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第三段階:やる気を持続する

“やらねば”から“やりたい”へ

気持ちの持ち方が重要で、なにか義務感で強制されているような気持ちを持つと長続きしない。楽しんでやりたいと思うように心がければ自らすすんでやるようになるもの。当たり前だが重要なこと。

何を達成したいかを常に自分に問いかけろ。

目標にむかってトレーニングをしているときに、練習メニューや内容などが疑問に思ったら、「これはどうして必要なのか?」「長期的にやってゆくものと理解する」あるいは「まさしくこの練習をやればこのスキルがのびる」などと自分に問いかけてください

まさに自分の目標にまっしぐら。

いったん決めた目標はぶれずに「これを達成するのだ」と強い信念を持って。

きつい練習も楽しくしよう

トレーニングは確かに目標を達成する手段なのですが、それだけではなく、むしろクラブにゆき、スイムの練習をしてすっきりサウナに入って1日の疲れをいやすこと自体がもはや自分のライフスタイルであることを忘れずに。トレーニングすることを楽しいと思えば、チャレンジ精神も出てくるし、きつい練習にも耐えられる。

喜んで自分の限界まで挑戦してみよう。

いったん楽しいと思ったら、イージーだろうとハードだろうとどんなにきつかろうと気楽に何でも自分に枠をはめないで限界まで挑戦せよ。それも楽しみながら。それがレースの時に楽しく泳げる重要な糧となるんですから~。

第二段階:やる気を起こす

大躍進を目指して練習に打ち込もう

練習に当たってはっきりと明示した目標を立てることが重要であり、自分のタイムも飛躍的に向上するのも練習でしかない。練習の結果からしか大躍進はのぞめないのだ。

一つ一つのチャンスを大切にする
せっかく練習会にいってもただ漫然と過ごしてしまうようなことのない、しっかりと自分の目標に向かってがんばる。なぜそこにいるのかを考えてみて?それは単純なこと。練習の時間だからあなたはそこにいるのです。それなら力いっぱい・全力で練習に打ち込みなさい

    スーパースターの練習を見る

自分のあこがれや目標としている選手がどんな練習をしているかを覗いてみるのもいいと思う。どうしてあんなに水に乗っているのだろう。身体が水と一体になって移動しているみたいだ。ストロークが大きくてすごく前に進む感じがする。からだの姿勢がしっかりしていていいよな~。等々すべてが参考になる
なぜこの練習をやるのかを理解しよう
確かにトレーニング全体からみてここのトレーニングがすべて自分にあったものなのか疑問をいだくこともありますよ。当然オープンウォータースイミングのトレーニングなのにバタフライの練習ばかり、やっていたんではとても続けられないし、フリーの練習においても25mのリピートセットばかりやっていると「何でなの?俺はもっと長い距離を泳ぐ練習がしたい」と思う。そんな場合にはもしコーチがいればどうしてこの練習をおこなうのかを質問して理解することが重要です。自分で理解できないものをいくらやっても効果はなしと考えるべし。
正しいトレーニングをしよう
いまやっているトレーニングが筋力アップにつながるのか・耐久力を養成するのか・柔軟性を身につけるのか・ストロークテクニックの習得なのか・スピード練習なのかを理解して的確なトレーニングをしよう

トレーニングにおける心理アドバイス

参考資料:Psychology for Swimmers by Dr. keith bell

スイマーの心理学を骨格として初級中級レベルの方々に実際にわかりやすく解説したものです。

トレーニングを行う際のこころがまえとして以下のステップを踏んでゆくとより効果があがる。

第一段階:目標の設定

●目標を決めた後、どんな気持ちで立ち向かえばいいか?

●どんな行動をとればいいのか?

目標を決めたらそれを直接、日々のトレーニングに生かすこと。

いろんな目標の立て方があり、ある人は“タイムを最優先に考え”、またある人は“レースでの着順・勝負に勝つことを最優先”する。それを直接的にトレーニングに生かすとなると人によって違ってくることは当然です。

わかりやすい例で言えば、「1500mを30分で今年は泳ぐ」ときめたら100mを2分で泳ぐ。あるいは50mを1分で連続して泳げれば1500mは30分となる。当然イーブンペースで泳ぐことが前提であるが、そのために練習として50mx20本を1分10秒のサークル20本すべて1分以内で戻ってくることができれば充分可能な範囲である。

また100m単位で考えるなら100mx10本を2分20秒サークルすべて2分以内でゴールできるなら達成は間違いなしとなる。このように具体的な数字の目標を立ててトレーニングをする癖をつけること。特にクラブなどでコーチがいる場合には「自分はこうなりたい・このタイムで泳ぎたい」と伝えて具体的な練習法をアドバイスしてもらうことだ。

●ゴールに向かって持続した行動をしよう(強い決意)
どうしても人間のやること。甘えもあるし、目標を立ててもいいかげんな練習になったり、仕事でいそがしいと「今日はいいか~」などと言い訳をして休んでしまう。一番悪いのは毎週練習会に来ていても次のような行動をする人は要注意ですね。

  よく練習時に見かけるNGなスイマーの例

○きつい練習になるとそのメニューを避けたがる

コーチが見ているときだけ、がんばる

○かっこよく見せる為に、わざと遅いスイマーと組みたがる

決してそのレーンの先頭で率先しては泳がない

すぐ相手を見つけてはおしゃべりし、休憩を取りたがる

○何かにつけて話し掛けリピートセットを短縮してしまう

コーチに言い訳をして練習を早めに切り上げる

○最後にプールに入ってきて、最初にプールから帰る

○みんなに話し掛けてわざと練習の開始を遅らせる

○呼吸制限練習の時に、見てないと毎回呼吸している
貴方もこんな経験ありませんか?

Act consistently with your goals より引用;

すべて「貴方のゴール」にむかって行動することを忘れるな~。

サボっても結局はすべて自分に帰ってくるものです。要は強い意思できめたら頑張りぬく精神力。これがレースでも最後の勝負にでるものなのだ。
自分の立てた目標を守る努力をしよう

一人ではさみしいし・やる気もでてこない。そこで仲間を見つけよう。同年代・同泳力をもった者達と共有しながら一緒にゴールを達成しよう。もしその仲間が怠惰だったり、気持ちが弱いものならばあなたが先頭に立って仲間を引っ張ってゆこう。よくフィットネスプールなどで中・上級コース2~3人が勝手に自分の練習をこなしているときなどは自分から声をかけて同じ練習をすればいい。勇気を出して声をかけよう。もっと楽しくなるはず
●自分に限界を設けるな
もし自分が1500mを30分で泳ぐ目標をたて、50mx20本をすべて59秒で戻ってこれたと思っても決してそれに満足していけない。次の目標は58秒で・57秒でと次の目標を立てて前に進むこと。人間の潜在能力に限界はないのだ。もっと自分を信じることで新しい扉を開き、予期せぬ結果が生み出されるもの
つづく