何よりも自分自身に投資しなさい
ウォーレン・バフェット
財産とは、お金だけではありません。
自分自身の知識や能力を高めることも、重要な財産になります。
今回は、お金をかけずに、自己投資する方法を説明します。
<日本三大夜景の一つ、長崎の稲佐山展望台からの夜景が綺麗でしたので、思わずシャッターを切りました!! 何と、世界三大夜景の一つでもあります!!>
<昼間の景色も最高です。青空と海と街並みのマッチングがとても綺麗です。>
「必至の貯蓄システム」によって、
一時的な収入で終わらず、生涯を通じて永続的に貯蓄が増え、自分を向上させるだけでなく、家族も幸福感に満たされる「真の豊かさ」を得ることが可能です!!
そして、
目標は、
2000万+∞(無限大)
つまり、
1億超え!!
です。
前回までに、
「必至の貯蓄システム7箇条」として
第1条:収入の20%以上を天引き貯金すべし!
第2条:負債と資産を徹底分析!
第3条:公共サービスを賢く活用すべし!!
第4条: 投資を始めるべし!!
について説明しました。
今回は、
第5条:全てを自己投資に転換すべし!
について、説明します。
私たちは、日々仕事や家事等に多くの時間を費して、暮らしていますが、それは何のためでしょうか。
家族を養うためであったり、自分の欲しい物を買うためであったり、家のローンを支払うためであったり、贅沢な暮らしをしたいためであったり、様々な理由がありますが、できれば、楽しく、主体的にやりたいとは思いませんか?
どのような目的があってもいいのですが、
「全ての行動は自己投資につながる」と考え、認識することが、とても大切なことだと考えます。
この視点を持つか持たないかによって、物事の意味や質が、大きく変わってきます。
例えば、仕事ですが、確かに生活費を稼ぐためという目的はあるものの、次のように考えると、意味や取組が変わってきます。
1 仕事をすることによって、より良く生きるための知識や技能が高まる。
2 仕事をすることによって、様々な人の価値観や人生観を学ぶことができる。
3 仕事をすることによって、自分の生きる力を高めることができる。
4 仕事をすることによって、自分の良い作品(成果物)を作る、または、残すことができる。
5 仕事をすることによって、視野や考え方が幅広くなる。
以上のように考えて仕事に取り組むことにより、仕事に対する目的意識が変わり、一つ一つの仕事を終えるごとに、自分が向上していくことが実感できます。
こうした意識は、仕方なくやっていた受身の仕事を、自分主体の仕事に変化させることができ、つまりは、仕事全ての取組を、「自己投資」に大転換することができるのです。
このコペルニクス的転回により、仕事は、常に、クリエイティブ(創造的)であり、インセンティブ(刺激的、動機、誘因)なものに変化します。
次に、毎日の家事です。
毎日料理を作り、片付けをし、洗濯をして、干して、アイロンを掛け、掃除をして・・・
などなど、毎日の繰り返しです。
私は、単身赴任で10年以上、一人で家事をしていますが、食事は、余程のことがない限り、朝、昼、夕と全て作ることを続けてきています。つまり、お昼も、毎日、朝に弁当を作って持っていきます。
大変なこととは、あまり感じたことはありませんし、むしろ、学ぶことが多いと考えています。
掃除や洗濯も、工夫しながらやっており、日々、進化しています。
決して、自慢話をしたいのではありません。
誤解のないようにお願いします。
家事は、自分の能力を高めるために、非常に役に立つ活動であることを感じています。
特に、料理は、非常に自己を高めます。
生活の中で、料理をするという行為が
あるだけで、かなりの充実感を得ることができます。
単身赴任のプロ(その5:自炊は自己投資)でも書きましたが、
自炊は、「自己管理」の基本・柱になるものであり、次のような、非常に多くのことを得ることにつながります。
1 生活力
衣食住のうちの食の面を、自己コントロールできます。
2 創造力
料理を作ることは、芸術作品を作るのと同じです。
3 計画力
毎日のメニューを考え、食材を用意する力は、計画力を高めます。
4 発想力
メニューを工夫したり、美味しい料理にするために、試行錯誤することを通して、発想力が高まります。
5 忍耐力
お腹が空いた時に、料理を作る忍耐や、毎日、継続して作ることの忍耐が必要です。
6 継続力
まさに、毎日、続ける力です。
7 デザイン力
彩りよく美味しそうな料理にしたり、盛り付けを工夫したりして、デザイン力が高まります。
8 探究心
より美味しくしたり、メニューを増やしたりする探究心です。
9 巧緻性
料理を作ることにより、手先が器用になります。
10 表現力
美味しい料理を作ることは、作品として、自己を表現することにつながります。
などなど
たくさんの力を高めることになり、「究極の自己投資」につながります。
さらに、付随して、食材等の市場価値、経済状況を知ることができ、
そして、何より、
今まで、何も文句を言わず、
美味しい料理を作り続けてくれた、
親や妻の非凡な行為に気が付き、
感謝の気持ちが芽生えます。
料理は、絶対にやらないと、人生におけるかなりの質の高い、有益な機会を逸することになります。
「面倒くさい」などという陳腐は理由で、この貴重な時間を失ってはいけません。
次に、掃除や洗濯ですが、
身辺を清潔にし、自分が生活しやすい生活空間を作り上げる行為であり、知的活動をする上で、非常に重要です。
また、効率的に、毎日、整理整頓に気を配るようにすることで、清潔感を維持することができ、思考も整然とさせることができます。
次に、勉強です。
勉強と言っても、幅広く考えていいと思います。
読書、スポーツ、資格取得、旅行、園芸、音楽鑑賞など、先程説明したように、全てを自己投資に変える有益なものとして意味付けをして取り組むことで、質が高まります。
単に娯楽として楽しむのも大切なことですが、繰り返しやっていくうちに、飽きが出てきます。享楽的な活動には、限界があります。
同じ活動でも、意識や意味付けを変えるだけで、有益なものに変わります。つまり、探究心や知的好奇心を持って、深く調べたり、工夫したりすることで、活動の質が高まります。
こうした勉強を習慣化することで、日常生活から充実感が得られるようになり、自己投資につながるのです。
ここで注意です。
気を付けたいのは、ギャンブルは、自己投資になり得ないということです。続ければ続けるほど、金銭を失い、自己の能力を削り、生きる力を減退させます。
最悪の場合は、自己破産や依存症に至ります。
享楽的な活動は、あくまで一時的な快楽を得るだけであり、自己投資につながらないことを認識して下さい。
このように、
日常生活の全てを、「自己投資」につなげることにより、「面倒くさい」「辛い」「苦労」といった、ストレスフルな、または、ネガティブな感情は、持つ必要がなくなります。
それだけでなく、
相乗効果により、生活力や生活の知恵が一層高まり、無駄遣いをなくし、生活費の節約にもつながるのです。
財産とは、お金だけでなく、「生活に充実感を与える知恵や能力」を意味すると考えます。
そして、これらを身に付け、高めることは、誰にでもでき、日常生活における意識や意味付けを変えるだけで習得が可能です。
ぜひ、実践してみて下さい。