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『源氏物語』⑯
こんにちは。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
『源氏物語』の、ちょっと笑ってしまうフレーズ、
などをを紹介しています。
ようやく「末摘花」に。原文で読むと遅い……
でも、やっぱり古文は原文で読みたい
光源氏が末摘花の噂を、大輔命婦(内裏に仕えている女性)に聞き、
命婦が答えている場面。命婦と末摘花は父親同士が縁者らしいです。
命婦「心ばへ容貌など、深き方はえ知りはべらず。……」
(現代語訳)
「姫君(末摘花)の気性や器量など、詳しいことは存じません。……」
『新全集』頭注より
「姫君の異常さをある程度知っている命婦の含みを持たせた
言い方。」
また、後程書きたいな、と思っているのですが、
末摘花は鼻先が赤くて、やせていて、顔色が悪くて……
と、なかなかの書かれようなのですが。光源氏はまだそんなこと
知りません。
で、末摘花のことを知っている命婦が、しらばっくれる感じ?
お顔などはよく知りませんけど、いらっしゃいますよ、姫君。
(あまりキレイじゃないんだけどね~)みたいな。
こんな風に言われたら、気になりますよねぇ。
その後、光源氏は末摘花と関係を持ちます。そして、末摘花を
御覧になるのですが……
この命婦、かなり恋多き女性であるらしく。悪いですよね
適当というか……こんな人が近くにいたらイヤ!かも(笑)
昔も今も人間関係はいろいろです。
紫式部の洞察力!!
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田辺聖子さんがお書きになった『源氏物語』は、
とっても読みやすいです!!
CDもあるんですよね~ほしいな~
今日も読んでくださり、ありがとうございました
『源氏物語』⑮
おはようございます。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
『源氏物語』の「おっ!」と思うようなフレーズを紹介しています。
お付き合いいただけると、嬉しいです
今日は「若紫」の終盤から。
光源氏が紫の上を自邸に無理やり(!!)連れて行ってしまった後、
実父が引き取りにやって来るのです。
でも、女房たちはまさか光源氏が連れて行ったとは言えず、
お父さんは「行方をくらましてしまった」、と嘆くのです。
このお父さんの正室(古文では「北の方」と呼ばれます)は、
紫の上のお母さんをに圧をかけていたのですね。
一夫多妻ですから、ありがちですよね。
なので、お父さんも、今さら紫の上を渡したくない、という気持ちも
わかるわけです。
そんなこんなで、その、北の方の思惑がちょこっと書かれています。
「北の方も、母君を憎しと思ひきこえたまひける心もうせて、わが心に
まかせつべう思しけるに違ひぬるは口惜しうおぼしけり。」
(現代語訳)
「北の方も、母君を憎いと思い申しておられてお気持ちも今は失せて、姫君をご自分の思いのままに扱うことができようと思っていらっしゃったところが、あてのはずれてしまったのは残念なこととお思いになるのだった。」(『新全集』より)
継子いじめのパターンですよね。でも、そうはならなかった!よかったー
けれど、こういう文章もきちんと入れてくるあたり、
やっぱり『源氏物語』は深みが出るのですよね……
今日も読んでくださり、ありがとうございました
『源氏物語』⑭
こんにちは。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
『源氏物語』のなんか笑えるフレーズや、
『源氏物語』に関するあれこれを
書いていきたいな、と思っています。
『源氏物語』には、生霊が何度か出てくるんですよね。
最初は「夕顔」。
誰の生霊かはわからないのですが、
夕顔は殺されてしまうのです。
どうでしょうか、生霊。
生霊、というか、人の念。
そのようなものって、私はあると思っていて。
夕顔を襲ったのは、誰かの嫉妬の念ですよね。
1000年以上も前から人ってのは変わらない……
で、このような人の念について、仰っている方のブログをご紹介したいのです。
へぇ~~。
深いですね……
かなりマニアックな内容ですが……
読んでくださり、ありがとうございました