前回、「桑」について、思っていることをいろいろと書きました。

 

  ↓

 

 

 

そして桑について調べていたら、こんなことわざがあることを知りました。

 

 

 桑田(そうでん)変じて滄海(そうかい)となる 』

 

 

 

 桑畑であった所が、大海に変わってしまう・・。

 

 

=「世の中の移り変わりの激しいことのたとえ」とされます。

 

 

 

    

 

 

      

 

 

 

 

 このことわざには、同じ意味で全く逆の言い方、

 

 

『 滄海(そうかい)変じて桑田(そうでん)となる 』

 

 (大海だったところが、桑畑になる)

 

 

 があり、また、これらを略した、

 

 

『桑田滄海(そうでんそうかい)』

 

『滄海桑田(そうかいそうでん)』

 

 

 という熟語も存在します。

 

 

 

 「移り変わるね・・」

 

 

 

 

「滄海(そうかい)」とは、

 

「あおあおとした広い海、あおうなばら」のことをいいます。

(=蒼海・碧海)

 

  

 

 

「滄海」「あおうなばら」といえば・・

 

 

日本書紀の「月夜見尊(ツクヨミ)」は、

 

 滄海原(あをうなはらの潮の八百重(やほへ)」

 

を統治していた、とされています。

 

 

「滄海原の潮の八百重」=「潮の満ち引きで波がいくつも重なる海」

 

 

    

 

 

 

ツクヨミは、食べ物の神「保食神(ウケモチ)」を斬り殺していますが、その結果、ウケモチの死体から五穀が生じ、眉からは「蚕(カイコ)」が生まれたとされています。

 

 

「蚕」なので「桑」と関係がありますね(桑は蚕の食料)

 

 

その件についてはこちらにも

  ↓ 

 

 

 

さきほどの諺、

 

 

『 滄海(そうかい)変じて桑田(そうでん)となる 』

 

 

ツクヨミ(月)の統治する「滄海原(あをうなはら)」「桑畑」に変わるということでしょうか・・??

 

 

「ツクヨミ」→「滄海〜桑畑」→「蚕」というキーワードがあるような気がします。

 

 

 

「ツクヨミ」のキーワード

 

 

「月、夜、海(潮の満ち引き)、五穀、蚕、農耕の神、黄泉の国、死者、冥界の王」・・

 

 

これに「桑」をプラス。

 

 

これらのキーワードで、またいろいろと考えてみたいです・・  ^ ^

 

 

   

  「桑畑」!(^^)v