「秦河勝(はたのかわかつ)」について考察しています。(^。^)
「秦河勝(はたのかわかつ)」とは、聖徳太子の片腕として文武両道の活躍をした、飛鳥時代の政治家・文化人です。
古代日本に渡来し、政治と経済に絶大な影響を与えた「秦氏」の族長的な人物とされています。

秦河勝 聖徳太子
この河勝は、聖徳太子から「弥勒菩薩像」を授かり、それを祀るために「広隆寺」を建てました。
「この仏像祀りたい人、この指とーまれ!」
「はーい! ボクやるー!」 広隆寺
その件についてはこちらにも
↓
河勝に祀られ、広隆寺の本尊となった「弥勒菩薩像」は、
「国宝第1号」に指定されている、日本を代表する仏像です。

正式名称
「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゅいぞう)」
通称
「宝冠弥勒(ほうかんみろく)」
その美しい「アルカイック・スマイル」は、ドイツの精神科医で哲学者でもある「カール・ヤスパース」が、
人間の存在の最も清浄な、最も円満な、最も永遠な、姿のシンボル
・・と評したほどです。

そして広隆寺の「弥勒菩薩像」は、このアルカイック・スマイルの弥勒の他に、実はもう一体存在します。
通称、「宝髻弥勒(ほうけいみろく)」
泣いている表情に見えることから「泣き弥勒(なきみろく)」とも呼ばれます。
くすん💧
泣き顔の仏像なんて、珍しいですよね! (・Д・)
そしてこの仏像には驚くべき特徴があるのです。
なんと「牛皮」が使われています。
ボクの皮!
両肩から下がる「天衣(てんね)」の垂下部と、左足首にかかる「裳裾(もすそ)」の部分が牛皮で作られているのです。
仏像に獣の皮を使うなど、「殺生」を禁じる仏教ではありえないことです。
「どうしてこの弥勒菩薩は泣きべそをかいて、しかも獣の皮をその身に着けているのであろうか」
ー「うつぼ船1 翁と河勝」よりー
「泣いている」 「獣の皮をまとっている」
・・このことが、この「宝髻弥勒像」が、他のものとは違う
特別な意味を持つ仏像である、ということを表すと思うのです。
実際、広隆寺ではこの「宝髻弥勒像」を「宝冠弥勒像」より重んじたような跡があるそうです。
べそかきミロク 微笑ミロク
そして、「牛皮」といえば、「秦河勝」が浮かびます。
広隆寺に安置されている「秦河勝像」
河勝は、「肌」や「皮(革)」と・・
そして摩多羅神と同一視されることから「牛」と関係があると推測していたからです。

摩多羅神が牛に乗る「牛祭」
・・これらは、何か関係があるのでは・・? ( ゚д゚)
その件についてはこちらに
↓
そんな、何かを意味しているような気がしてしまう、
「秦河勝」「泣き弥勒」「牛の皮」・・
・・それらについて、さらに考えてみたいと思います・・(^。^)
★ちなみに、
もち粉でできた柔らかい和菓子の生地を「求肥(ぎゅうひ)」といいますが、これは「牛の皮」=「牛皮(ぎゅうひ)」に似ていることが由来です。(^。^)























