加しました。

テーマがテーマなだけに開催場所も山の中、くんま水車の里にて行われました。

雪が残る山奥で、木々に囲まれ、空気がきれいで、現地までのドライブは 道間違えて命がけ 
いいリフレッシュになります。

こちらは天竜の木を知るバスツアーの企画としてモデルハウスや林業の現場、製材所などを回り、

山と林業の現状を垣間見た後の総括として天竜材をたくさん使うためのヒントを探る円卓会議です。

設計士も、林業のプロも一般の参加者さんもそれぞれの視点でいろんな意見・アイデアを出し合い、参加されていました。

立場が違うと要求・意見も異なるもので私にとっても新鮮な体験です。

より気軽に意見が交換できる様、かしこまらない様にと県の職員の方が工夫してお茶やみかんを用意してくれました。 (^o^)

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座談会のような雰囲気で和気あいあいとお話できたのではないかと思います。


一昨年の様にパネリストとして参加するのとはまた違い、お互い意見を出し合って、新しいアイデアを探していくところに意義を感じます。

なによりも専門家と一般の方が一同に集い、気軽に意見交換できるのもいいですね。


夏のお茶会でお取り寄せした和菓子が大好評だったので北鎌倉からその先生をお呼びして和菓子教室を開催する事になりました。

講師:鎌倉創作和菓子 手毬  御園井裕芙子先生
日時:3月2日(土)約2時間  午前の部 11時~ 
               午後の部 満席になりました。

代表の御園井裕芙子さんは北鎌倉に工房をお持ちで和菓子づくりのワークショップを開催されています。その活動は海外にも及んでいます。

こちらの和菓子は季節感が感じられる繊細なデザインで、お茶会やおもてなしにもピッタリ。

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その和菓子づくりをご本人から教えていただけるという贅沢な講座です。

どんなに素敵な先生でもなかなか北鎌倉までは習いにいく事はできませんが、今回お越しいただける事になりました。しかも今回ははじめて浜松開催。

一見難しそうな和菓子づくりですが、先生が丁寧に教えてくださるということなので、
普段洋菓子しかつくらない私でもなんとかなるのでは?と楽しみにしています。



初詣には間に合わなかったけど久能山東照宮へ行ってきました。

下から階段で1000段以上をのぼる構想もあったのですが

早々に断念して上からロープウェイで運んでもらうコースを選択☆

目的は国宝に指定され、50年に一度の塗り替えが行われて美しくなった社殿の見学です。

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建物のフォルムと極彩色の彫刻や絵の美しさに感激。

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青空が更に建物を引き立ててくれていました。
地鎮祭が続いています。

地鎮祭とは工事を行う際に、工事の無事や建物や家の繁栄を祈る儀式です。

こちらは地域型ブランド化事業の物件。事務所のすぐ近くでの工事です。

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もう一つの地鎮祭はお寺の本堂。

こちらは「仏事」なのでお線香があります。

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祭壇も普段とは大分違う雰囲気、、、、新鮮ではありましたが。(^_^;)


どちらも無事に建物が完成するよう、工事の安全をお祈りしました。
ヨーロッパのメッセに行く友人に土産に「甘口の白ワイン」をリクエストした。

とにかく「甘~い」「ワイン」が欲しいの♪

そう念を押して送り出したら、、、

ワインジャムがとどいた。確かに甘いけど

あちこちでワイン頼まれたらしく持って帰れないので別送中とのこと。

そうだよね、私でもメッセに行くとカタログやサンプルだらけで重量オーバー。

土産なんて入る隙もないもの。上海の石材メッセのときはメチャクチャ重かったし。

そんな中それらしいもの買ってきてくれたことに感謝して、

早速お向かいのパン屋さんでフランスパンを調達。

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蜂蜜のように金色に輝くジャムの日に当たったときの何とも言えない美しさに感動。