前回「ガネーシャ」について書きました。
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その時調べていて、ガネーシャについての興味深いエピソードを知りました。
誕生日に、好物の「モーダカ」(=甘い菓子)を、たらふく食べた帰り道、乗り物のネズミが蛇に驚いて、ガネーシャは転倒。
お腹から「モーダカ」がこぼれてしまいます。
「モーダカ」を再びお腹に詰め込んで、ヘビでお腹を縛りました。
これを見ていて笑った「月」に対して、ガネーシャは怒って自分の牙を折り、投げつけます。
それにより月は欠け、その時から月は満ち欠けするようになりました。
このことから、月とガネーシャの相性は悪く、ガネーシャ降誕祭の当日には、決して月を見てはならないと言われています。
「月はキライさ」
「 お米でできたお菓子をお腹に詰め込み、 蛇でお腹を縛る 」
・・これはまるで「穀物を食べると、クンダリーニが上昇しない」・・と言っているような・・?? (・Д・)
(実際、ガネーシュがお腹に巻いている蛇は、クンダリーニの象徴と言われます)
お菓子(穀物)が覚醒を妨げる・・?? ( ̄∇ ̄)
これって、「辟穀(へきこく)」のことを表していますよね(・Д・)
「辟穀(へきこく)」とは「穀物断ち」のことを言います。
「神仙術」(仙人になるための修行)のひとつです。
具体的には「五穀、十穀を食べない」ことです。
穀物の体内消化は濁気(だくき)を生むとして、体内の気を清澄に保つため行われていた、とされています。
また、「黄泉戸喫(よもつへぐい)」とも言えますね。
(「黄泉戸喫(よもつへぐい)」とは、冥界の食べ物を食べて、元の世界に戻れなくなってしまうことです)
お腹に穀物を入れ、クンダリーニを巻き付けて、次元上昇を阻んでいる、ということでしょうか?? ( ゚д゚)
そしてまたここで、「月」が関係しています。
「月」から連想されるキーワード。
「五穀、農耕の神、夜、黄泉の国、死者、冥界の王」・・
・・これが、何かヒントになるような・・ ( ゚д゚)
そんなところを、またこれからも考えてみたいです・・ ^ ^
甘い「モーダカ」♪ ^o^