源氏物語⑧
こんにちは。
読んで下さり、ありがとうございます。
「帚木」光源氏の和歌
帚木の心を知らでその原の道にあやなくまどひぬるかな
現代語訳
帚木のように近寄ってみると消えてしまうあなたの気持ちも知らずに近づこうとして、わけがわからず園原の道に迷ってしまったものです。
自分を拒む空蝉に対しての和歌。空蝉は意志が固いなぁ。でもやっぱり源氏への想いはある…
紫式部の心情描写はすごい。
源氏物語⑦
こんばんは。
なかなか読み進められないけど、少しずつでもブログにできていることが嬉しい😃
また、「帚木」から。
左馬頭の夫婦間の論。
「絶えぬ宿世浅からで、尼にもなさで尋ねとりたらむも…」
現代語訳
「切っても切れぬ前世からの因縁が深くて、尼にする一方通行手前に連れ戻したとしても…」
この表現は、紫式部の念頭にあったのか…
「『蜻蛉日記』の作者が出家を志して鳴滝へ参籠し、夫兼家によって連れ戻されてからは、「雨蛙(尼帰る)」と、からかわれるようになったことを念頭においているか。」(『新全集』頭注より。)
紫式部も『蜻蛉日記』を読んでいたのか〰️なんて考えると、なんだか嬉しい、というか。おもしろい。
源氏物語⑥
読んで下さり、ありがとうございます。
札幌のワンちゃん、どうなっただろう…心が痛すぎる。
『源氏物語』「帚木」から。
左馬頭の女性観。
「まめまめしき筋を立てて、耳はさみがちに、美相なき家刀自の、ひとへにうちとけたる後見ばかりをして、」
現代語訳
「実用的な方面ばかりで、額髪を耳の後ろに挟みがちにして、美しげのかけらもない主婦で、ただもう遠慮のいらない夫の世話ばかりをして、」
(『古典解釈シリーズ 源氏物語一』旺文社)より
髪の毛を耳にかけるって、平安時代は無風流なことだったんだ〰️なんでだろう?面白い☆