こちらの五角形にくり抜いてある石。
これは「智慧の輪くぐり」と呼ばれる石で、神戸の須磨寺の参道にある「弘天さん」と呼ばれる祠の前に建っています。
(「弘天さん」とは、弘法大師(空海)と天神様(菅原道真)をいっしょに祀ってある祠のことです)
弘法大師ゆかりの須磨寺と、菅原道真を祀る綱敷天満宮。
それらを結ぶ道を「智慧の道」といい、その道にこの祠が建てられています。
智慧の輪くぐって、この祠をお参りできるよう、五角形の石は、祠の手前に建てられているのです。
二人合わせて弘天さん
この石の説明に・・
「腰を低くし、頭を下げなければ通れない」
(=謙虚さと感謝の意味)
・・と、書かれています。
「かがんで通る」
以前、
「広い世界に出るには、いったんかがんで、狭い部分を通る必要がある」?
「天国との境界のアーチは低い? もしくは狭くてかがまないと通れない 」?
「何かをくぐって(かがんで)通る」?
・・などと書きました。
「かがまないと・・」
その件についてはこちら
↓
そして少し形は違いますが、野球のホームベースも、さきほどの石と同じ「五角形」ですね。
「ホームベース」=「ホームに帰る」=「故郷に帰る」?
(五角形は故郷へのゲートの形? ( ゚д゚))
また、「能舞台」の出入り口の一つ「切戸口(きりどぐち)」は、かがまないと通れないくらい低くなっています。
オオクニヌシがスサノオからの試練でピンチになっていた時、現れたねずみが言った言葉、
「内はほらほら、外はすぶすぶ」
(=外から見ると穴の入り口はすぼまって狭いけど、内側はほら穴になっていて広いよ)
オオクニヌシはその言葉をヒントに難を逃れた・・という話もありますし・・(関係ない?^_^;)
「故郷に戻るには、何か狭い所をくぐって帰る」?
そんなことを表しているような、気がしてしまうのでした・・
(・∀・)
やっと出れたのニャ?