痛みに寄り添い自分を取り戻す、緩和ケアアロマセラピストの松浦智恵美です
卒業式が済んでまもなくのこと、
身近な親戚から一本の電話。
「お前、
高校の入学式まで一か月近くあるよの。
どうせ何もせんと
ブラブラするんじゃろうけん、
広島(市内の大学病院)に入院しとる
○○の身の回りの世話に
行ってくれんかのう。
ワシら、田んぼの準備で忙しゅうて
行くヒマがないんよ。」
「
」
もう決めたも同然の頼み方。
入院しているのは、
８歳上の従兄弟(若き男)である。
昨日のblogにも書いたように
ウチは機能不全家庭だったので
従兄弟の家で、兄妹同然に育ったから
そんな関係性もあって、
頼んでも問題ないと思ったらしい。
付添婦を頼めばいいのに...
(当時は病院内の付添婦というワーカーがいた)
なんで私やねん
心中かなりの抵抗感があったけど、
(それなりの、誰にも言いたくない
大きな理由があったんですの)
断る術もなく、
入院している従兄弟の
身の回りの世話をするために、
ベッドサイドに補助ベッドを置き
泊まりで２週間、介助したのでした。
主な介助は
膝の複雑骨折再手術入院だったので、
身動き取れないベッド上の従兄弟の
下のお世話と、食事の配膳下膳がメイン。
あと、洗濯や買い物などもろもろ...
2週間やったからと言って
そのための謝礼(お小遣い)を
貰ったわけでもなく
(いいように使われただけ)
今考えてみたら、
この時初めて
病院でボランティアをしたようなもの。
６人部屋だったので、
日中は、隣の人懐っこい叔父さんと
仲良くなり、
ほとんど遊んで過ごしてたような感じ。
ご病気の方や、身体が不自由な方への援助を
好き好んでやるようになったのは
きっと、この時の体験が大きく影響してる
んじゃないかと思うのよね
最初は、
「えーーーっ」って思ったけど、
２週間の病院介助生活は
思った以上に、楽しかったのよ
機能不全の自宅で、
息を潜めて生活するより
よっぽど開放的で楽だったのよ。
お下の世話以外はね
続きます
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