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木の家をつくる女性建築家の日常

静岡県浜松市にある建築デザイン事務所です。浜松市・磐田市・湖西市・豊橋市・掛川市・袋井市などで活動している日々の出来事を綴ってゆきます。

久々のデザイン物件。

工務店さんとのコラボでデザイン監修をしています。

最近「素材感」や「心地よさ」追求する住宅が続いていましたが、

こちらは「面白さ」にも比重をおきます。


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模型をつくるのも少しご無沙汰してました。
一年前にお引き渡しした現場に工務店さんと共にお客様をご案内しました。

お施主様はこちらの収納が一番のお気に入り。

何でも入るので重宝しているそうです。

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一年経っての感想を伺うと「立て替えて良かった」とのこと。

建替えにはかなり迷っていらしたのを思い切ったのは正解だったそうです。


「終の住処」として自分のためだけに建てた家。


ご自分にとって最高に気持ちの良い家には思わぬ副産物がありました。

お子さんもお孫さんも気に入ってくれて、よく遊びにきてくれるようになったそう。


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お婿さんは縁側がお気に入り、ここで寝ちゃうこともあるとか。、、、虫多いですケド


「住」って本当に大切よ

お施主様の言葉がとても印象的でした。
村櫛の家が上棟しました。

棟梁達は朝5時起きで浜辺に海砂をとりにいくところからスタート。


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お施主様、超晴れ男晴れということで天気も良く、風もなく順調に建て上がっていきます。

上棟式は工務店さんによってやり方が異なるのですが

「上棟」(棟をあげる)というくらいなので「棟」を大事にするところは共通。

今回の工務店さんは「棟」への文字入れをお施主さんにお願いしていました。

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乃桁仁野梁乃垂木仁乃葺草

しもばしら こおりのけたに ゆきのはり あめのたるきに つゆのふきくさ

に係る文字がたくさん並んでいます。

こちらは火難よけの文字でお札がわりなんですね。

これ以外に餅まきで「やかん」を撒いて火難よけとする場合もあります。


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工事の安全とご家族の繁栄をねがう伝統行事。

最近は行わない方も多いですが、迷っているお客様には行うことをお勧めしています。


上棟が終わったばかりのホネ(柱)だけの現場。

これから耐力壁が貼られます。

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よくお施主さんやご年配のお客さんから上棟中に

「柱が多いねぇ」

「立派な材だ」

「頑丈そうだね」

といった言葉をいただきます。


特に意識していない物件でも言われることが多いので私の設計のクセなのかもしれません。


そうで無くても静岡県は他の件より耐震の基準の割り増しがあるし、

材料はこだわっている材木屋さんが用意してくれるし、

金物屋さんは耐震オタクだし、

大工さん達はより頑丈にしたがるので

放っておけばどんどんゴツくなっていきます。

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こちらの梁は45cmの杉材。

このサイズはさすがに久しぶりです。
先週に続き、本日も上棟式でした。

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微妙に雨、、、、先週に続き。  雨 誰?雨男は?

こちらは地域型住宅ブランド化事業の長期優良住宅。 

地域材をふんだんに使っています。




先週上棟した物件は板倉構法。

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こちらも大雨。雨 だから誰?雨男。


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悪天候にもかかわらずたくさんのお客さん、お友達、お祝いに囲まれてお施主さんの顔が晴れやか晴れだったのはなによりでした。
時々、自分の友人同士などを引き合わせたくて、ホームパーティーやら食事会を企画します。

今回はテーブルコーディネーター、秘書代行業、ヨガインストラクター、OL、グラフィックデザイナー、ショップ店員などに加え、熱海からも新幹線でかけつけてもらっての飲み会交流会。

同業が集うこちらとは違う集まりでこれもまた楽しい。

業種が違う同士が初めて会うと新鮮らしく、みんないろいろ触発されてました。


それにしても女性が集まると、食べる食べる。



この時期に浜松で旬のものといったらやはりもちがつおでしょう。

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ということで美味しくいただきました♪
浜北インターの近くで配筋検査。

だんだん日差しが強くなってくるのを感じます。

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ちょっと気になる所があったので丁寧に計測。問題なし!

その後は整体のセッションを受けがてらセッションルームの改装の打合せ。

今の現状をどうこうではなく最終的に何がしたいのか、

事業がどうありたいのかヒアリングを通して読み解きます。

この段階では予算など現実的な問題は関係ありません。

まず何がしたいのか、どうありたいのか。

なぜ改装を思いついたのか、言葉の奥にある本質を探ります。

世間話を織り交ぜながら、思いを共有する事からスタートです。


こちらは今後一つの設計事例として書き記していこうと思います。

縣美樹設計事務所の設計スタイルを感じ、参考にしてみてください。


掛川の家が完成し、お引き渡しに立ち会いました。

木の家をつくる女性建築家の日常

昨年の3月末にお電話をいただいてから慌ただしい一年だったと思います。

事務所まで何度も打合せにお越しいただき、自分たちでもショールームに足を運び、

大変ながらも家づくりを楽しんでいただいた様です。


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『いい家ができた』と言ってもらったのは勿論嬉しいのですが

それ以上に『楽しかった』と言ってもらえたことに喜びを感じます。

T様、家づくりのパートナーとして当設計事務所を選んだいただきありがとうございました。

木の家は建てた後もおつきあいが続きますのでご安心くださいね♪

地域型ブランド化事業の「テラ構造・杉の家」の第一号の上棟でした。

柱の間にパネルを落とし込む板倉構法の現代番です。

こちらの住宅は構造体と内装材が一体化しているため上棟といっても

骨組みだけでなく壁までできてしまいます。

工期の早い合理化工法なため、東北からも引き合いがきている住宅です。


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打ち合わせを終えて現場に向かうと建物は既に2階の壁までできあがっていました。

軸組というより完全にハコになっています。

風が強かったので作業は難航していましたが、棟まであがりました。

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あとは工事の無事を皆で祈ります。




この後は「天竜・無垢の木・ひのきの家」の地域ブランド化事業のお客様と打合せがあり、

事務所へトンボ帰りでした。





初期提案を作成中のお客様の敷地を見に行きました。

設計の契約の後改めて法定調査や現地の調査に入るのですが、建物の計画をするのに土地の様子が分からないのもいただけないので現場や役所にいったついでに雰囲気だけ確認しに行きます。

まだ都市計画図(地図)なども取り寄せる前段階で大抵住所や手書きの地図をたよりに現地にむかいます。

今日は建物の検査と工務店さんとの打合せの予定のあとに駆け足で2件の敷地を見に行きました。

1件目。

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どこが敷地かよくわからない。(^_^;)


2件目

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うん。暗くてよくわからない。(^_^;)


まあ、雰囲気だけってことで。

、、、後日また伺います。