スイマーための心理アドバイス
今日は初級・中級者のためにこれをどう活かしてゆくか、心理面からの活用法を考えてみます。それではイメージトレーニングのスタートです。
カラダを使う練習に行く前に「30分だけアタマで考えよう」
これはイメージトレーニングです。海でのレースでは70%もメンタル面が作用するのである。
トレーニングにおける心理
第一段階 目標の設定
「目標は決めた」+++そのあとにどんな気持ちで立ち向かえばいいのか?
1.どんな行動をとれば?
単純に『目標をきめたらそれをダイレクトに練習に生かすこと』
人によっていろんな目標の立て方があり、ある人はタイムを最優先に考える。またある人はレースでの着順・勝負に勝つことを最優先する。それを直接的にトレーニングに活かすとなると人によって違ってくる。
貴方が「800mを16分きって泳ぐぞ~」と決めたら100mを2分で泳ぐ。あるいは50mを1分で泳げれば800mは16分となる。当然イーブンペースで泳ぐことが前提であるが、その為のリピートセット<50mx20本>を1分10秒のサークルで20本すべて達成できれば充分可能な範囲である。
また100m単位で考えるなら<100mx10本>を2分15秒サークルでゴールできるなら達成は間違いなしとなる。これが達成できればレストタイム(もし100mを毎回1分55秒で泳げれば、20秒のレストがある。レストタイムを短縮してサークルを2分10秒あるいは2分とトライしてみると次の目標が見えてくる。このように具体的な数字の目標を立ててトレーニングをする癖をつけること。
特にクラブなどでコーチがついて場合には「自分はこうなりたい・このタイムで泳ぎたい」と自分から伝えて具体的な練習法をアドバイスしてもらうこと。
2.ゴールに向かって持続した行動をしよう(強い決意を持とう)
どうしても人間のやること。甘えもあるし、つい目標を立ててもいいかげんな練習になったり、つい忙しいと「今日はいいか~」などと言い訳して休んでしまう。
Psychology for Swimmers by
Dr. keith
“一番悪いのはグループ練習会やスクールに来ても次のような行動をする人は要注意だ。(自分でそんな行動をしていないか確認しよう)すぐ辛い練習になるとそのメニューを避けたがる。”
□コーチが見ているときだけ頑張る。
□悪く見られないために、常に遅いチームメイトの後でゆっくりと泳ぐ
□決して先頭では泳がない
□ロングインターバル練習のときにわざとコーチに話しかける
□ショートインターバルのときにもコーチにしゃべりかける
□練習を早めに切り上げてコーチと話し込む
□練習開始のときにいつも最後にプールに入水する
□コーチに話しかけて練習の開始を遅らせる
□呼吸制限スイムのときに見えないところで余分に呼吸をする
□コーチの見ていないところでラップ数をごまかす
まあサボっても結局はすべて自分に帰ってくるものです。要は“強い意思”を持ち、いったん決めたら最後まで頑張り抜く精神力。これがレースでも最後の勝負にでるもの。
TheSydney Harbour Swim Classic

人気イベントであるオーストラリアのシドニーで開催されているハーバースイムを紹介しよう。これは世界三大美港のひとつとも言われるシドニー湾で毎年行われているスイムレース。スタートはあのオペラハウスの真横からで湾内を周回して戻ってくるスピードレースだ。以前は1マイルレースとして行われていたが2009年からは1km・2kmレースとして行われる。

シドニーハーバースイムクラッシックは誰でも参加できる市民の為のスイムイベントです。2009年3月1日800名を超えるスイマーが出場します。そしてスイムイベントに先立ち、オーストラリア全国クリーンアップ活動のスタートが切られます。このスイムイベントは州政府事業として開催される『シドニーハーバー“ウオーターフェステイバルウイーク”』のハイライトとして開催されるものです。
開催場所:オーストラリア・サウスウエ-ルズ州シドニー湾
時間:2km競技 10:10 スタート1km競技 09:30 スタート
目的:シドニーへの観光客誘致とユニークなシドニーの水辺のスポーツ文化を祝う
800名以上の参加者があるというこの大会は環境とスポーツの融合イベントと呼ばれるオープンウオータースイミングがまさにぴったりとはまったイベントだ。世界の観光地シドニーでその州政府が後援をおこなって水環境を改善し行こうとの主旨で企画されたフェステイバルの中のハイライトとして実施されるイベントだ
2kmのタイム制限60分
1kmのタイム制限40分
3月1日 07:15招集・登録 08:15締め切り 10:10 スタート2km競技
1km競技07:15召集登録 08:30締め切り 09:30スタート
参加したい方はメールを下さい。
チャンスがあればこのようなレースには積極的に参加したいと考えている。
ワークアウト:サンプル010
今日のトレーニングポイント:
①ストロークテクニック
②スプリント力
③心配能力強化
ここでしっかりと自分のストロークテクニックを見直すためにアップでは右・左手・ピッチ泳方・ロングストロークと使い分けてチェックをしてみてください。メインセットではイーブンペースとスプリントです。スプリントはタイムを計測して今のあなたの実力を把握する。これを4分サークルで連続することによって心肺機能を強化します。
メニュー
■ウオームアップ
100m フリー右手
100m フリー左手
100m ピッチを細かく
100m ロングストローク
計400m
■メインセット
8x200m 4分サークル1本目と6本目をスプリント他はイーブンペースで泳ぐ
計1,600m
■ドリル:
4x100m プル(パドル・プルブイ付き)2分サークル
2x100m キック(面かぶり)6回のキックに一回呼吸 3分サークル
計600m
■ スイムダウン:200m
合計2,800m
参考:Open Water Swimming Author: Penny Lee Dean
これでサンプルトレーニングの10例を案内しましたが、これらを自分の水泳力に合わせて調整し、また独自のアレンジでトレーニングメニューを工夫・作成してみてください。ヒトは10人10色です。自分の特徴・泳力・年令などに合わせて“マイメニュー”を作成してね。この時期にしっかりとトレーニングを行って泳力を強化したものだけが、シーズンに入ってしっかりと結果を出せるのだと思います。“Change” “Change”
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