少し前、猫についての記事で「ライオンがくしゃみをして、鼻の穴から猫が飛び出した」という伝承が、世界各地に存在することを取り上げました。

 

 

 

       

 

  

 

 

 

 

また、猫が「養蚕」と関係があることも書きました。

 

  

 

 

 

さらに「養蚕」について調べていたら、またまた興味深い民話に辿り着きました。

 

 

その民話、だいたいこんな内容です。

 

 

「犬頭絲(けんとうし)」

 

 

あるところに、蚕から絹糸をとって暮らしを立てている娘がおりました。


ある日、大切に飼っていた蚕を白い犬が食べてしまいます。
 

さびしく思って犬に向かって泣くと、犬はくしゃみをし、よく見ると鼻の穴から二筋の白い糸が伸びていました

 

その糸を引くと、長々と続きどこまでも出てきます。

 

四、五千両ほど巻きとり、糸が尽きると犬も倒れて死んでしまいました。

 

犬を桑の木の下に埋めると、そこからたくさんの蚕が出て、娘はその繭からよい絹糸を作って幸せに暮らしました。

 

 

 

「白い犬が蚕を食べて、くしゃみをし、鼻の穴から糸を出す」

 

 

 

・・登場人物やストーリーに違いはありますが、このような民話が日本各地にあるようです。

 

 

 

 

「鼻の穴」から重要な何かが出る?

 

       

 

 

 

 

 「鼻」といえば・・

 

 

 

「安来節」の「どじょうすくい踊り」では、鼻に五円玉を付けるんですよね!  (代わりに鼻の穴に割り箸をさす場合も)

 

 

      

     

     

 

 

(この五円玉、もともとは一文銭でした)

 

 なぜ鼻にお金を付けているのでしょうか? 由来とされるのはこんなお話。 

 

 

権兵衛というどじょうすくいの名人が、お殿様へ献上される特別な大根を、病気の父親に食べさせたいと盗んだことで「鼻そぎ」の刑にされてしまいます。
 
 
その削がれた鼻を隠すため、一文銭を付けているのです・・

 

 

 

削がれた鼻を、隠すため・・!?

(ていうか、削がれるの?((;゚Д゚))))

 

 

 

・・でももしかしたら、一般的な由来の他に何か別の意味があるかもしれませんよね・・? 

 

(鼻の奥にお金(=宝物)が隠れているとか・・?(・∀・))

 

 

   

 

 

 

 

このどじょうすくいにも用いられる「ひょっとこ」のお面には、「鼻毛」が長く描かれているものがあります。

 

 

              

 

 

 

毛が下に向かって長く伸びているので、これもさきほどの「鼻の穴に割り箸をさす」別の表現なのでしょうか?

 

 

  「鼻毛を伸ばす」

 

 

 「鼻毛を伸ばす」→「鼻気を伸ばす」→「鼻息を伸ばす」

→「呼吸を伸ばす」→「長い呼吸をする」?

 

 

・・というヨガの呼吸法「長息」の意味だったりして?

(違う? (・∀・))

 

 

 

ちなみに・・

 

 

「鼻毛を抜く」という言葉には「手玉に取る」という意味があるんですよね!(びっくりです!( ゚д゚))

 

 

   

 「手玉に取る」の語源「お手玉」

 

 

 

 

「鼻の穴」にはどんな意味があるのでしょうか??

 

 

 

(鼻の奥に大切なものが潜んでいて、何かのきっかけで鼻の穴から飛び出てくる・・とか?)

 

 

 

・・なんだか気になるので、これからも考えていきたいです(・∀・)