前回「葦(あし)」について書いた記事で、ギリシャ神話の神さま
「パン(パーン)」を取り上げました。
パンは、山羊のような角と脚を持つ「半人半獣」の牧羊神です。
「パン(Pan)」
そして、あの謎の読書感想文コンクールの課題図書のシンボルマークのモデルは、この「パン」だったのです。
見覚えありますね!
「なぜギリシャ神話のパンが課題図書のシンボルに?」
・・という疑問はとりあえず置いといて・・(゚∀゚)
パンが吹いているこの笛の名前は「アウロス」
二本の管を持つ木管楽器です。
けれど「パンの楽器」とされているのは、葦笛「シュリンクス」です。
(思いを寄せていた妖精シュリンクスが葦に変身したため、その葦で作った笛)
「アウロス」は、パンと同じく半獣神の「マルシュアス」の楽器とされているのです。
その「マルシュアス」の驚愕の音楽ストーリー・・😱
マルシュアスは、アウロスの演奏に熟達し、その技能は「アポロンにも勝る」と評判になります。
その噂をアポロンが耳にし、マルシュアスはアポロンと音楽対決をすることになりました。
どちらの演奏も素晴らしく、審判は優劣がつけられません。
そのためアポロンが、楽器を上下逆さまにして演奏しようと提案しました。
逆さでも演奏することができる竪琴と、逆さでは音が出ない縦笛。
当然マルシュアスは敗北します。 (=アポロンのズル)
そしてこの音楽対決の勝者は、敗者に何をしても良いことになっていました。
勝者アポロンは、マルシュアスを松の木に逆さ吊りにし、生きたまま皮を剥ぎ殺したのです・・
(キョエー!😱)
太陽神なのにヒドいアポロン
そしてこの「アポロンと音楽対決をして敗北する」という全く同じエピソードが、パンにも存在します。(その後の展開は違いますが)
課題図書のシンボル「アウロスを吹く神」が「パン」とされていることからも、このパンとマルシュアスは、違うキャラではありますが、同じ意味の存在に思えます。
(パンもマルシュアスも、同じ半人半獣の自然の精霊「サテュロス」の種族とされることも)
そしてこの「逆剥ぎ」で思い出すのが、日本神話の天岩戸隠れの原因となった「天の斑馬(ふちこま)投げ込み事件」
スサノオは「天の斑馬(ふちこま)」を逆剥ぎにし、その生皮を機織り場に投げ込みます。(斑馬=毛色がまだらな馬)
生皮を頭からかぶった機織り娘は、機織り機から転げ落ち、織機りの道具で体を刺して死んでしまいます。
・・そのせいでアマテラスは、岩戸へ籠ってしまったのです・・

「スサノオ斑馬投げ込み事件」についてはこちら
↓
マルシュアス・パン = 山羊の半獣神 =「山羊」
天の斑馬(ふちこま) =「馬」
「山羊」と「馬」 共通する「逆剥ぎ」
これらはもしかしたら「同じ何か」を表しているのではないでしょうか?
・・そんな「何か」?を探してみたいと思います・・(^。^)
★ちなみに馬には、上下逆さじゃなくて、左右逆さの「左馬」という概念もあります。(゚∀゚)





















