スピードVSストローク効率 | shino-1のブログ

スピードVSストローク効率

スピードVSストローク効率について;

一般的な内容としてはよく「推進力」と「抵抗力」の関係で、これは相反する関係で、水中で争われる水泳競技はどうして推進力を上げる為にスピードを増すと、同時にその力が抵抗力を生む結果になる。

 

特に年齢を経てきて40代・50代そして60代となってゆくと当然、筋力も衰え、若いときほどの力を出してスピードを上げて泳ぐことはママならなくなってきていると思うのです。

 

もしそうならば視点をちょっと変えてみて「力でぐいぐい泳ぎスピードを上げる」ことから「リラックスしてストロークの効率を上げる」ことを考えてみませんか?

それのほうがずっと効果的なのだと思う。

 

ストローク効率には2つの要素がある。

 

ひとつは

「いかに体が沈むのを防ぐか・沈みにくいようにするか」と、

もうひとつは「ひとかき・ひとかきのストロークを改善して効率のよいストロークをおこなうこと」です。

 

それによってスピードを10%増すよりは、貴方のからだの姿勢とストロークの効率を10%上げるほうが楽。付加もかからず心臓にもあまり負担のこないストローク効率を考えた泳ぎをしてゆきませんか。

 

例を挙げると;

野球のピッチャーのことを考えてみて。

剛速球の投手も30代に入ってから速球だけで押すのではなく、変化球や打者のタイミングなどをはずすようなテクニックを身に付けて確実に変身してゆきますよね。それと同様に昔はガツガツと難しいことは考えずにガムシャラに泳いでいたあなたから、もっとスムーズにきれいに華麗に・優雅に・リラックスして考えながら泳ぐことに変身してみたらどう?

 

そのコツは;

 

「基本はストリームラインをしっかりと作り上げ、貴方のボデイポジションを確立すること」それによって「からだの沈み」を防ぐことが可能になり、それによって抵抗を10%マイナスするだけで逆に10%スピードをつけたことになるのです。

 

もうひとつはストロークの効率です。「デイスタンス・パー・ストローク」といってひとつひとつのかき(エントリー・キャッチ・プル・プッシュ)を少しでも長く(距離)かくことによって得られるスピード。これも10%ストローク効率を増せば、その分確実にスピードもアップする。心拍数も以前より上げずに

 

無駄な筋力を使って疲労し、心臓にも負担をかけるよりは海ではやはりリラックスしてスイスイというイメージで泳ぐ事にチャレンジしてみませんか。きっと貴方の“あたらしい発見”があると思うよ。

参考資料:SpeedVS Stroke Efficiency