古事記に登場する「ツクヨミ」(月読命(ツクヨミノミコト))って、あまり詳しい記述がないんですよね。
ツクちゃん♪
地味な存在っていうか・・^_^;
姉弟の「アマテラス」や「スサノオ」のように派手なエピソードがあるわけじゃないし。
でも、だからこそ何か隠された重要な秘密があるような気もしています。
調べてみたら、ツクヨミは父親であるイザナギの命により「夜の食国(よるのおすくに)」を統治していたそうです。
「夜の食国」とは、「夜の世界」のことを指します(「食」は「統治する」の意)(諸説あります)
アマテラス→「昼の世界の統治」 ツクヨミ → 「夜の世界の統治」ですね。
そしてまた、「夜の食国」は「夜見之国」と同じで、「黄泉の国」だとする説もあるようです。
「月」「死者」そして、「穀物神」「農耕」は、深く関わりあっているのだそうです。
なので、ツクヨミが統治する「夜」の世界は、「食」とも関係があるということかもしれません。
ツクヨミの数少ないエピソードに、
「ツクヨミをもてなそうと口から食べ物を吐き出した「保食神(ウケモチ)」を「けがらわしい」と剣で刺し殺してアマテラスを怒らせたため、アマテラスとツクヨミ(つまり太陽と月)は交互に空に現れるようになった」
というものがあります(「日月分離」の神話、ひいては昼と夜の起源(日本書紀))
そして「ウケモチ」の死体から五穀が生まれたため、ツクヨミは「穀物の起源」を表すとも言われます。 (食と関係ありますね!)
また「ツクヨミ」は日本書紀では「「滄海原の潮の八百重(あをうなはらのしほのやほへ)を統治していた」とされています。
「滄海原の潮の八百重」とは、「潮の満ち引きで波がいくつも重なる海」という意味になります。
自分の(超勝手な)解釈では、ツクヨミは内臓や腸を表しているような気がしていて・・・^_^;
(なんでも人体でたとえちゃう!!(^◇^;))
「月」だから、「にくづき」→ 内臓
(「臓」「腸」「腹」などの内臓の漢字の月の部分はもともと肉の字が変化したもの)
夜の世界 陰の世界 肉体の世界
「黄泉の国」も、腸の中の比喩なんじゃないかと思っていて・・
イザナギが死んだイザナミを黄泉の国へ追いかけて行った時、イザナミにはうじが湧いて、醜くなっていました。
腸の内容物が、腸内細菌に分解されている比喩かな・・とか
「夜の食国」は、内臓や腸
「滄海原の潮の八百重」は幾重にも重なり合った腸や腸の絨毛を表すんじゃないかしらん??
ツクヨミが治めていたのは、「夜の国、陰の国、食の国、肉体、内臓、腸」??
な〜〜んて、ね〜 ( ̄∇ ̄)
またまたこじつけが大暴走しちゃいましたが・・^^;
ちなみにツクヨミ はイザナギの「右目」から生まれました。
(アマテラスは「左目」)
エジプト神話だと右目はホルス神の「ラーの目」を指します。
でも「ラーの目」は「月」じゃなくて、「太陽の象徴」なんですよね!!
「月の象徴」は左目の「ウジャトの目」なので、もしかしたらどちらかが逆なのかもしれません(少ないですがツクヨミ左目説もあります)
アマテラス、ツクヨミ、ラーの目、ウジャトの目・・
何か関連があるのかもしれませんね (・Д・) ??
さあね〜
(ウジャトの目)