人生をピンセットでつまむ -29ページ目

犬の居る家

トップ画像をフットサルメンバーズッキーニの愛犬サクラにしてみた。

何とも言えない表情がとてもいい。

あと私が近寄っても吠えない非常に賢い犬だ。

サクラお前はいい犬だ。

そんなサクラも笑顔になる晴れた日曜日。

フットサルメンバーパンチサトゥー夫妻とズッキーニ宅に

阿修羅の如き形相で突撃し、

私たちはバーベQを始めるのだ!


パンチ夫妻


バーベQにいそしむパンチ夫妻。

焼肉食べてスクスク元気な子供が産まれますように。


ズッキーニ


スウェットのズッキーニ。

「休みだ!休みだ!ブハハハ~!!」

と言ったいでたち。


ちなみにズッキーニ宅は海辺に面していて、

目の前には美しく荒れ狂った海が広がっている絶景だ。

耳に心地よい波音が、

ザザザ~ドッパ~ン!ザザザザ~パ~ン!パ~ン!

と響いており、

私は「ズッキーニこの波音が癒されるね~」

と言ったところ、

「いや、五月蝿いだけ」

と一蹴されてしまった。

ビジターの私には心地よくてもそこに根付いた人間には、

癒されるどころかむしろ五月蝿いのだ。

人間と言うのはつくづく無いものねだりなんだな~

などと思う一日だったのだ。


サクラ


『サクラ、バーベQを見つめる』の図。

そして私も逃亡者

伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』 を読んだ。

あらすじは、首相が暗殺されその容疑者に、

元宅配ドライバー青柳雅春とい言う男があげられる。

何の身に憶えのない青柳は言い知れぬ恐怖を感じながら、

見えない大きな力を感じ抗い逃げる。

果たして真犯人は誰なのか!?

そして、青柳は逃げ切る事が出来るのか!?

みたいな、過去に観た映画『逃亡者』 を彷彿させる逃亡劇だった。

伊坂さんお得意の多くの伏線がちりばめられ、

読めば読むほどにその小説の世界へと引き込まれる。

また逃げ惑う主人公に感情移入し、

読んでいるこちらも逃げるように読み進める。

読んでいる私も青柳雅春と逃げているのだ。

『捕まってたまるか!逃げ道はないのか!』

と必死に走り、考え(私は貪り読み)疲弊する。

この作品はそんな逃亡エンターテイメントだ。

いつも私が気になる伊坂作品のラストだが、

今回のラストへの持って行き方、

そしてラストシーンは完璧な終わらせ方だったと私は思う。

読後、とても暖かい気持ちになれるそんな良作だった。

また何となくだがこの作品は映画化されるような気がする。


次は友人に借りた井上荒野の『潤一』を読み始めているので、

読み終えたらこちらももっさりと感想を書きたいと思う。


では今日はこの辺でドロン。

奴を探し出せ!

アナル和尚をたずねて三千里歩いて(実際は走って)来たわけだが、

いまだ和尚は見つかっていない。

私の装備するギャン玉GPSを持ってしても、

見つからない和尚。

いや、そもそもGPSの使い方が間違っている。

ギャン玉GPSが示しているのは和尚の位置ではなく、

私の位置なのだっ!!

『地球のココにあなたは居ますよ』

と衛星が信号をギャン玉GPSに送っているだけなのだ。

つまりそれを当てに探したところで、

アナル和尚に辿り着くはずがないのである。


騙されたっ!!


あ、ギャン玉GPSがまた作動しだした。

ふむふむ、ふむふむ。

ギャン玉ディスプレイはイタリアのフィレンツェを表示している。

Bダッシュでスペインバルセロナまで来たつもりなのに。

ワクワク気分でサグラダファミリアを

「見に行くぞー!おー!うぉー!アントニオ・ガウディー!」

と意気込んで来たのに。

そんでそんで、イベリコ豚の生ハムを七切れ弱食べた風にして、

一人ワインを傾けたかったのにぃー!

全てはギャン玉GPSを私に売りつけた、おケツ様のせいだ!

よし、帰ったらこらしめてやろう。(ありとあらゆる手段で)


では仕方が無いのでピッツァでも食って帰る事にする。

そうして私は夕日が映えるフィレンツェの町へと消えて行った。

あれ?ところで何しに来たんだっけ?


アナル和尚を探す旅はこれからもつづく・・・

風の日

その日はとても風が強かった。

木々の青く茂った葉がザザザ~っと言う音をたてて右方向に揺れ、

街を歩く女性は、被ったとても春らしい、

白く輝く帽子を左手で押さえ顔をしかめる。


春の風。


僕はそんな光景を、ボーっと眺めながらベンチに腰掛けている。

先ほどコンビニで買ってきた、

どこのメーカーか知らない、プラスティックの細長い容器のカフェオレを、

ストローをくわえてチューチューと飲んだ。

それは、ほんのり苦味の利いた、しかし当たり障りのない味を口腔内に広げ、

鼻腔から二つの楕円形の鼻の穴を通り抜け、外界へと香りが逃げる。

それからおもむろに、買ってきたホットドッグをチープな袋から取り出し、

またもやチープな袋を開け、それをムシャムシャと頬張る。

暖めてもらってからある程度時間が流れたせいか、

中途半端な温もりが頬の内側に伝わり、

美味いとも不味いとも言えない味が舌に広がる。

咀嚼した後は喉を通り過ぎ、胃へと落とされて行く。

僕は口の中ではあまり感じられなかったホットドッグの温かみを、

胃の中では感じる事が出来た。

その温かみが

『生きている』

と言う実感をその時、僕に与えた様な気がする。


風の日に僕は、外へ出かけベンチに腰を掛けた。

目の前に広がる世界は鮮やかな色があり、人々は忙しなく動き、

『8時だョ!全員集合』の回転ステージの様に世界は回り、

新たな風景が次々と目の前に広がる。

そしてそれらをしばらく眺めた後、

僕はそばにあった薄汚れたダストボックスに先程のチープな袋達を放り込み、

その場から立ち去る。

ふと空を見上げれば頬を照りつける日差しが強く感じられ、

どこからか漂う湿気と風に乗った匂いが、僕の感覚をそっと刺激した。


もうすぐ夏が来る。


シュ!!っと目の前を人影が通り過ぎる。

「まてぇー!!玉袋ーっ!!」

するとすぐ後に紺色の制服をまとった警察官が走り去る。

そんなシーンを目の当たりにした僕は、ちょっと間をおいた後、

おかしくてクスクスと笑いが零れ、腹を抱える。

「玉袋ーっ!!」と叫ばれ追いかけられるあの人は何者だろうか?と考え、

またクスクスと笑う。

そうして再び僕は歩きだした。

曖昧な季節の中、スプリングコートのポケットに手を突っ込み、

吹く風に抗って進んだ。


















『今日はいい事がありそうだ』

ヒュッ!!っと音をたて強い風が僕の髪を舞い上げた。

風の日。

新コプター

生の肉を右手に持ち、

頭上でそれを音速で振り回したならば、

焼肉が出来るのだろうか?

いや、私は焼肉が出来るより、

その肉であの大空へ飛び立ちたいのだ!

ブオン!ブオン!

手首の軸がブレない様、最新の注意を払いながら、

音速で振り回すのだ。

そしてそこにロマンがあるのだ。

ちなみに左手は腰に添えている。

遊びのある左手は腰元に添えるのが収まりが良い。

そんな格好で私は空に飛び立つ術を試行錯誤し、

振り回す角度及び回転速度を図りながら、

目をギラギラと輝かせている。

タケコプター、ポココプターに対抗するアイテムに生肉を選び、

それを実現する事に心血を注ぐ日々。

あともう一歩。

今、その実現を目の前に私は感じている。


肉コプタ~!


そう叫び大空へ飛び出すその日もそう遠くは無い。

その実感が今、この手にはあるっ!!

グラウンド

「ポコってんじゃねぇーよ!」

と、ギャン玉先輩に言われた。

だが無知でケミカルウォッシュジーンズ愛好家の俺は、

『ポコる』の意味が分からず、

「ギャン玉先輩、サーセン!ポコるって何すか!?」

と聞いたらば、

「貴様ぁー!バッキャロー!!」

などとのたまいながら俺の頬をグーの手で殴りつけた後、

倒れ込んだ俺の腕を掴み腕ひしぎ逆十字を見舞うのです。

俺は美しく流れる様なギャン玉腕ひし逆十字に見とれ抗うすべを持たず、

なすがままに私の腕はへし折られるのでした。

「メリメリメリメリ!ヒギギギギッ!!ボコキッ!!」

俺の腕は今、関節が一つ増えた。

可動範囲が自由自在になった。

俺はニヤリと左の口元を少しだけ上げ、

くるりと器用に回転しギャン玉先輩のマウントポジションを獲った。

さあここから俺のショーが始まる。

「先輩、答えてもらおうか『ポコる』の意味をさ・・・」

俺、玉袋幻想は折られたのとは逆の腕をせいいっぱい振り上げ真下へと振り下ろす。

ガツガツと鈍い音が重く響いては闇に消え、

俺は悦に入り赤く浮かぶ月を見上げる。

揺さぶる物語

ジェイムズ・P・ホーガン作『星を継ぐもの』を読んでみた。

おそらく人生初のSF小説である。

個人的には宇宙や科学は昔から好きなので、

今までなぜこのジャンルに手を付けていなかったのか不思議だが、

ともかく私は興味津々で読んでみたのです。


あらすじは、月面調査隊が月面で真紅の宇宙服を着た死体を発見した。

放射性炭素年代測定などからこの死体は五万年前の死体であると鑑定された。

所持品には見たことも無い言語らしき物が書かれ、

科学技術は人間の現在の科学技術より進んでいる事が分かる。

果たしてこの死体は一体何者なのか?

地球の英知を結集した調査が今始まる。

みたいな感じでワクワクの展開。

所々科学知識が無いと意味不明な所はあったが、

そんな部分を読み流したとしても謎は解けてゆくし、

ほ~なるほどなるほどと読む事が出来、

読む人々が宇宙や科学に興味を持てるだろう非常に素晴らしい小説だと思った。

かつて理系に進みたかった私は物理で挫折した。

いとも簡単に物理と言う敵兵に白旗を振ってしまったのだ。

あまりにもあっさりと・・・

そんなバックグラウンドを持つ私が、

また科学などの理系の勉強をしてみようかと思わせられる、

良作がこの私の手元に今存在していると感じる。

どうやらまだ何作か続編がある様なので、

そちらもまたの機会に読んでみたいと思う。

ルーム

雨に濡れたアスファルトにネオンがチカチカと忙しなく映し出されていた。

新宿はあいにくの天気にも関わらず、

人々が行き交い傘と傘が擦れ合う。

私はそんなごちゃ混ぜになった街をするするとすり抜け、

雑居ビルの一室へと向かった。

さび付き薄汚れた鉄の扉を開けると同時に、

深く息を吸い込んでそれを吐き出す。

眼前に広がる暗闇の部屋は、

不快なカビと湿気の臭いを放ち鼻をつく。

私は慣れた手つきで電気のスイッチを探し、

それをパチリと付ける。

チカチカと蛍光が明滅し、

青白い光を放って部屋を照らし出す。

目の前には使い古されたデスクとチェアー、

表情を持たないのっぺりとしたグレーの壁、

そして、そのデスクに乗っかった大きな頭蓋骨がある。

頭蓋骨の落ち窪んだ目が私の帰りを待っていたかの様に、

真っすぐに二つの暗闇はこちらを見つめている。

私はポケットからおもむろにラッキーストライクの箱を取出し、

どこかのスナックのライターで火を点ける。

それはシュボッと言う音をたて、オレンジ色の火柱を発し揺れる。

その光にくわえたタバコを近づけ大きく息を吸い込んだ。

すると香ばしい香りと共にいつもの味が口腔内に広がり、

それを愛おしく染み渡らせ、ゆっくりと虚空に吐き出す。

吐き出された煙の帯はユラユラと宙に舞い、うねり、

飛散し、どこかへと消えた。

私はくわえタバコのままその頭蓋骨に近づき、

二つの暗闇にピースした指を差し込んで目元まで持ち上げた。

たゆたう煙がやけに目に沁みてしかめ面になりながらも、

それをじっくりと眺めた。

私はそばにあるチェアーに腰掛、

ゆっくりとその頭蓋骨を両手で頭上に持ち上げ被る。

二つの穴からは先ほどと何ら変わりない殺風景な部屋が広がっている。

頭蓋骨の目や口からはタバコの煙が漏れている。

私はその部屋をぐるりと眺めた後、そっと瞼を閉じた。

そうして頭蓋骨の二つの暗闇よりももっと深い闇が私には訪れた。

揚げ物を極めた人々

から揚げをこよなく愛する私は、

各所でから揚げ弁当を注文し、

美味ければ毎日のように飽きるまで食ってしまう習性を持っている。

本当に飽きるまでバクバクと食い続ける。

そんな食い続けたから揚げ達を今日は紹介してみるのです。


埼玉県飯能市にあった『大蔵』

ここのから揚げ弁当は本当に美味く、

毎日のように食しては幸せを感じていた。

またスタッフの姉さんがハスキーボイスでヤンキーチックではあったけれど、

私は味、接客共に非常に好きな店だった。

だがある時、訪れると違う店(またしても弁当屋)に変わってしまっていた。

私の調査によると、どうやらご主人が病に倒れたらしい・・・

あんな美味い店が味を継ぐ事無く消えてしまうのかと思うと、

とても寂しい気持ちにさせられた。

ちなみに次に入った弁当屋はあっという間に消えてしまった。
まるで悪を倒したヒーローの様に。


東京都昭島市駅近くにひっそりと存在する

『ごんにんごん』のから揚げ弁当は美味い。

せわしないおじちゃんも人間的にいい味を出している。

から揚げ弁当の味=おじちゃんのキャラ。

全体的に作りは雑なのだが味は確かだった。

今もあるようなので、

昭島界隈に出かけた日には行って貪り食いたいと思う。


ソレは上福岡市(現ふじみ野市)に存在する。

上福岡駅から徒歩七分~十分程にあり、

薄汚れたメニューの看板が所々ぶち壊れた、

怪しげな弁当屋があったのだが、

その怪しい外観に惹かれた私は一度から揚げ弁当を買ってみた。

そんな怪しい外観とは裏腹に味はこれまたどうして美味かった。

怪しげな外観、やる気の無いオヤジ、

そんな負のオーラを漂わせて居ながらも、

味は美味いのだ!

上福岡在住時代は週に二回はここの弁当を食っていた。

だが、まったく弁当屋の名前は覚えていない。

ただ怪しい弁当屋で味は確かという事しか記憶には残っていないのだ。

今もあそこはやっているのだろうか?

と、ふと思うことがある。

だがけだるい声で

「いらっしゃいぃ~」

という声は私にはまだ聞こえている。

あのオヤジはまだあそこに座り、

いつ来るともない客を待ち続けている姿が、

私の脳裏にはハッキリと浮かび上がって来るのだ。


と、言った様に私は美味から揚げを探す旅人だと言うのが分かって頂けただろうか?

私は今も尚、から揚げの桃源郷を捜し求めているのだ。

「から揚げ万歳っ!!」

そう夜空に浮かぶヴァルゴに叫びつつ、

私は全裸にジャケットのみをまとい、暗闇へと走り出した。

さあ俺の出番だ

『玉袋幻想』と言う新たな人格を

私はこの世に産み落としてしまった。

何たる恐怖。

まさにこれはイリュージョンだっ!!


『マーチ』 作:玉袋幻想


ちんちん

ポコポコ

ちん

ポコポン♪

ちんちん

ポコポコ

ちん

ポコポン♪

右に引っ張り

ちんポコポン♪

左に引っ張り

ちんポコポン♪

変幻自在だ

ちんポコポン♪

軟体動物

ちんポコポン♪

天に向かってブルルンルン♪

地を這う様にブルルンルン♪

アクロバティックな人生は

茨の道だぜ!

ランララルルル♪

夜空に浮かんだヴァルゴを眺め

鼻歌交じりで街へ出る♪

ネオンきらめくシャングリラ

ちんポコマーチが夜空へ消える♪