そして私も逃亡者 | 人生をピンセットでつまむ

そして私も逃亡者

伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』 を読んだ。

あらすじは、首相が暗殺されその容疑者に、

元宅配ドライバー青柳雅春とい言う男があげられる。

何の身に憶えのない青柳は言い知れぬ恐怖を感じながら、

見えない大きな力を感じ抗い逃げる。

果たして真犯人は誰なのか!?

そして、青柳は逃げ切る事が出来るのか!?

みたいな、過去に観た映画『逃亡者』 を彷彿させる逃亡劇だった。

伊坂さんお得意の多くの伏線がちりばめられ、

読めば読むほどにその小説の世界へと引き込まれる。

また逃げ惑う主人公に感情移入し、

読んでいるこちらも逃げるように読み進める。

読んでいる私も青柳雅春と逃げているのだ。

『捕まってたまるか!逃げ道はないのか!』

と必死に走り、考え(私は貪り読み)疲弊する。

この作品はそんな逃亡エンターテイメントだ。

いつも私が気になる伊坂作品のラストだが、

今回のラストへの持って行き方、

そしてラストシーンは完璧な終わらせ方だったと私は思う。

読後、とても暖かい気持ちになれるそんな良作だった。

また何となくだがこの作品は映画化されるような気がする。


次は友人に借りた井上荒野の『潤一』を読み始めているので、

読み終えたらこちらももっさりと感想を書きたいと思う。


では今日はこの辺でドロン。