愛着障害・自己否定・生きづらさに悩むあなたへ。

 

「感情不安定型」「搾取型」「否定型」「依存型」
「権威型」「過干渉型」「虐待型」――

 

7タイプすべてに当てはまる毒親に育てられ、
大人になってからも脳内の母の声に支配され続けていた私が、
解毒コーチングで、たった6カ月で人生が一変

失われた40年を取り戻すべく、願った以上の夢が次々と現実に。


3年間でサポートした300名以上のお客様を

毒親からの支配から解き放ち、

最速最短で圧倒的な成果を出し続けて
幸せに満ち溢れた人生を生きる。

 

己育て専門コーチ 青山未佳(ミカ)

 

プロフィールはこちら

 

 

 

※鼻中隔湾曲症のレポは、次の診察までお休みします!

 

 

先日、小泉進次郎氏について書かせていただいたのですが、

「進次郎構文」についてスルーしてしまったので


今回は戸田山和久先生の著書を参考に、

ChatGPTにも協力してもらいながら解説してみます!

 

 

論理学で読み解く進次郎構文──“なんとなく納得させる話法”の秘密

スタートです!

 

 

 

 

|政治的手腕はさておき…

 

何かと“発言”が話題になる進次郎氏。

7月の参院選でも、こんな発言がありました。

 

我々も、変わらなきゃいけない。


反省しなきゃいけない。


だけど、これだけは言えます。

少なくとも──
我々が一番マシです。


それだけは言えます(断言)。



……マシだから投票するわけじゃないんですよ!😂


一応、綱領も政策も見て決めてるんですよ、私たち。



この切り抜き動画、日本中から総ツッコミでしたね(笑)

 
 
 
 
 

|「進次郎構文」とは何か?

 
 

聞いた瞬間「?」となるのに、
なぜかすごく大事なことを言われた気がする──

 


そんな“名言(迷言)”の数々。

 

 

たとえばこんな場面。

 

 
朱書きの部分が進次郎構文です。
 
 
 
記者:温室効果ガスを削減するという
環境省のトップとしてどういうふうにお考えですか?
 
お肉を毎日でも食べたいと
おっしゃっていたことと・・
 
 
小泉進次郎氏:
ステーキを毎日でも食べたいということは、
毎日でも食べているわけではないです。
 
でも、好きなもの食べたいときありません?
 
 
記者:(長い沈黙の後)
そういうことを聞いているのではなく
大臣としてどう整理しているかを伺っているんですけど・・。

小泉進次郎氏:

 

 

どうか、茅ケ崎の皆さん

政治に無関心ということは、

無関心のままでいられると思います!

 

 

すぐ再生されます⇩

 

 

 

小泉進次郎氏:

 

これは、福島県民の皆さんとの約束です。

 

 

約束は守るためにあるわけですから、

約束を守るために全力を尽くします。

 

 

すぐ再生されます⇩

 

 

 
大半の国民にバレているとはいえ、

一見、何も言っていないようで
なぜか「すごく正しいこと」を

言っているように感じる。
 

 

実はこれ、私たちの脳の錯覚なんです。

 

 

“整った文の形”を見せられると、
人は自動的に「意味がある」と

思い込むようにできているのです。

 

 

進次郎構文は「恒真命題(トートロジー)

 
小泉進次郎氏は、国連気候行動サミットのあと、
環境大臣として下記のような発言されています。
 
 

「いまのままではいけないと思います。だからこそ日本はいまのままではいけない。」

 
 
この発言の内容は、「AはAである」と表現できます。
 
 
論理式で言うと
 
P→P(PならばP)となります。
 
 
これは、どんな場合でも真(true)になる命題、
つまり「恒真(常に真になる)命題(トートロジー)」です。
 
 
要するに、論理的なことは何も言ってないけど、
絶対に間違いにはならない構文となります。
 
 
まあ、いまのままではいけないというのは間違いではないけど
わざわざ言うほどのことでもないでしょうね。
 
 
 

|戸田山和久先生の「論理学をつくる」によると、論証の妥当性を示すには・・

 

戸田山先生によると、主張が意味を持つためには
**反証可能性(falsifiability)**が必要です。

 

 

進次郎氏のように「AはA」ではなく、
「AならBだ」と言い、

そのうえで「Bでない場合」を想定してこそ
“意味のある主張”になります。

 

 

進次郎構文は P→P の形式なので、
内容はないけれど、どんな場面でも“安全”に成立します。

 


そのため失言にもならず、批判も受けにくいんですね。

 
 
まあ、発言内容から批判を受けているようですが。
 
 

|進次郎構文を真理表で見てみよう

 

「いまのままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけない。」



これを論理式で表すと、こうなります👇

 

P:「いまのままではいけないと思います」

 

 

Q:「日本は今のままではいけない」

 

 

進次郎構文:「P だからこそ Q」
 

 

つまり、P → Q(PならばQ) という構文に見えてしまいます。

 

🔹ここに真理表を当てはめたいのだが・・

 

真理表(しんりひょう)とは、

「P→Q(もしPならばQ)」という命題と、

その逆(Q→P)の関係を見ている表です。


まずは例題でゆっくり整理しましょう👇

 

🧩1.前提の意味

記号 意味のイメージ
P 前提(例:「雨が降る」)
Q 結論(例:「道がぬれる」)
P→Q 「もしPならばQ」=「もし雨が降ったら、道がぬれる」

 

🧠2.P→Q のルール

 

「もしPならばQ」は、Pが成り立つときにQも成り立てばOK


ただし、

  • Pがウソ(0)のときは、「もしPならば…」の前提が起きていないので、
     **命題P→Qは“自動的に真(1)”**になる。
    (ここが論理学っぽくてややこしいポイント💡)

💡3.真理表の読み方をやさしく解説!

 

状況の説明 P→Q Q→P コメント
PもQも成り立つ(雨が降って道がぬれる) ✅真 ✅真 両方OK。
Pは真(雨が降った)がQは偽(道はぬれてない) ❌偽 ✅真 「雨降ったのに道ぬれてない」はアウト。
Pは偽(雨降ってない)・Qは真(道はぬれてる) ✅真 ❌偽 「雨降らなくても道ぬれることはある」→P→Qは真。
PもQも偽(雨降らず道もぬれない) ✅真 ✅真 両方起きてないから矛盾なし。

🎯4.この表が示すこと

つまり――

  • P→Q」と「Q→P」は同じじゃない!

  • 「P→Q」は成り立っても、その逆「Q→P」は成り立たないことがある。

 

🪞たとえば日常で言うと…

P:あなたが努力している
Q:あなたが成功している

  • 「努力しているなら成功する(P→Q)」は、ある程度成り立つことが多い。
     

  • でも「成功しているなら努力している(Q→P)」は、必ずしもそうじゃないですよね?
    (運が良かっただけかもしれないし、他人の助けかもしれない)

 
 
P Q P→Q 説得力(人の感じ方)
1(Pが真) 1(Qが真) 1(真) ✅ 納得(論理的にも筋が通る)
1(Pが真) 0(Qが偽) 0(偽) ❌ 「言ってること逆じゃん」と思う
0(Pが偽) 1(Qが真) 1(真) 🤔 「なぜそう言えるの?」とモヤる
0(Pが偽) 0(Qが偽) 1(真) 😶‍🌫️ 「まぁ……そうかも」と感じる

 

 
ところが、実際の進次郎構文はP→Qではなく、

ほぼP→P(自分の言葉の繰り返し)なんです笑。

 

 
長々と書いた前提が吹っ飛んでしまったよ。
 
 

|じゃあ、なぜ説得力があるようにかんじるのか。

 
chat GTP   に著名な哲学者であり、論理学者でもある戸田山和久先生の観点で分析してもらったところ──

 

語用論的効果

 
 

中身がなくても、

「誰が・どんな場面で・どんなトーンで言うか」

で意味が補われている。
 

 

大物政治家の3世があんなにも堂々と断定的に発言すると

聞き手が

「そこに何か深い意味がある」

と勝手に解釈してしまうんです。

 

 

たとえば:

「いまのままではいけないから、日本はいまのままではいけない」

 

と言われると、利き手が勝手に深い意味を作り上げてしまい、

 

「つまり、日本は変わらなければいけないんだな」

という風に、

省略された含意を勝手に推測してしまいます。

 
 
これが、語用論的効果と呼ばれるものです。
 
 

②修辞的強調(レトリック)

 

同じ言葉を繰り返すことで、
心理的リズムと「大事なことを言われた感」が生まれます。

 


いわゆる「大事なことなので2回言いました」効果です。

 

 

戸田山先生的には、
これは「意味の充足ではなく、語りの効果による説得」。

 

 

専門的に言うと、同語反復(tautology)を使うと、

心理的なリズム

強調効果が生まれるということになります。
 

 

つまり、論理じゃなく文体で説得しているイメージです。

 

 

③結論の強制

 

進次郎氏は強い語り口で、断言することが多いですね。

 

 

この言い切り方は、

論理的根拠がなくても

議論に終止符を打てます。
 


そうすることで、 聞き手に

「それ以上考えさせない」効果を持たせ、

権威性を与えることができます。

 

 

 

 

結論|進次郎マジックの正体

 

 

 

進次郎構文は、

「論理的に正しいように見せるレトリック装置」なんです。
 

つまり──

 

「意味はないけど、意味があるように感じさせる構文」
 

 

✅ 形式的に整っている(A=A)


✅ 同語反復でリズムがある
 

✅ 言い切って終わる
 

✅ 聞き手が意味を補ってくれる

 

 

この4つがそろうと、
内容がなくても

「すごくもっともらしく」に聞こえます。

 

 

進次郎構文の真骨頂は、
**“論理ではなく、感覚で納得させる力”**にあります。

 

 

内容ではなく、言葉のリズムと断定の形式で

説得を生み出す

 

 

戸田山先生の言葉でいえば、

**“論理のふりをした語用論”**の成功例といえます。

 

 

|まとめ

言葉って不思議ですよね。

 


中身がなくても、

リズムと雰囲気だけで人を動かすことができる。

 

 

けれど、私たちが本当に目指したいのは、
「響くだけではなく、中身のある言葉」。

 

 

それは、論理だけでも感情だけでもなく──
本音”から生まれた言葉です

 

 

 

🌿今日の小さな行動ヒント

 

1️⃣ 自分の口ぐせを一つ書き出してみる
 

2️⃣ その中に「AはA」的な表現がないか探してみる
 

3️⃣ 「それって具体的にどういうこと?」と問いかけてみる

 

 

たったこれだけで、言葉がクリアになり、
思考が整理され、行動が変わります✨

 

 

進次郎氏は、ある意味で「言葉の魔術師」。
 

 

でも、私たちは心の奥底にある

「言葉の真実」を選びたいですね。

 
 
 

|「生育環境の影響度が分かる」5大登録特典付きLINE案内🎁

 

 

今なら【生育環境の影響度が分かる5大特典付き】

でLINE登録をご案内しています。
 

 

未来を変える一歩、一緒に踏み出しましょう。

 

 

失われた40年を取り戻すために、

👇画像をタップして「特典」と送ってくださいね👇

 

👇画像をタップして「特典」と送ってください👇

 

LINE公式登録特典🎁

🔽 無料でできる「毒親チェックリスト」 🔽

 

 

 

 

 

 

|京のひとこと🍡

 
京都市図書館で取り寄せましたオエー
 
 
戸田山先生のご著書には、レポや卒論でもお世話になりました昇天
 
めちゃくちゃ分かりやすいので、学生さんには超おすすめです✨✨