前回「蝉丸」について書きました。
蝉丸といえば「盲目の琵琶法師」と言われています。
そして、本人の歌にも登場する「逢坂山(おうさかやま)」に住んでいたとも言われます。
この「逢坂山」があるのは「滋賀県」です。
そして滋賀県には「琵琶湖」がありますね。
「琵琶湖」という名は、琵琶の形に似ていることが語源です。
「逢坂山→滋賀県」 「琵琶法師 → 琵琶湖」
・・蝉丸は「滋賀県」と関わりが深いと言えますね。
(実際、滋賀県には蝉丸を祀る「関蝉丸神社」があります)
その琵琶湖には「竹生島(ちくぶしま)」という島があり、そこは
弁才天信仰の聖地といわれています。
その島に建つ「宝厳寺(ほうごんじ)」は「日本三大弁才天」の一つです。
「弁才天」と言えば、こちらも「琵琶」と関係がありますね。
そして、その弁才天のお使いとされるのが「鯰(ナマズ)」です。
琵琶湖には「イワトコナマズ」と呼ばれるナマズが生息していますが、この中にまれに黄金色のものがいて、地元の漁師さんはこれを弁才天の使いとして「弁天ナマズ」と呼んでいるそうです。
弁天ちゃん♡
そして、ナマズといえば「地震」を起こすといわれます。
それを押さえているのが「要石(かなめいし)」
「弁才天」の「弁」には、何かと何かの間の「弁」を表しているようなイメージがあります。(安全弁・バルブのような)
「弁・天」・・「天界」とこちら側を隔てる「弁」?
そしてそれは、ナマズを押さえる「要石」と同じ意味かも?
「要石(弁?)」を外すと「ナマズ」が振動し、天界への扉が開く?
また、この「弁」という字には「頭にかぶる頭巾型のかんむり」という意味もあるようです。
「頭巾(ずきん)」は「蝉丸の象徴」ですね! (・∀・)
これも「弁」と同じで「何かを隔てるもの」という意味なのでは?
「頭巾を取って、兀頭(はげあたま)を出し、隠していた本当の姿(=坊主)に立ち返る」
・・そんな意味では・・?
セミずきんちゃん ♪
「蝉丸」「頭巾(ずきん)」「琵琶法師」「琵琶」
「弁才天」「鯰(ナマズ)」「要石(かなめいし)」・・
このようなキーワードで、さらに考えていきたいです・・(・∀・)