前回「お手玉」について書き、くくり猿によく似た「ほおずき型」のお手玉を取り上げました。
その「ほおずき」は、ナス科の提灯(ちょうちん)のような形の植物です。
実を袋状に包む、鮮やかな赤い萼(ガク )が特徴ですね。
漢字では「鬼灯(ほおずき)」。
由来は「怪しく光る提灯のように見えるから」・・など諸説あるようです。 (鬼の灯(あかり)?)
この「鬼灯(ほおずき)」で思い出すのが「ヤマタノオロチ」
神話では、ヤマタノオロチの目は「ほおずきのように赤い」と表現されています。
大蛇の目=「蛇の目(じゃのめ)」ですね! (鬼の目・鬼灯?)
「蛇の目紋(赤)」
米俗語では「サイコロの1のゾロ目」のことを、この「蛇の目」
=「スネーク・アイズ」と呼ぶようです。
それらのことから・・
「くくり猿」=「お手玉」=「ほおずき」=「オロチの目」
=「蛇の目」 =「サイコロの1の目」
・・は、同じ意味??
そして、ほおずきのこの「実を袋状に包む姿」が
「大切なものを内包している」
・・という意味に思えます。
「大蛇の目を包む(くるむ)入れ物」?
他にも、同じように「内側に宝を抱えている」印象のもの・・
「牡蠣(かき)」(オイスター)
そして、 「栗」!
「牡蠣」と「栗」は、大切な中身を簡単には取り出せないように、外側が強固になっている所が似ていますよね! (・∀・)
(イガイガで敵を寄せ付けない気満々の「毬栗(いがぐり)」^o^ )
そしてこの栗の形は「宝珠」にも見えます。
「宝珠」
「栗きんとん」も、「ザ・宝珠」! ^o^
そして宝珠は上から見ると「蛇の目」に見えると思うのです。
「蛇の目」 「蛇の目傘」
宝珠には、炎をあげる「火焔宝珠(かえんほうじゅ)」というものもあり、これは宝珠が「内側に「火・火種」を持っている」という意味のような気がします。
「火焔宝珠(かえんほうじゅ)」
いろいろ書きましたが・・
「ほおずき(鬼灯)」をはじめとしたこれらを、
「大切なもの(火種・鬼の灯?)を内包している同じ意味を持つ仲間たち」・・に分類しておきたいと思います ^ ^
(くくり猿とお手玉は、大切なものが折り畳まれていて、開けば元通りになる、という意味に考えました (・∀・))