前回ギリシャ神話の「プシュケ」について書きました。
なんだか気になるこの「プシュケ」について、さらに書いてみたいと思います ^ ^
黄金の箱を開けるプシュケ
今回は、プシュケのエピソードの中でも特に印象に残る、
「アフロディーテからの課題」(=パワハラ試練?(゚∀゚))
の意味を考えてみたいと思います。
プシュケにマウントを取るアフロディーテ
プシュケは姿を隠した夫「エロス」に再会する条件として、エロスの母「アフロディーテ」から4つの課題を突きつけられます。
その最初の課題・・
アフロディーテは、高く積み上げた「膨大な量の穀物を選別すること」を命じます。
それは、小麦・大麦・粟・小豆・罌粟粒(けしつぶ)・豌豆(えんどう)・蚕豆(そらまめ)などがごちゃ混ぜになった穀物の山でした。
日暮れ前にそれをより分けることをプシュケに課します。
マジ無理!💢
この「膨大な量の穀物を選別する」ことの意味を、自分なりに考えてみました (・∀・)
「選別する」ことは「分ける」こと。
・・全く関係のない話になりますが、以前から「鏡の国のアリス」の中の「ケーキを切り分ける」ことの意味を、自分なりに考察しています。
(アリスは、鏡の国で2度「ケーキを切り分けます」)
この「ケーキを切り分ける」ことが、何かの比喩なのでは? と思えて・・(違うかなぁ? ( ゚д゚))
そのケーキの材料は小麦粉です。
小麦粉は、デンプンが含まれるため消化しにくく、さらにグルテンが糊のように腸の粘膜に貼り付くことで、さまざまな不調を引き起こすといわれます。
なのでこれを取り除くことで健康になるのはもちろんですが、それ以上の何かの効果がある気がするのです。
・・そんなことから、鏡の国での「ケーキを切り分ける」とは、
「消化されずに腸で固まったデンプンやグルテンを切り離す」 ことの、比喩的な表現なのでは? と思うのです。
その件はこちら
↓
なので、さきほどのアフロディーテの試練、
「穀物を分ける」ことは・・
「お腹の中で固まった小麦を、分ける(切り離す)」ことでは?
・・そんな意味に思えます。 (=意味不明ですよね!( ̄∇ ̄))
また、少し前の記事で「鏡の国のアリス」に登場するフレーズ、
「小麦の中に眠る蝶」を、
「糖の催眠で眠っている魂(プシュケ)」
・・と解釈しました。
(プシュケには「魂」「蝶」と言う意味があり、神話では眠りに落ちます)
(❇︎アリスの奇想天外な物語には、実は深い意味が隠れている気がしています)
「砂糖は催眠薬」という説があります。詳しくはこちら
↓
・・そんなこんなで、このプシュケの「穀物を分ける課題」とは、もしかしたら、
「固まった小麦(デンプン)を切り離して、中に眠っている魂を目醒めさせる課題!」
そんな意味なのでは? と思うのです。
(=さらに意味不明?( ̄∇ ̄))
ちょっと強引な解釈かもしれませんが、今のところは、自分にはそんなふうに思えるのでした・・( ´ ▽ ` )
穀物を分けて目醒めましょう?