【先日行ったフェアでは、カタログには載ってない部分を「自前のタオルバーを持参」で実験をしてきました!】
洗面化粧台に取り付ける「タオル掛け」。
一般的に「タオルバー」と「タオルリング」があるが、
「タオルバー」がいい!と思うなら気をつけたい話。
※カタログにも具体的には載っておらず、細かいことなのでビルダーさんも見落としがち。
こだわるなら「あなたが気をつけないと」引っ越してから「しまった!」となりやすいです。
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この記事は以下の内容と、仮定して話をします。
■「タオルバーがいい!」と比較的強く希望される方向け。
■洗面化粧台は、75㎝または90㎝タイプ。
■タオルバー長さは、約45㎝。
念のため、タオルバーとタオルリングの違いを…
※広げて掛けられるのがいい!という意見から「タオルバー派」多し。(坂口調べ)
タオル掛けがつくかどうか?なんて、大したことじゃないように思いますよね。
「そんなの普通に付くんじゃない?」と。
これが意外と奥が深くて、うっかりするとイメージと違うタオル掛けになっちゃいます。
間取りを拝見しておりますと「タオルリング」なら付くけど、
「タオルバー」にこだわるならちょっと心配…という場合があります。
正直申しますと、今まで関わったお客さま邸でも、あとから
「あれ?タオルはどこへつけましょうか…」となったケースもあります
私の反省も含め、二度と同じことが起きないよう細かく検討してみました。
今回想定した「洗面化粧台」はこのタイプ。
※よく見かけるリクシルの「ピアラ」をモデルケースとします。
洗面化粧台は、洗面室内のスミに壁にくっつけて置く場合が一般的です。
図面で見ると↓こんな感じ。
①、②いずれも側面に壁があるので「タオルバー」は付きます。
ところが…
洗面化粧台の「鏡のうしろを収納」として利用する「ミラーキャビネット」を選択すると問題が起きます!
ミラーキャビネットの「3面鏡タイプ」をあなたが選択したと仮定します。
洗面化粧台が75㎝でも90㎝でも、両サイドの鏡巾は同じ22.5㎝です。
問題は、この22.5㎝の鏡が開くとき「タオルバー」に当たってしまう可能性が出てきます。
洗面化粧台部分を拡大すると、↓こんな感じです。
一目瞭然ですよね。
タオルバーに扉が当たらないようにするには、約20㎝のゆとりが欲しいのです!
つまり…
「洗面化粧台が取りつく壁」から約80㎝壁が取れない場合は「タオルバー」が付かない可能性が高い!という事です。
①の場合はつくが、②の場合はつかないという事です。
また、そもそもすぐ横に壁が無い場合↓もあります。
①…約80㎝は壁がある。(※数センチゆとりをもたせ80㎝としています。)
②…壁が小さい。
③…壁が無い。
①は「タオルバー」が取り付けられる。
②の場合は、同じ高さに「タオルリング」であれば付きます。
では③の場合はどうすれば?
③の場合は、↓ここです!収納の取っ手にかける。
【取っ手の巾が狭いのでタオルが二つ折りになっちゃうけどね…】
低い位置になるので、やや拭きづらいという感じもしますが…
一応掛けられます。
カタログの写真では、この取っ手にタオルがかけられるのか?わからなかったのですが、実際に掛けられることがわかりました
(旧モデルの我が家とはひょっとして違うかも?と思いましたが、ここは大丈夫でした。)
ちなみに「ピアラ」以外のグレードで、「タオルがかけられない形の取っ手」しか選択肢がないものもありました。
この場合は…要注意です
ボウル下の引出収納を「上下2段」のタイプを選択しますと…
赤い点線あたりに、下の引出が取りつきますので、下の引出を閉めるたびにタオルが挟まります
ただし、下の引出はそれほど頻繁に開け閉めしないかな…とも思いますが、気になるあなたは、この部分にも注意が必要です!
洗面化粧台の横に壁は無いし、取っ手も掛けられないものだったら…タオルが路頭に迷います
■タオルバーがいい!と強く希望する場合…
■鏡を3面鏡などミラーキャビネットにしたい場合…
■洗面化粧台は背面壁から約80㎝、横に壁がある場所に設置する。
■収納扉の取っ手にしかタオルが掛けられない場合、取っ手の形状が「タオルが掛けられる形」かどうか確認をする。
※ただし、機種やメーカー、タオルバーの長さ、出幅によって誤差があるので、心配な場合はビルダーさんに確認してください。