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CapePoint Swim

世界で最も美しい街の一つに数えられ、のんびり過ごせる街として世界の旅行者に広く愛されているのがケープタウン。その町の魅力は何と言ってもインド洋と大西洋が交わる喜望峰があるケープポイント自然保護区だ。地球の反対側にあるあの“喜望峰”でのオープンウオーターを紹介しよう。



ケープタウンスイムの歴史について

ケープポイント周回スイムを最初に成功させたのは1979年アメリカ人スイマーのLynne Coxによってなされたのである。彼女はデイアスビーチからバッフェルズ湾までの8kmを3時間以内で泳ぎきったのだ。彼女の刊行本"Swimming to Antarctica"の中で12フィートもあるホエールシャークが現れたことについて記述している。


次に英国系アフリカ人
Lewis Pughによって90年代に試みられ、実際に彼は距離を短縮して3kmルートを泳ぎきった。そして2004年に入って24歳の地元ケープタウンのスイマーCarina Bruwerが“シャーク避け“ボートと共に泳ぎ、コックスの記録を40分短縮する2時間20分で完泳したのである。彼女の成功は多くのメデイアやOWSスイマーから興味をひき、一気にに広まったのである。


そして2週間後、地元のスイマー
Ram Barkai and Andrew Chin3時間39分で喜望峰を周回泳したのである。その3日後に4人のスイマーGill Stamrood, Lewis Pugh, Tony Sellmeyer and Kevin Andersonが挑戦し10.2kmというより長い距離の新しいルートを3時間10分で成功した。またイングリッシュチャンネルスイムの記録保持者であるChristof Wandratsch20052月にこのタイムを1時間も短縮した。

2004年からケープタウンスイムが“シャーク避け機器”を装着することを条件に実施されている。


いや~スケールの大きいこと。

世界にはこんなOWSスイマーもいるんだな~と思いますが、それにしてもホエールシャークってどんなやつなんだろうね。

http://www.capeswim.com/capepoint.htm

興味のある方はぜひアクセスしてみてください。

耐久力養成

耐久力養うトレーニング

アセンデイングセットコントロールドブリージングなどを交えて長い距離をこなす為に必要なことは何かを練習の中で見つけてください。アセンデイングセットとコントロールブリージングという用語がありましたが簡単にご説明いたします。



    アセンデイングセットとは短い休憩で1本づつ距離を徐々に増やしてゆくトレーニングです。例えば:600mのアセンデイグセットの一例として

25mx1(10秒レスト)

50mx1(10秒レスト)

75mx1(10秒レスト)

100mx1(10秒レスト)

150mx1(10秒レスト)

200mx1(10秒レスト)

持久力の養成とペースの安定化につながります。

※コントロ-ルドブリージングそのまま呼吸を制限しながら泳ぐトレーニングです。




例えば100mx4本=400mスイムにおいて100mを25mに分けそれぞれ、最初の25mを(毎回呼吸)・次の25mを3回に一回呼吸(3分の1)次の25mを4回に一回呼吸(4分の1)そして最後の25mを5回に1回呼吸(5分の1)で泳ぐ練習。当然呼吸を制限することによって、心肺能力を向上させる、そして左右交互呼吸の練習にもなります。別名ハイポキシックトレーニングあるいは肺を破壊させるような苦しさを伴うのでラングバスターとも呼ばれます。但し、心臓に問題がある方などはあまり薦められません。まあ慣れるまでは自分の泳力にあわせて適当にいきましょうね。無理は禁物です。これを経験すると必ず強くなります。特に海でのレースは波を超えるときに息を止めなければならない時が多々ありますのでこのような呼吸制限練習をしておくと非常に有効です。(大きな波を越えるときは必ず波の下に潜り込んで越えるのが基本)(海では波の方向や流れによって左右両側で呼吸することが要求されるのです)

スピードVSストローク効率

スピードVSストローク効率について;

一般的な内容としてはよく「推進力」と「抵抗力」の関係で、これは相反する関係で、水中で争われる水泳競技はどうして推進力を上げる為にスピードを増すと、同時にその力が抵抗力を生む結果になる。

 

特に年齢を経てきて40代・50代そして60代となってゆくと当然、筋力も衰え、若いときほどの力を出してスピードを上げて泳ぐことはママならなくなってきていると思うのです。

 

もしそうならば視点をちょっと変えてみて「力でぐいぐい泳ぎスピードを上げる」ことから「リラックスしてストロークの効率を上げる」ことを考えてみませんか?

それのほうがずっと効果的なのだと思う。

 

ストローク効率には2つの要素がある。

 

ひとつは

「いかに体が沈むのを防ぐか・沈みにくいようにするか」と、

もうひとつは「ひとかき・ひとかきのストロークを改善して効率のよいストロークをおこなうこと」です。

 

それによってスピードを10%増すよりは、貴方のからだの姿勢とストロークの効率を10%上げるほうが楽。付加もかからず心臓にもあまり負担のこないストローク効率を考えた泳ぎをしてゆきませんか。

 

例を挙げると;

野球のピッチャーのことを考えてみて。

剛速球の投手も30代に入ってから速球だけで押すのではなく、変化球や打者のタイミングなどをはずすようなテクニックを身に付けて確実に変身してゆきますよね。それと同様に昔はガツガツと難しいことは考えずにガムシャラに泳いでいたあなたから、もっとスムーズにきれいに華麗に・優雅に・リラックスして考えながら泳ぐことに変身してみたらどう?

 

そのコツは;

 

「基本はストリームラインをしっかりと作り上げ、貴方のボデイポジションを確立すること」それによって「からだの沈み」を防ぐことが可能になり、それによって抵抗を10%マイナスするだけで逆に10%スピードをつけたことになるのです。

 

もうひとつはストロークの効率です。「デイスタンス・パー・ストローク」といってひとつひとつのかき(エントリー・キャッチ・プル・プッシュ)を少しでも長く(距離)かくことによって得られるスピード。これも10%ストローク効率を増せば、その分確実にスピードもアップする。心拍数も以前より上げずに

 

無駄な筋力を使って疲労し、心臓にも負担をかけるよりは海ではやはりリラックスしてスイスイというイメージで泳ぐ事にチャレンジしてみませんか。きっと貴方の“あたらしい発見”があると思うよ。

参考資料:SpeedVS Stroke Efficiency