以前、砂糖について書いた記事で、不思議の国のアリスシリーズに登場するお菓子について取り上げました。
↓
その中では、
「お菓子を食べると、喉がつまる」
・・と感じさせるような文章が何度か登場します。
(重複しますが、その部分を載せてみます)
次にやるべきことは、砂糖菓子を食べることでした。
小さな鳥たちは 喉につまらせ、背中をたたいてもらわねばならず、ちょっとした騒ぎになりました。(不思議の国のアリス)
赤のクイーン:「召し上がる、ビスケット?」
それを受け取ると、どうにかこうにか食べたのですが、とてもぱさぱさしていたので、生まれてこのかた、こんなに喉がつまったことはない と思いました。(鏡の国のアリス)
キングが声をはりあげました。「戦いはどうなっておる?」
ボゥシャは必死の努力をして、大きなバターつきパンのかたまりをのみこみ、「とてもよい感じです」と、つまる声で言いました。
(鏡の国のアリス)
「十分間、おやつの時間かぁぁん!」とキングが声をはりあげました。
ウシャギとボゥシャはさっと仕事にかかり、白パンと黒パンをのせた円いおぼんを持ってまわりました。
アリスはひとつ味見をしてみましたが、ぱさぱさに乾いていました。(鏡の国のアリス)
『お菓子(小麦粉、穀物、糖質)』 + 『喉(のど)』
・・というキーワード。
これで思い出すのが・・旧約聖書、創世記
「カインとアベルの物語」
カインとアベルのお話では、なぜか「農作物」は神に選ばれないんですよね ( ゚д゚)
↓
(また、重複しますが・・)
神さまはカインの捧げもの(農作物)より、アベルの捧げもの(子羊)の方を気に入りました。
それを恨んで、カインはアベルを殺してしまいます。
それにより、エデンの東、「ノドの地」に追放されました。
アベルを殺した「罪(つみ)」ですね。
(「ノドの地(Land of Nod)」とは・・
「追放されてたどり着いた場所」「放浪する」「砂漠」「震える国」「神の恩寵から離れた場所」・・などの意味があります)
そして、「アベル」には 「息、命、霊」などの意味があるようです。(=気?)
アベルという「息(=気の流れ)」を、カインの「穀物」が、
「喉(ノド)」で詰まらせしまった・・??
=「気の詰まり」=「つまり」=「罪(つみ)」
・・これが、「喉(ノド)の詰まり」(=罪)と解釈できるのではないでしょうか??
(アダムも禁断の果実を食べて、喉に詰まらせていますね)
話は変わりますが、仙人は「穀物の体内消化は、濁気(だくき)を生む」として、穀物を食べません。
カインとアベルの物語は、この「濁気(だくき)」の比喩的な表現なのでは?? ( ゚д゚)
「穀物のでんぷんが喉に詰まり、気の流れを滞らせる」??
「アリスの物語」と、「カインとアベルの物語」の共通のキーワード、
「農作物(穀物)」 「喉(ノド)」 「詰まり(罪)」
・・これらの物語、実は同じことを表しているのでは??
・・・な〜んて、思っちゃうのでした・・(妄想ですよ〜( ´ ▽ ` ))