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ウエイトトレーニングがその筋肉を増強させる唯一の方法なの?

答え:多分違うと思う
スイミングの筋力とパワーを生かすには次の3つのルールがある。

 

(1)筋肉は最大筋力を出せることができるよう常に反復練習をすること。

(2)それらの動作はあくまでプールで想定される動作に基づくものによってなされる。

(3)定期的にスプリント練習を行うこと。毎週どれだけダッシュ練習をおこなうかによる。僕の印象では週に2~3回、25mか50mを5~10本(それも充分なレストを入れて)おこなえば充分である。

 

実際に筋肉を収縮させて最大筋力を引き出すことは体力を消耗する。

結果として言えること:スプリント練習はあくまで自分の体調が良いスイムメカニズムを維持できるときにのみ行ったほうがいいと思う。

(例)

典型的なスプリント練習例;

25mを10~20本(30秒のレスト)

50mを5~10本(1~2分のレスト)

スイムトレーニングはやればやるほど奥が深くなるような気がしますね。

ただし、今は一定の距離を安定したペースで泳ぐにはすこしでもストローク数を減らして(デイスタンス・パー・ストロークの習得)、かつ心拍数をあまり上昇させずにボデイポジションと自分のストリームラインをしっかりと作り上げて抵抗の少ない泳ぎを心がけること。

そして週に何回かは練習の最後にスプリント練習をおこなって(25mか50mを5~20本・充分なレストを入れて結構)、ピッチの上がったパワフルスイムを試しておくことが必要なのかな~と。

それとあまり陸トレなどでマシーンによる筋肉をつけすぎても「身体が沈んでしまう」ことになり、それが抵抗を生み、推進力を阻害してしまうのか~。

効果的なスピードを得るために

通常のトレーニングの中で、あなたは心拍数を確認しながら(心拍数をある一定の範囲内で上げたり下げたりして)おこなうトレーニングセットに慣れ親しんでいると思う。

また一定の距離を泳ぎ込む時、心拍数を確認しながら“ストロークカウントセット”を行うこともあると思う。通常よりもストローク数を少なくして(ひとかきを出来るだけ長く・効果的にかく)・なるべく抵抗を少なく効果的なストロークを行う。そして長い距離を泳ぐときにも100m(ひとによっては50m・200mもあるが)のラップタイムに注意して泳ぐようにしている。最近の傾向として心拍数を130~140の間で泳ぎ続けることがもっとも効果的なストローク&スピードを生むと言われる。

パワフルフリースタイルの秘訣

効果的なスピードを上げるための方法として、「オープンウオーターではパワーよりもストリームラインや心拍数をあげずに効果的なストロークを」と言われていますが、だからといってパワーのあるダッシュ力が必要ないかといえばそれはノーです。
周りの混雑から抜け出す際や、最後のゴール前での接戦などではやはりスピード勝負となります。

そのパワフルフリーの秘訣をDr. DividCostill The Secret to a Powerful Freestyle の中でこう述べている。

「スプリントは半分以上の確率で上半身の筋力によって勝負が決まる。プルを行うための最大筋力を有するスイマーはそれによって“身体が沈んでしまう”ことに打ち勝つことが出来る。」

「マスターズスイマーの調査では25mのスプリント競技において最大筋力を持っていたスイマーがタイムも一番速かったという事実」

「スプリントが苦手で遅いということはあなたの上腕筋とパワーが足りないことの証明でもある」。

それではどうやってその筋力を決めるのか?

水中で推進力を増す能力は「筋肉のサイズ」とその「筋肉を効果的に生かす能力」で、筋肉のサイズとは主に上腕部と肩のことである。

悲しいことに人は年を取るにしたがって筋肉量が減少する。その衰えてゆくことを少しでも遅くし・度合いを低減するために日々のトレーニングを行うのである。それもプロテインなどの栄養剤を服用しながらより大きな筋肉を目指してがんばる。
だからといって大きな強い筋肉を持っていれば速くて優れたフリースタイルスイマーであるのかといえばそれは保証できない。その筋肉を効果的に利用できないならばそれはいくら練習しても速くはならないのである。よく筋肉モリモリのトライアスリートを見かけるが、彼らがみな速いのかというと彼らは競泳選手としてのスキルが劣るためにそうではない。彼らは筋肉を増強するトレーニングをするよりはスイミングメカニズムやテクニックをより向上させることに集中するほうが得策なのである。と彼は述べている。

2008年の大会を振り返る①

今年はめずらしく台風の上陸がありませんでしたが、異常気象が続きあまり天候には恵まれず第1戦の沖縄渡嘉敷大会から雨と風で2日目の競技が中止になるという結果になってしまった。
台風が沖縄地区を襲う可能性が大とのことでフェリーも運航が危ぶまれ関係部署との連絡協議をした上で2日目の競技を中止とし、ホテル側にその旨を伝え、スタッフもその日の最終フェリーで参加者と一緒に那覇に戻るべく搭乗してその船内で急遽1日目の表彰式をおこなうというあわただしいものになってしまいました。しかし、その参加者全員への連絡が結果としてうまくゆかず中にはそのまま翌日までホテルに滞在された参加者が何名かおられその方々には大変をご迷惑をおかけしてしまいました。今後の大会運営にはこのようなことを反省して行ってゆく所存です。あらためてお詫び申し上げます。
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